水道工事おわりました

 朝9時から始まった水道の取り換え工事が、昼前にやっと終わりました。

 台所と風呂の水道が、新しくなりました。人の好い親切な職人さんたちだったので、大助かりでした。

 とはいうものの、この後始末…・。まるで、引っ越しのかたずけか、年末大掃除かと思うほど大変。たかが、カバードに押し込んでいた内容物だけでも、このていたらく。

 この際だから、使用頻度の低い食器や道具は、処分してしまおうかなどと考え中。

 まだ、何にも手をつけていないのよ。唖然と見て眺めているだけ。午後は、この後始末に明け暮れるはめになります。自業自得。

 教室の皆が手を洗う時に使うお風呂の水道。シャワーコックの扱い方が、以前と変わりました。

 間違うと、服の上から冷たいシャワーをザバ〜ッと浴びることになります。

 はい、わたくしが先頭切って、冷や水ぶっかぶりましたわ〜〜〜。昨日は灯油のポンプが壊れて、灯油を思い切りぶっかぶっりましたし。

 至れり尽くせりでございます。

春キャベツの蒸し餃子

 制作途中なので完成図は、なしです。(めんごなさい。後日に)。

 餃子の具が残ったときに、思いついて作った「キャベツ皮の蒸し餃子」。

 皮が足りないというか、具が多すぎたというか…。うちじゃ、よく起きることですけど。

 新キャベツの柔らかい葉を湯通しして、それで残った具を包み、ラップでテルテル坊主にして、餃子と一緒にせいろで蒸したら、やけに美味しかったのです。

 はい、新キャベツの皮の餃子が…です。残り物には福がある。

 中華風蒸しロールキャベツとでも命名するほうが、よろしいでしょうか。餃子という感じではなくてですね。

 新キャベツ料理。今の季節にピッタリなお味と風情になりました。

 ということで、餃子の具の残り物ではなく、わざと新キャベツの皮だけで、餃子を作ることにいたしました。

 今回の具は、シュウマイと餃子の中間的な具にしてみました。

 面倒でも1個ずつラップでテルテル坊主にすると、キャベツ皮から具がはみ出ていてもきれいに蒸しあがりますし、旨味も逃げません。

 後は、いただく直前に10分ほど蒸すだけです。

 質の良い酢と醤油を混ぜた酢醤油でいただくと、たまりませんわ〜〜〜。

 残ったら、春雨やシイタケやタケノコなどを入れた中華風スープにしちゃえばいいのよ。片栗粉などで、ちょいととろみをつけて。使いまわし、きくわよ。

 ポイントは、具の野菜(キャベツ、ニラ)のみじん切りを塩もみしたあと、ギューギューに完全に水気を絞り、片栗粉をまぶしておくことかな。つなぎになるからね。

 あとは酒、みりん、紹興酒、だし汁(今回は冷凍保存しておいた干しエビと貝柱の濃厚旨味だし汁を使った)をよく肉に揉みこみ、下味をつけておくことかしら。

 中の具をパサパサではなく、しっとりプリップリになるように仕込むほうが断然ウマいわよ。

 私、薬味にはニンニクは使わないわ。生姜とコショウていどです。ごま油は、割と多めに使っているかも。

 この「新キャベツ料理」春っぽいので、お教室で出しても、みんなキャピキャピ喜ぶんじゃないかしら〜。

 新緑色の蒸し餃子、ご試食は教室にて。(明日の更新があやぶまれるので、本日二度目の更新をいたしました。)

桜が咲きました

 素晴らしい晴天になったけれど、早朝の気温は−1度C。朝一番のゴミだしだけで、完全フリーズ。寒いの通り越して、痛かったわ〜。

 こんな冷え込みにも関わらず、国分寺の桜が元気いっぱいに開花しました。

 お花見できそうなくらい、きれいにたくさん咲きましたよ。

 もっとも、寒すぎて…。花見というよりは、花見ずが垂れ流れています。

 さて、本日も花より団子。

 お日様が差したら、ブルーベリータルトの墓石色が少し改善されて、スミレ色っぽくなりました。(昨日のどんより雨曇りの空では、嘘偽りなく墓石色だったのですけれど。)

