食べられるポテト皿

 魚介類の炒め物や、肉類のロースト料理…。

 お皿によそって少し置いておくと、一番おいしい肉汁がお皿の上ににじみ出してしまいますよね。

 ああ、もったいない。一番おいしい部分なのに〜。

 まさか、皿までなめるわけにはいかんしのう。付け合わせ野菜に肉汁を絡めてもたかが知れているし。

 誰も見ていないところで、やはり、皿でもなめるか!?

 いえいえ、いくらなんでも、そこまでは…。

 はい、ということで。

 美味しい肉汁を受け止めてくれる「食べられるお皿」のご紹介です。

 メチャ簡単なので、何かの折に試してみてね。

 ジャガイモ(中)1個を千切りにして、でんぷん(コーンスターチでも片栗粉でも粉なら何でもいいわ。洗濯せっけん粉じゃなければ大丈夫だ)大さじ1,2杯を全体にもみしごくように混ぜ込み、油を熱したフライパンに押しつけて両面を焼くだけ。

 ターナー等を使って、ぺったらこっこに薄く押しつけてね。使う油は上に乗せる料理によって使い分けるといいでしょう。

 片面焼けたら、ホットケーキを裏返す時みたいに、フライパンから放り上げてひっくり返すのよ。

 5,6分で「ポテト皿」のでき上がり〜。盛りつけ皿の上にポテト皿を敷きます。(お皿が隠れるほど大きめに作ってもOK、料理だけの下敷きになるように、小さめに何枚か作るのも便利)。

 その上に、炒めものなりグリルものなりをよそってください。お皿のポテトも美味しくなりますよ。(ポテト皿を前もって作り置きしておいた場合は、ポテト皿をオーブンで焼いて温め返してね)。

 このポテト皿、チーズなんぞをのけてオーブン焼きして食べても美味しいんです。まあ、こうなりゃ、ピザ生地代わりですけどね。塩コショウかけて、そのまま食べちゃっても美味しいほどですわ。

 なんでもない地味な陰役者なんですが、使い方次第で、お料理の引き立てに役立ちますよ。(イモだから、腹の足しにもなるし)。

 飲み会のお料理作りのときなどに、役立ててみてくださいませ〜。

(雑誌仕事の酒肴特集が、まだ気にかかっている私…・。)

頭ガンガン

  二日酔いでございます。

 ゆうべ、飲み過ぎたようです。い志井で、ワインハーフボトル1本飲んだあたりまでは、まだまだ出来上がっていなかったのですが。

 帰宅後も飲んでしまい、ばっちり出来上がっちゃったみたいですわ。(ここが余分だったのよね)。

 朝、起きたら頭ガンガン。

 で!

 い志井の「モツ煮込み」が、絶品でございました!なななんと、塩仕立てだったんですよ〜。

 ほら、フツーは、醤油や味噌などで濃い味付けじゃない。ところが、い志井は薄味の塩仕立て。(ほんの少しだけ、白味噌を隠し味にしているかもしれない)。

 内臓肉の臭みもなく、フワフワのトロトロに柔らかいお肉(シロモツ、腸の部位が三種類くらいだと思う)でした。

 たぶん、時間かけて何度もゆでこぼしては水さらしとかして、下ごしらえに手間ヒマかけているんでしょうね。

 あたくし、これ、マネして作ってみるわ。

 良い材料を入手したらね。

 「バラエティーミート」(=内臓肉)のキーワードで検索したら、販売先がたくさん出てきたのよ。ネット購入もできるみたいだけれど、近場にも販売店があるのを知りました。

 問題は、どーやって良い材料を入手するかが、最大の懸案事項だったのだけれど。

 何とか入手できそうなメドもついたし。

 昨日は、生まれて初めてのものばかり食べたわ。

 ここに書けない部位ばかりよ。絶対に書けないわ。ブタさんの○○○○や、□□や、××××を食ったなんて…。とてもウマかった〜なんて、書けないわ。

 

でっかすぎたぜ

 と、いうことで、お昼はジャンクフードシリーズで、ホットドッグとハンバーガーを作りましたわ。

 あのね…。先の画面で、「食べやすそう」って書いたでしょう、わたくし。

 おほほほほ、やーだー、おくさま〜。

 フランクフルト2本分の長さの、どでかいホットドッグの…どこが食べやすいのよっ!?

 分厚いハンバーグの入った高さ10cmのハンバーガーの…一体どこに噛り付けるというのよっ!?

