ナゲット

 教室開始の1時間前、午後1時。

 現場より、実況中継いたします。

 パン生地はホイロの中で、30度の生地温度を保ちつつ、すくすくと良い子で発酵による膨張を続けております。この分では十分教室時間に発酵状態が間に合うようです。

 よかった…。スリルとサスペンスに富んだオーバーナイトとなりましたが。

 チキンナゲット揚げました。ササミや胸肉も、こんなナゲットにすると、楽しいおつまみになります。

記録的な寒さだったらしい

 そんなときに限って、教室のアイテムとテーマを「オーバーナイト生地」にしてしまったのだから。

 よほど常日頃の行いがよいせいでしょう。先週も前の日に雪で、その次の日が夏日だったもんね。いやはや、人徳の高さでしょうな…。

 ははははは。。。。。。。

 朝、7時半生地を見ると、石のように冷え固まったままでした。この時期のオーバーナイトで、生地が動かないのは初めての経験です。

(58年ぶりの低温を記録したそうですね。どうりで。51歳じゃ未経験よ)。

 生地温度は15,6度くらいでした。

 この温度の生地を通常の発酵状態の生地温度に(20度〜25度)に戻すには4時間くらい必要です。大慌てで、ホイロへ。

 保温しても、生地温度の上昇は、1時間に2度ていどです。

 画像は午前10時の撮影。発酵が進行する30度まで、あと1時間を要します。午前11時、30度になりました。

 教室は2時からです。残り時間、あと3時間…。3時間のうちに、生地の一次発酵を完璧に持ち込まなければいけない計算です。(ホイロの温度を上げるしかない)。

 自分一人で、オーバーナイトを行う分には、無理な温度をかけずに、時間を引き延ばすのですが、教室となると、そういうわけにはいきません。

 ということで、オーバーナイトは気温(天候)が不安定に移ろう時期には、臨機応変な対応が必要になります。

 これは作りなれている人にしかできませんよね。自分で判断しなければいけないんですから。

 不慣れな方、経験の浅い方は、やはり安定した季節に行うに限ります。

 安定とは程遠い昨日の天気でした。