ねこたまカンパーニュ

 北海道の魚「チカ」をた〜くさんいただいたのよ。

 これはね、ワカサギが大きくなったような形の、味もにたような感じの魚で、たぶんこの辺では滅多に入手できないご当地モノですよ。

 頭も腹も取らずに丸ごとフライ衣を着せて、揚げ物にする魚なの。いただくときに、頭だけ、ぺっと取り除いて、あとは丸かじり。

 大皿にてんこもりに(キャンプファイアーの焚き木みたいに!)積み上げて、ガシガシ食べちゃう豪快な魚料理だよ。

 北海道移住組のYUKIちゃんに先駆けて、明日の教室では北国の味をお出しいたしますね〜。追い出しコンパになるかな。

 さて。

 明日の教室のアイテムではないのですが。ねこたまさんご持参の群馬の地粉試作、第三弾、「ねこたまカンパ」です。

W830%(90g)、国産小麦全粒粉20%(60g)、ライ麦粉10%(30g)、フランス粉40%(120g)の配合粉計300gで、どーんと1個。(塩小さじ2弱、水200cc、中種古かったので30%の90g)(発酵が早いので気を付けてね。)

 明日の教室で、みんなに試食していただこうと思って、まだ切っていないのよ。

 国産小麦が半量なので、ボリューム出しに奥の手。

 画像奥、発酵かごの上の小汚い物体。これ、20年以上前に西友で買った「蒸し器」の蓋なんでございますのよ。

 焼成前半にこの蓋をカンパ生地にかぶせ、窯伸び時間を引き延ばして、焼きあがりのボリュームを出すの。

 使えるものは何でも使うわ。たとえ、それが鍋蓋でもね。便利よ〜。かんたんにボリューム出るし、パンの焼きあがりが形崩れしないし、その上、日にちが経ってもシワシワにならないの。

 四半世紀もの長い年月、酷使したせいで、元々は銀色にピカピカだった蓋も…今では、ヤニ色よ。

 あまりにも汚いので、「アンティーク?」って聞かれるわ。

 明日は温かくなりそうだね。土曜日はお教室でございます。お気をつけていらしてください。