土曜日は、お教室でございます

 ただ今、「桜ハニーブリオッシュ」の生地を二次発酵させている最中です。これは、明日のお教室のレシピではなく、どーんと発酵が遅い方のハニーブレッド、番外編です。

 でも、熟成した5日目種を使ったので、一次発酵は7時間半でなんとか完了。二次発酵は、3時間以上かかるはずです。だから、まだ、焼けないのよ。

 極リッチな蜂蜜生地に、桜の花の塩漬けを混ぜ込んでみました。

 試食は明日に。

 桜の香りと蜂蜜も、よ〜く合うわ〜〜〜。しょせん、どちらも花ですものね。合わないわけがないわよ。

 自然と季節の出会いものって、ホント、うまくできているわ〜。

 でも、ともかく、ブツが焼きあがらないので、被写体に事欠いたの。

 昨日のタルト生地の残りを桜の型で抜いてクッキーを焼き、和菓子を作ろうと思って買っておいた桜の花の塩漬けを茶碗に浮かべ…。パシャッ。

 知能犯だわ〜、わたしって。朱の盆に見えるバックは、いつも炊き込みご飯などを入れて教室で出す丸い大きな重箱の蓋よー。よくやるわよねえ。さもらしく。

 今日は久々に、少しお日様の顔がのぞいたね。明日は晴れるといいね。

 桜の花は、まだ、一分咲き。数えるほどしか開いていません。

 暖かくなると、待ち構えたように、一気に開き始めることでしょう。

 満開の桜を嬉しく見上げたり、寂しく見上げたり、悲しく見上げたり。みんな、人それぞれの人生を花の香りや色に重ねることでしょう。

 早く、キラキラと暖かくなるといいですね…・。

ハニーブレッド・その2

 蜂蜜を少し減らし、水分を増やしたほうのハニーブレッドです。

 こちらの方が発酵がスムーズで作りやすく、教室の時間帯に向きます。

中種(4,5日目の熟成したもの)150g、塩小さじ2、蜂蜜40g、粉乳大さじ1、卵1個と水(湯)を合わせて200cc、無塩バター30g

 このくらいの配合ですと、一次発酵は保温で6,7時間、二次発酵は2時間半くらいでOKですね。

 ただし、ラクになればなるほどに、蜂蜜風味のパンチは弱まります。やはり、蜂蜜を20%ほどたっぷりと使い、油脂分も増やしてハニーブリオッシュ風の方が、蜂蜜風味が強いです。

 でも、一日がかりの発酵になりますけど…・。ブリオッシュにすると、パンというよりは、むしろ酵母焼き菓子ですしね。

 ともあれ、多かれ少なかれの蜂蜜をパン生地に配合すると、生地はますますしっとり柔軟になり、食べやすいパンになります。

 蜂蜜は砂糖よりもコストがかなり高くつく材料ですし、水分が含まれているので、使いこなしに少し難儀するかもしれませんが、製パン材料としてはとても魅力的です。

 砂糖の代わりに、自由自在に使いこなせるにこしたことはないハニーちゃんです。