オヤジ料理強化月間

 昨日の教室でもお出しした「〆サバ」。作り方をご存じない若い方もおられたので、遅ればせながら、書いておきますね。

 先ず、新鮮な生サバを一尾ゲット。魚屋さんに、必ず「〆サバ」に使えるか否かを訊ねてね。(刺身でも食えるほどの生きの良いサバなら、千円くらいはしますよ。298円のものの方がいいわ…なんて、ケチったらあきまへんで)。

 サバの頭を落とし内臓を抜いて、3枚におろして水洗いの後、キッチンペーパーで水気を抑えます。

 塩大さじ4,5杯をサバの身にまんべんなくまぶします。身が塩に白くまみれるくらいまでだよ(写真)。

 塩まみれのサバを盆ざるに置き(ザルの下には水気受けの容器)、冷蔵庫に入れておき4時間前後、塩します。(この間に魚の水分が抜けて身が締まります)。

 魚を塩している間に、漬け汁を作っておきます。米酢100cc、みりん大さじ1、昆布10cmを鍋に入れて煮切り、冷ましておきます。甘口が好みの方は大さじ1の砂糖も加えてください。(今回の味付けには、砂糖は使いませんでした)。

 冷蔵庫から取り出し、酢水で塩を洗い流します。(今回、私はスダチの搾り汁で洗いました)。キッチンペーパーで水気をおさえます。薄皮を引きはがします。

 ポリ袋に魚と漬け汁を入れて(汁が魚の身全体に回るように)口を折りたたみ、冷蔵庫で2,30分ほど寝かせます。

 はい、これで出来上がり。7,8mmくらいに薄切りにして盛りつけます。2,30分ほどの漬け込みでは、ほとんど刺身に近いですね。手作りなら、これくらい生っぽいほうが美味しい。

 もし、生っぽいのがイヤなら、半日以上漬け込んでおくと、市販品のように白っぽく固まりますよ。まあ、これは好みでOK。

 秋はサバの旬。ときには手作りの〆サバをお試しあれ。(〆サンマなども、同様の作り方でいいんですよ)。

 昨日の教室のあんパンは、100点満点の出来の良さでした〜。

 ただし…。たった一名様が、とんだ大ドジ、超オマヌケをやらかしましたわ。

 使い切ったつもりの卵が、1個…ガス台の上に。

 あるはずのないものが、ガス台の上で発見されたのです。

 「誰が生んだのっ、こんなところに!?」

 叫ぶ生徒。

 ぎょえっ、も、もしや…。身に覚えなきにしもあらずの弘子ちゃん。

 「すんまへん。私が生みました」

 答える私。

 私…パン生地に…・卵、入れ忘れちゃったんですうううう。ごめーん。

 ということで、仕込みなおし。あははははは。。。。

 センセイが、率先してしくじるパン教室なんて、かなり珍しいよなあ。希少価値あります。

 話をそらしましょう!

 明日か明後日、ホルモン料理専門店の「い志井」に行って、料理食べてくるんだ。そう、向学のための「市場調査」と称して。専門店の内臓肉料理は、まだ、食べたことがないんです。(とーぜん、焼鳥屋とか居酒屋などでならありますけどね)。

 い志井は老舗ですよ。本格的な高級店ですよ。で、これがなぜか、国分寺にもあるんですよっ!今まで、一度も行ったことないけれど、絶対に行ってみるんだ〜〜。

 私、変な才能があって、一度食べると、同じ味付けのものがすぐ作れちゃうんだよ。昨日の肉じゃがも、ローストポークも美味しかったでしょ?

 美味しい料理なら、調味料の配合とかタレの材料や配合など、すぐに分かって再現できちゃうのよ。歯ごたえとかで、加熱時間とか調理法も分かるし。私、料理本なんていらないのよ。食べれば分かる。すぐ作れる。

 こーいう食い意地汚さって・・才能よね〜。

 そう、才能よ。なにせ、卵まで生めちゃうんだからさ…。