ショートブレッド

 パイ生地の方は、まだ冷蔵庫でおねんねしています。

 三時のおやつの時間に、ショートブレッドを先にアップ。パイは後日に。

 私が一番好きなクッキー、ショートブレッド。おなじみの英国のごついビスケットです。

 でも、英国なんて言ったら、スコッツに叱られちゃうかな?「スコットランドは、スコットランドだ。英国ではない!」と。イングランドと区別しなきゃいけないのかな?

 北海道は、北海道だ。ヤマトではない。ウチナンチューでもない。

 正確には、スコットランドの焼き菓子です。

 ねこたま粉100%で作りました。

 ショートブレッドに使う小麦粉はね、農家の自家製粉的な、ちょいとクセモノ系の地粉で作るとウマいんだよ〜。もし、手に入らなければ、「うどん用小麦粉」とか「中力粉」とかを使ってみて。あと、フランス産の「テロワール」っていう粉が、メチャ・ウマいわよ。

 ともかく、普通の薄力粉よりも、重ためのクセのある粉の方がいいわ。

 作り方は、いたって簡単、簡単すぎます。シンプルだからこそ、美味しいのです。だから、粉の味が生きるのです。

 レシピ不要なほど、簡単。基本的なことを少々書いておきますね。

 先ず、材料がシンプル。小麦粉、砂糖、塩、バターのみ。卵や生クリームなどの水分は、使いません。

 次に、配合がシンプル。砂糖1:バター2:小麦粉3の割合です。つまり、砂糖が100gなら、バターは200g、そして小麦粉が300gです。この数字なら、塩は小さじ1くらいの感じ。これだけ簡単なレシピ数字なら、アホで物忘れの良い私ですら、一発で覚えられます!レシピ書き不要ですね。

 さらに、作り方もシンプル。刻んだ冷たいバターと小麦粉を揉みしごくようにサブレして、サラサラにしたものに、次は砂糖を加えてよくまぜまぜします。

 それだけでつながって固体になるので、平たくしてポリ袋に詰めて冷蔵庫で30分〜1時間ほど冷やし固めます。

 あとは取り出して切り分けて焼くだけ。(170度〜160度で20分ほど)。

 私、今回は「お高級」な「和三盆」を使ったわ。この砂糖、高いけどお菓子に使うとウマいのよ。きめ細かいし。

 塩分は粟国の塩。

 ちょっとー、おくさーん。

 ほら、うちって材料がよーざましょ。ウマいのよ、これ。本場のものより、ずっとウマいわ〜。

 スコッツに、また叱られちゃうかな。

パイづくり気分の日

 暖かな週末が過ぎたとたん、急にドーンと10度も気温が下がって、おおっ寒っ!

 ストーブ復活、ファイアー!(室内干しの洗濯物よ、乾け)。

 こんな日は、折り込みパイの仕込み日よりですな。ショートブレッドなどのイングリッシュ・ビスケット仕込みもいいね。ゴクッ。

 ねこたま粉を少し直売していただけることになったので、今週の教室パンは、内麦50%のカンパーニュ系のパンをやります。案の定、自家消費用の粉だったらしく、あまり大量には保持しておられませんでした。

 それでも3kほど分けていただけるので、教室みんなで使う分と、パンだけではなくお菓子やパイなどにも使えますわ。

 もちろん、他の外麦粉も混ぜて「かさ増し」して使いますけどね。

 あの手の粉は夏になると酵素活性が激しくなり、パン生地をデロリンコとダレさせるので、パンを作るなら今ですよ。夏の暑いときには、無難な粉を使う。

 今日は寒いけれど、明日はまた暖かな気温に上昇する予報。油断も隙もない空です。

 久々の自家製粉の地粉、ドジらないように上手く使いこなさなきゃね。量に限りもあるし。(失敗こいて無駄にはできない)。

 ということで。

 パイやクッキーのアップは、後ほどになります。