 食べにくいったら、ありゃしなかったわ。

 パンをかじると肉が口に入らず、肉を食えばパンが入らず、思い切り握りつぶして頬張ると、野菜がドドドッとはみ出て皿に落ちるわで…。

 しょうがないので、箸(はし!でよ〜)、箸!で、崩して混ぜ込んで、パン・肉・野菜を同時に口に入れて食べたわ。

 ハンバーガーやホットドッグを箸で食べる日本人、いったいどこにいるんでしょうか?

 味も何も分かりませんでしたわよ。

 本日の教訓: ハンバーガーやホットドッグは、食べやすいサイズに作りましょう。あの手の食べ物は、食べにくくては全く意味がなく、そして、存在価値もないのです。

腰の高さがいい具合

 このコッペパンは、この前の教室のあんパン生地の残りを棒状にして焼きあげたものです。

 あえてクープを入れず、どのように変形して焼き上がるものかと思って、無造作な棒状成形、そのまま焼成。

 いつもの生地ならクープを入れなければ、必ずやどこかがイビツに伸びたり歪んだりするのですがね。

 生クリーム配合のこの子はおとなしいわ。なーんにもやんちゃせずに、そのまんま素直に焼きあがっちゃうのですよ。

 腰の高さも、ちょうどいい。

 これ、ホットドッグのパンにも使えるね。引きが弱めなので、食べやすいと思うよ。(このあと、作ってみますね。お天気良いので写真も撮ります。)

 久々に、ライ麦パンを作りたくなり、70%ライ麦配合の生地を只今、発酵中。ライ麦パンは、夏の間ずーっとお休みしていたので、どうなることやら。

 ライ麦パンは発酵が早いので、三時のおやつの時間までには焼き上がっているかもしれません。ホント、ライ麦さん、お久しぶりだな〜。たまには会いたいよね。

 重厚で渋めの面構えは、秋色に似合うパンですもの。5日目の古種を少なめに配合したので、どのようなお顔に仕上がるのかは…まだ分からんが。

 今日は、夕方から「い志井」に行って、内臓肉料理探訪をしてきます。楽しみだなあ〜。初体験だ。おっと、その前に、ライ麦パンを焼き上げちゃわなきゃね。

オヤジ料理強化月間

 昨日の教室でもお出しした「〆サバ」。作り方をご存じない若い方もおられたので、遅ればせながら、書いておきますね。

 先ず、新鮮な生サバを一尾ゲット。魚屋さんに、必ず「〆サバ」に使えるか否かを訊ねてね。(刺身でも食えるほどの生きの良いサバなら、千円くらいはしますよ。298円のものの方がいいわ…なんて、ケチったらあきまへんで)。

 サバの頭を落とし内臓を抜いて、3枚におろして水洗いの後、キッチンペーパーで水気を抑えます。

 塩大さじ4,5杯をサバの身にまんべんなくまぶします。身が塩に白くまみれるくらいまでだよ(写真)。

 塩まみれのサバを盆ざるに置き(ザルの下には水気受けの容器)、冷蔵庫に入れておき4時間前後、塩します。(この間に魚の水分が抜けて身が締まります)。

 魚を塩している間に、漬け汁を作っておきます。米酢100cc、みりん大さじ1、昆布10cmを鍋に入れて煮切り、冷ましておきます。甘口が好みの方は大さじ1の砂糖も加えてください。(今回の味付けには、砂糖は使いませんでした)。

 冷蔵庫から取り出し、酢水で塩を洗い流します。(今回、私はスダチの搾り汁で洗いました)。キッチンペーパーで水気をおさえます。薄皮を引きはがします。

 ポリ袋に魚と漬け汁を入れて(汁が魚の身全体に回るように)口を折りたたみ、冷蔵庫で2,30分ほど寝かせます。

 はい、これで出来上がり。7,8mmくらいに薄切りにして盛りつけます。2,30分ほどの漬け込みでは、ほとんど刺身に近いですね。手作りなら、これくらい生っぽいほうが美味しい。

 もし、生っぽいのがイヤなら、半日以上漬け込んでおくと、市販品のように白っぽく固まりますよ。まあ、これは好みでOK。

 秋はサバの旬。ときには手作りの〆サバをお試しあれ。(〆サンマなども、同様の作り方でいいんですよ)。

 昨日の教室のあんパンは、100点満点の出来の良さでした〜。

 ただし…。たった一名様が、とんだ大ドジ、超オマヌケをやらかしましたわ。

 使い切ったつもりの卵が、1個…ガス台の上に。

 あるはずのないものが、ガス台の上で発見されたのです。

 「誰が生んだのっ、こんなところに!?」

 叫ぶ生徒。

 ぎょえっ、も、もしや…。身に覚えなきにしもあらずの弘子ちゃん。

 「すんまへん。私が生みました」

 答える私。

 私…パン生地に…・卵、入れ忘れちゃったんですうううう。ごめーん。

 ということで、仕込みなおし。あははははは。。。。

 センセイが、率先してしくじるパン教室なんて、かなり珍しいよなあ。希少価値あります。

 話をそらしましょう!