 ということで、あわてて写真撮ったので、画像を載せておきます。ブルー系なので、美味しそうには見えませんが、とても香り高くて美味しいです。

 ま、しゃーないわな、名前の通りブルーなんですもの。

 明日は午前中(9時から)から、台所の水道工事です。

 今まで(昨年暮れから)3ヶ月間も、蛇口の上に漬物石をのせて耐え忍んでいましたが、ついに年貢の納め時。台所仕事閉鎖、水道ストップの工事に入ります。

 これって、台所仕事の忙しい年末年始じゃ、絶対に無理だったのよ。ダラダラと我慢し続けてきました。

 教室のみなさんにも、長々とご不便、ご迷惑おかけいたしました。

 しかし、珍しいよな…。水道の上に漬物石がドーンとのっかっている教室って。

 断水時間中に、毎度の悪い癖で「緊急う○こ」状態にならぬことを祈るのみです。

墓石色のタルト

 あまりにも寒いので、オーブンがフル稼働の日。

 こんな日には、外出したくないので、家に引きこもっていろんなものを焼きためておくのよ。

 最近、変わり映えのしないワンパターンのタルトばかりですが…。

 でも、これ、中はすんごく「変わって」いるわ。

 青カビを混ぜ込んだような奈落の底色。え、想像つかない?

 んじゃね…。墓石みたいな色。どう、想像ついた?

 原因は、冷凍ブルーベリー。生を使うと、こんな悲惨な色にはならないんですけどね。冷凍品ですと、表面に汁が滲んでいて、その色がアパレイユに混じってしまったの。

 レモン汁で赤色系の発色を試みたんだけど、少なかったみたい。冷凍ブルーベリーを250gも使ってしまったから。もっと酸度を強めるべきだった。

 後悔先に立たず。

 味は大丈夫よ。間違っても、墓石の歯ごたえでもなければ、青カビの味でもないわ。ちゃんとブルーベリーの味ですよ。

 まあ、断面図を見たとたん、若干のけぞるとは思うけど…。断面図は載せないで、表面図だけにしておくわ。

 地場の国分寺ブルーベリーが出るまで、待たなければいけなかったのね。(待てないよ、今日、めちゃ寒いんだから。ほかに、たいした材料もなかったし)。

 早く暖かくなればいいね。

図に乗って、またもや

 絶大なるご好評を博したアプリコット&アーモンドタルトを図に乗って、またまた作りました。

 今回は、蜂蜜シロップに漬けこんで戻したドライアプリコットを使ってみました。(画像・奥のビン)。

 これ、汁ごとミキサーにかけ、ガーしてとろとろの液体にすると、えも言われぬウマさの「アプリコット・ネクター」になるんだよ。甘酸っぱさと、とろみがたまらないソフトドリンク。きれいなサーモンピンクの飲み物です。

 ゼリーに仕立てても美味しいです。

 で、まあ、ドリンクはともかくとして。柔らかく戻ったアプリコットをイン。

 アチチなので、まだ切れない、まだ試食できないの。食欲モリモリなんですが。

 食欲不振の風邪が治ったとたん、鬼のような食欲。飲食ができなかったとの「病後(?」の我が食欲旺盛さは人間離れしたものがありますね。

 食べられるようになったとたん「エバラ焼き肉のタレの焼き肉が食いたい」「レトルートパックのカレーが食いたい」「脂の浮いたラーメンが食いたい」「チーズたっぷりのピザが食いたい」「マグロの中トロが食いたい」…。自分の作ったものじゃイヤなの。人さまのよそよそしい味付けのジャンクフードが食べたくてしょうがなくなる。

 限りなく不健康で病的なのか、それとも、もしかすると、凶暴なまでにクソ健康なのか…。自分でもわからない。

 「エバラ」と「刺身」と「レトルートカレー」は、すでに済ませた。肉、ウマかった。野菜なんか食わずに、肉ばっかりライオンのように貪り食った。

 レトルートカレーは、なるべくエゲツナイ味のものが欲しかった。4パックで298円、袋がテープで巻かれていた特売品。1袋だけ食べた。すごくおいしかった。のこりの3パックのレトルートカレーをどこかに隠しておかなければ・・。生徒に見られたら、かなりカッコ悪い。

