ファーブルトン

 小麦粉の焼き団子おフランスバージョン。

と、言ってしまっては元も子もないかなあ。

卵、牛乳、砂糖、小麦粉をぜーんぶ混ぜ合わせて、オーブンで焼く「焼きカスタードクリーム」みたいな家庭菓子です。メチャ簡単です!

もちっとした小麦粉の味が好きな方はお試しあれ。(でも、サクッとか、カリッとか、フワッとかした小麦粉味が好きな人は、やめておいたほうがいいかも)。

クレープを分厚くしたような、小麦粉団子をバタ臭くしたような。(…。うまく表現できないけれど。)

なんとも素朴な焼き菓子です。中にアクセントとして入れるフルーツはお好みのものを。

・小麦粉50g、・砂糖大匙3、・卵(小)1個、・牛乳200cc、・バニラやラム酒などを香りづけを少々

よーく混ぜ合わせたら、耐熱容器に流し入れて、170〜160度のオーブンで、20分くらい焼きます。

オーブンの中で、プワ〜っと膨れて、とりだすと、すぐにぺシャンと萎むの。その動きと表情が、何とも可愛いのです。

焼きたての熱々(膨れているよ!)で、いただいてもOKですし、冷蔵庫で冷やしたもの(萎んでるよ!)をいただいても美味しい。(ただし、同じものとは思えないお顔の違いです!)。

うどん粉くさ〜い国産小麦で作ると、「あー、小麦のお菓子いただいてる!」という気分になるよ。

ほら、クレープとか、お好み焼きとかも、うどん粉くさ〜い粉で作ると、メチャ美味しいでしょ。あんな感じ。
小麦粉に蕎麦粉とか混ぜて、もっと素朴な味にしちゃってもいいんだよ。生地目はうどんみたいにつぶれているお菓子だから、蕎麦粉アレンジだって、お勧めなんですわあー。(クレープも蕎麦粉で作ると美味しいよねえ。)

森のパン屋さん、焼き菓子レシピ第二号どすえ。

魔法使いのバアサン、本日も寝不足で、たびかさなる蓄積疲労。お迎えを好きこのんでお招きしているような超人ワザ。

ずーっと、頭痛が抜けない。ただでさえ、良い頭が、いよいよ冴えわたっています。

本日はお教室でございます

 明けかかった南の空に、下弦のお月さまが浮かんでいて、目覚め一番にお月さまに「おはよー!」なのが嬉しいですね。

今日もお天気良い一日となりそうです。お気をつけていらしてください。

パン オ レザンをやります。

写真は「雪のガレット」。(昨日からずっと名前がころころ変わっている!)

・無塩バター110g・砂糖60g・塩少々をボウルに入れて攪拌し、・振るった薄力粉120gと、・ローストしたくるみなどのナッツ100gを混ぜて、ガレット型に詰めます。170〜160度のオーブンで25分ほど焼いて、・粉砂糖をまぶします。

これでガレット12個分です。

生地はバターと粉がほぼ同量、卵は入れず、砂糖も少ないので、ほろほろとしたもろい口当たりのお菓子です。

口の中で溶けてしまいそうな生地にアクセントをつけるのが、ごろごろとたくさん入っているクルミなどのナッツ類です。豪快に丸ごと入れております。くるみのほか、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ。

ですから、お味はナッツそのものですね。生地はつなぎていどの感じです。

ケーキでもなければ、クッキーでもなく。やはり、ガレットですねえ…。

ごつくて、素朴で、でも、繊細な味のお菓子です。

森のパン屋さんの焼き菓子レシピ、第一号でしたーっ!

ヴィノワーズリー(=発酵パン生地のお菓子)・パスティスブーリ

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 以前、農文協のYさんが持ってきてくださった九州のいちじくを乾燥させて、お菓子作りに使いました。
いちじくは乾燥させると甘酸っぱく濃い味になり、香りも高まります。生よりも干したもののほうが好きです。(お菓子やパンに使えるようになるし…。)

写真はパスティスブーリの生地に干しいちじくを入れて焼き上げたヴィノワーズリーです。ヴィノワーズリーとは、パン種を配合して発酵生地にした焼き菓子のことを言います。もはや、パンとは呼べない配合と作り方ですから、これはパン仕事ではなく、お菓子仕事です。

パスティスブーリはルネッサンス期の中世からあるレシピです。日本が鎌倉時代のころ、ヨーロッパでは、やけにハイカラなお菓子を食っていたんだなあ〜。
パスティスって、アブサンのような酒のことですが、ブーリが付くとお菓子の名前になるのです。ブーリとはルバンナチュレル、つまり自然発酵パン種のことです。うちの得意ワザですな。

作り方はパウンドケーキと同じような感じです。でも、配合が違います。パウンドケーキなら、粉が300gなら、砂糖も卵もバターも全部300gでしょ。でも、パスティスブーリなら、粉が300なgなら、砂糖・卵・バターを半分の150gにして、自然発酵パン種を150gほど配合します。
でも味わいはパウンドケーキにそっくりです。発酵風味の力で美味しさを力強いものにしています。ですから、既成のバターケーキに比べると、カロリーは半分ほどです。お菓子のカロリーが半減できるのはお菓子好きにとっては最高に魅力的ですよね。(あ、ちなみに、私は甘いものは好きではないのですけど。)

生地を仕込んだら、涼しい場所で寝かせてから焼きあげます。私はダークラム酒を加えて作りますが、ハーブ系の香りをつけても合います。シンプルにオレンジピールのみじん切りなどで香りづけしてもいいですし、レーズンなどコクのあるドライフルーツを加えてパウンドケーキ風にアレンジするのも美味しいです。

涼しくなったので、教室でもヴィノワーズリー類をこれから行うことができますね。
シュトレーン、クロワッサン、クグロフなどもヴィノワーズリー類です。私、もともとはお菓子屋さんだったので、実はお菓子の方が専門なのです。ヴィノワーズリー類を作るのは大好きです。(それよりも、酒のほうがもっと好きだけどな)。
シュトレーンやパスティスブーリなど、バターケーキに近いものは、焼きたてよりは焼きあげてから1週間以上置いて味をなじませたもののほうが美味しいのです。バターの油脂分がしっとりとしてくる頃が一番美味しい食べ時です。プレゼントなどに使いたい場合は、かなり早めに焼きあげておくほうがいいですね。