 明日か明後日、ホルモン料理専門店の「い志井」に行って、料理食べてくるんだ。そう、向学のための「市場調査」と称して。専門店の内臓肉料理は、まだ、食べたことがないんです。(とーぜん、焼鳥屋とか居酒屋などでならありますけどね)。

 い志井は老舗ですよ。本格的な高級店ですよ。で、これがなぜか、国分寺にもあるんですよっ!今まで、一度も行ったことないけれど、絶対に行ってみるんだ〜〜。

 私、変な才能があって、一度食べると、同じ味付けのものがすぐ作れちゃうんだよ。昨日の肉じゃがも、ローストポークも美味しかったでしょ?

 美味しい料理なら、調味料の配合とかタレの材料や配合など、すぐに分かって再現できちゃうのよ。歯ごたえとかで、加熱時間とか調理法も分かるし。私、料理本なんていらないのよ。食べれば分かる。すぐ作れる。

 こーいう食い意地汚さって・・才能よね〜。

 そう、才能よ。なにせ、卵まで生めちゃうんだからさ…。

お教室でございます

 お教室でございます。まだ、夜中なので、本日の空模様がわかりませんが。

 生クリーム生地の「あんパン」をやります。

 お気をつけていらしてください。

 袋に詰めたら、クラストのシワが、あんパンっぽくて、なかなかいいわん。

 これから、朝まで少し寝ます。おやすみなさい。

青ネギ保存策

 薬味や青みの彩りに、大活躍するスリムな青ネギさん。(万能ねぎって言うの?)

 でも、冷蔵庫の中で保存すると、すぐにしなびちゃうわな。

 最近は、買ってきたらすぐに15cmくらいの長さに切りそろえ、片側だけを輪ゴムで縛り、ポリ袋に入れて冷凍庫へ直行。

 使うときに、輪ゴムの部分を抑えて細かい小口切り速攻。そう、凍ったままでも簡単に切れるわよ。生よりもバラけずにキレイに切りやすいの。

 料理にパラパラ〜っと添えたあたりに、うまく解凍できちゃってるし。

 写真左側の束が、生のものを縛った状態。右側の方が、冷凍させたものです。

 これするようになってからは、青ネギを無駄にすることが全くなくなったわよ。すごく便利なので、マネしてみてちょーだいませ!(と、エラそうに言えるほどの保存方法じゃないけれどさ)。

 ホルモン料理のムック本、やっと買いました〜。何年も前から、内臓料理にチャレンジしてみたかったのよ。

 血の滴るような内臓料理、マッチョでタフネスな料理のイメージで、オトコっぽくてかっこいいじゃん。作れるようになりたかったんだよね〜。

 オバサン臭くならない代わりに、どんどんオヤジ臭くなってきたんだわ。

 酒飲みながら煙草吸って、鼻穴から八の字に煙を噴き上げる姿なんざあ、もー、オヤジ以上のえげつなさよ。まったく、オバサンにしておくのは、もったいないくらいのオヤジっぷりよっ。

 もーこりゃ、あーた、ホルモン料理もできるようになるっきゃないっしょ。

 青ネギとは、あまり関係なさそうな結論だけど…。んで、本屋のついでに、〆めサバできる生きのいい鯖をゲットしてきたので、本日の晩飯は〆サバなんでいっ。

 包丁研いで、今からは「板前」気分さ。

 包丁一本、さらしに巻いて〜、旅に出るのーも、板場の修業〜♪

 (あの…。まだ、飲んでいませんよ。シラフです。)

 