 この際、居直って教室で出すという手もある。

 そろそろ、ピザも食べたい…。自分で作りたくはない。ピザ屋から買ってきたものをラクして食べたい。

 これが、ビョーキなのか、回復なのか、…やはり定かではない。

タルトのレシピ

 昨日の教室で大好評だった「アーモンド&アプリコットのタルト」。

あてずっぽうに、アパレイユに混ぜ込んだマスカロポーネが功をなして、ほんのり甘酸っぱい美味しさ、ふんわりと軽い口当たり。

クレームダマンドとチーズケーキの中間的なお味でした。

とても優しいお味ですしね〜!可愛い味つーの?めんこい美味しさだったわ。

みなさん、「ぜひ、レシピを」ということでしたので。

<21cmタルト型1台分>のレシピです

タルト台

無塩バター100g、塩少々、薄力粉170g、アーモンド粉30g、粉砂糖70g、卵(小)1個

冷えたバターに粉をサブレする練りこみ生地を仕込み、1時間以上寝かせた後で、タルト型で素焼きします。(170度で25分くらい)

アパレイユ

無塩バター100g、砂糖100g、卵100g、アーモンド粉100g、マスカロポーネ70g、ラム酒大さじ1(バニラ鞘入り)、レモンピールみじん切り大さじ1

バターケーキづくりの要領で柔らかく戻したバターと砂糖を撹拌し、マスカロポーネを混ぜ加え、卵を少しずつ混ぜ加えて、アーモンド粉を混ぜ込みます。

先に焼き上げて置いたタルト生地にアパレイユを流し込み、アプリコットをその中に入れて、1160度で45分ほど焼きます。

今回使用したアプリコットは、市販のコンフィの缶詰。やはり、ドライアプリコットを白ワインなどで柔らかく戻したものを使用するほうが、アプリコットの酸味にパンチが出るね。

仕上げの粉砂糖を切らしていて、代わりに和三盆をふりかけたのが、逆に美味しさを増したのかもしれない。

あまりにも美味しかったので、今度は中のフルーツを変えて、また、作ります!

ブルーベリーや、いちじくでも美味しくできると思います。

台所スポンジよりも軽い

 また、やっちまった…。

 二次の仕上げ発酵オーバー。

 延々と5時間以上もホイロの中で。

 桜花のハニーブリオッシュ。台所スポンジよりも軽い。

 耐えられない存在の軽さ。

 こんな軽いブリオッシュにしてしまったのは初めてだ。砂糖を使った場合には、こんなに軽くはならないの。逆に、オーバー気味の方が出来がよいくらいになるのに。

 こんなときにも、やはり蜂蜜と砂糖の質の違いを実感するね。

 ともかく、蜂蜜は軽い。

 ドジしておきながら、エラそーに教えるのもなんなのですが。(すんまへん)