秋色の国分寺やさい

 明日の教室お料理材料の買い出しに、連休明けの国分寺野菜直売場へ。

 黄色い人参を見つけたよ!お初にお目にかかりまする〜。

 どんなお味でしょうかね?(やっぱり人参の味だとは思うのですが)。

 生で味わってみるのが一番かな。

 栗も、落花生も並んでいたよ。

 名前は分からないけれど(たぶん和種?)、小柄で黒くて真ん丸っこい無花果も。これは、普通店頭に並んでいる洋種のものと違い、とても味が濃いんです。

 とても甘くて酸味もあるのよ。そのまま凍らせて、シャーベットみたいにいただいても、ねっちょりじゃりっと甘いんだよな、これが。

 でも、やはり生のまま、そのまんまお出ししましょうね。新鮮な果実は手をかけずに、そのままガブリと丸かじりが一番。

 安くて新鮮で味の良い地元野菜を買えるのが、最高のぜいたくですわ。

 国分寺農家の野菜や卵や果物をゲットしたとたん、元気がモコモコ湧き上がってきたぞ〜。

あんパン焼き上がったよ・今週のパン

 ウヒャ〜、すげー、フワフワで羽根のように軽いわ。

 一次発酵完了時には、引きが強くて硬い生地に締まっちゃった…と、ビビっていたけど。

 これが、生クリーム効果なんだろうなあ…。もしやの懸念をくつがえす軽さで焼き上がりましたよ。

 酵母パンのあんパンって、重かったり硬かったりで、ガッカリさせられるものが多いけど。

 菓子パンは、やはり、柔らかくなくっちゃと思う方は、ぜひ、生クリーム生地をお試しあれ〜〜〜。

 一応、今回の配合を書いておきますね。

中種150g〜120gくらい、小麦粉300g、塩小さじ2弱、砂糖大さじ4、生クリーム50ccと卵1個と水を合わせて200cc(215ccくらいに増やした方がよかったと思ったけれど、200でも大丈夫だった)、無塩バター30g

 12等分に分割、60gくらいの生地に40gの餡を包みました。お下品にでっかいのだよ。でかくてイヤなら、小さめにどうぞ。ムチャクチャ膨らむから、もっと小さめの分割でもいいかも。二次発酵はホイロで2時間。

 写真左手奥に見えますのは、同じ生地で作ったバーガーバンズ。餡を入れないプレーンな生地をイングリッシュマフィンのセルクルに入れて同時に焼き上げたものです。

 急にマックのハンバーガーが食べたくなっちゃったのよ。アンパンマンを作って遊ぶ気が無くなって。(なんのためにチョコペンまで買ったんだっ!)

 さすがに、地元でマック行くのは気恥ずかしいので、しゃーないから自分で作って、マックごっこして遊ぶ。(国分寺以外なら、マックでもロッテリアでも躊躇せずに入るよ。国分寺はね、30分外歩くだけで、10人以上、知ってる人と顔会わせちゃうのよ。マックじゃ、ちょいとバツが悪いわん。)

 生クリーム生地はともかく軽いので、案の定、菓子パンやハンバーガーに、ピッタリでござーます。

 お試しあれ。(生クリーム生地は、通常の生地より発酵が少し重くなるよ。もう涼しいので、温度や時間で補ってね)。

秋風の心地よい朝

 開け放った窓から、うっとりするくらい心地よい風が入ってくる朝です。

 昨日のブログでは、タイトルを入れ忘れていたね。そういえば、昨日のテーマ(?)は、我が物忘れのすごさだった…。

 テーマを即刻、地のままでいったような画面でしたな。いやはや、あっぱれ。

 5時間冷却の後、午後10時から翌朝8時まで(10h)常温で一次発酵させたオーバーナイトの生地。

 思いのほか、引きが強くなり、硬めに締まっていて、長めのベンチタイムが必要になりそう。同じ配合の生地でも、温度をかけたものと、低温にして時間をかけたものとでは、生地の質が変わります。

 オーバーナイトの長時間にするのなら、もう少し水分を増やしておく方がベターだったわ。(今回のパン生地は生クリーム生地です)。

 まあ、しゃーないわ。しばらく放ったらかしておこう。そのうち、緩むでしょう。(と、そのまま忘れ、ベンチタイムのはずのものが、二次発酵状態になってしまったパン生地の幾多あったことか)。

 昨年豆の皮は、いくら浸水しても(三日間も!)、いくら煮ても(一日がかりだった!)、やはり、ちょいと硬く…。

 それでも、なんとか、餡に練り上げました。

 シブ切りもきりがなく、数回ほどゆでこぼしてアク抜き。

 もう、そろそろ新豆の季節ですものね。yuukoさんのブログを見ていたら、ご実家の納屋で小豆のサヤもぎしている写真があって、とても懐かしい光景だったわあ〜。

 幼少の砌にフラッシュバック。

 と、こんなふうに懐古に浸っていると、パン生地のことを忘れるのよね。キケンだ。

 パン生地の元に戻りますわ。ごめんあそばせ〜。