 蜂蜜を20%ほど多めに配合する場合は、加水の水分を減らしてください。蜂蜜には20%ほどの水分が含まれています。

 ですから、例えば60gの蜂蜜を配合するならば、その蜂蜜の含有水分量は12gくらいです。加水の際に、その12gくらいの水分量を減らしてください。

 ただし、加水は粉の吸水力によっても違いが出るので、数字だけを鵜呑みにしないでください。(加水量くらい、自分で考えろっ…つー意味よ)。

 一応、画像(ハニーブリオッシュ)の配合を記しておきます。

中種(5日目くらいの熟したもの)150g、強力粉300g、塩小さじ2弱、蜂蜜60g、粉乳大さじ1、卵1個とお湯を合わせて175cc、無塩バター75g

 この配合ですと、捏ねがかなり大変になります。粘度があるので、べたつきますし、なかなか弾力(グル)が出てこなくて、立ち上がりが遅い。

 捏ねの最中に何度も休みを入れて、自然につなぎを出し、捏ねては休み、捏ねては休み…を繰り返して弾力の強い生地に立ち上げます。

 捏ねが長くなるので、必然的に味わいには(気泡には)淡白さも生まれます。

 一次発酵は保温で8時間近く。二次発酵は、4時間くらいで十分でしょう。

 焼き色が着きやすいので、焼成温度は180度くらいね。

土曜日は、お教室でございます

 ただ今、「桜ハニーブリオッシュ」の生地を二次発酵させている最中です。これは、明日のお教室のレシピではなく、どーんと発酵が遅い方のハニーブレッド、番外編です。

 でも、熟成した5日目種を使ったので、一次発酵は7時間半でなんとか完了。二次発酵は、3時間以上かかるはずです。だから、まだ、焼けないのよ。

 極リッチな蜂蜜生地に、桜の花の塩漬けを混ぜ込んでみました。

 試食は明日に。

 桜の香りと蜂蜜も、よ〜く合うわ〜〜〜。しょせん、どちらも花ですものね。合わないわけがないわよ。

 自然と季節の出会いものって、ホント、うまくできているわ〜。

 でも、ともかく、ブツが焼きあがらないので、被写体に事欠いたの。

 昨日のタルト生地の残りを桜の型で抜いてクッキーを焼き、和菓子を作ろうと思って買っておいた桜の花の塩漬けを茶碗に浮かべ…。パシャッ。

 知能犯だわ〜、わたしって。朱の盆に見えるバックは、いつも炊き込みご飯などを入れて教室で出す丸い大きな重箱の蓋よー。よくやるわよねえ。さもらしく。

 今日は久々に、少しお日様の顔がのぞいたね。明日は晴れるといいね。

 桜の花は、まだ、一分咲き。数えるほどしか開いていません。

 暖かくなると、待ち構えたように、一気に開き始めることでしょう。

 満開の桜を嬉しく見上げたり、寂しく見上げたり、悲しく見上げたり。みんな、人それぞれの人生を花の香りや色に重ねることでしょう。

 早く、キラキラと暖かくなるといいですね…・。

ハニーブレッド・その2

 蜂蜜を少し減らし、水分を増やしたほうのハニーブレッドです。

 こちらの方が発酵がスムーズで作りやすく、教室の時間帯に向きます。

中種(4,5日目の熟成したもの)150g、塩小さじ2、蜂蜜40g、粉乳大さじ1、卵1個と水(湯)を合わせて200cc、無塩バター30g

 このくらいの配合ですと、一次発酵は保温で6,7時間、二次発酵は2時間半くらいでOKですね。

 ただし、ラクになればなるほどに、蜂蜜風味のパンチは弱まります。やはり、蜂蜜を20%ほどたっぷりと使い、油脂分も増やしてハニーブリオッシュ風の方が、蜂蜜風味が強いです。

 でも、一日がかりの発酵になりますけど…・。ブリオッシュにすると、パンというよりは、むしろ酵母焼き菓子ですしね。

 ともあれ、多かれ少なかれの蜂蜜をパン生地に配合すると、生地はますますしっとり柔軟になり、食べやすいパンになります。

 蜂蜜は砂糖よりもコストがかなり高くつく材料ですし、水分が含まれているので、使いこなしに少し難儀するかもしれませんが、製パン材料としてはとても魅力的です。

 砂糖の代わりに、自由自在に使いこなせるにこしたことはないハニーちゃんです。

アプリコット&アーモンドタルト

 教室用のお菓子が、たった今焼きあがったわ。

 寒くて薄暗いけれど、無理やり撮った。

 アプリコットのタルトだけれども、タルト台もアーモンド、中のアパレイユもアーモンドクリーム、トッピングもアーモンド。

 アプリコットとアーモンドって、よく合うもんね〜。

 アパレイユには、マスカロポーネとレモンピールを混ぜてみたの。チーズ系の酸味とアプリコットも合うから。

 配合は、ぜーんぶ、あてずっぽう。切って食べてみるまでは、味が分からないのよ。(でも、たぶん美味しいはず)。(配合数字からして、不味いわけがない)。

 あとは、お酒塗って粉砂糖でお化粧したら、出来上がり。

 しかし。

 それにつけても、やけに寒いわねえ…。風邪の寒気ではないわ。ちゃんと外から寒い。ストーブがフル稼働。

 もう、いいかげん暖かくなってほしいわー。今週の教室の料理は「花見弁当」的なものを予定しているのに、ぜんぜんその気分が出ないのよ。

 さっさと、晴れろ〜〜〜。