土曜日は、お教室でございます

 昨日に引き続き、本日もシベリアからの現場中継でお送りいたします。冬の気温が続いております。

 グワッシュ、さ、寒いぜ…・。ここは東京・国分寺ではもはやございません。

 土曜日はお教室でございます。週末には、この寒さが和らぎようです。

 夕方4時半に、明日の教室の差し替え生地を捏ねあげ、翌朝までのオーバーナイトに突入いたしました。この配合、この温度では15,6時間も放っておける鈍重な発酵の生地です。(暖かくなったら、話は違いますけど)。

 翌朝、生地の様子を見ながら保温で発酵を進め、教室開始の2時に一次発酵が完了するように調整します。

 この期に及んでレシピの数字を(気温に合わせて)急きょ変えたので、レシピはまだ書いておりません。後から載せますので、ブログでレシピを待っていてくださる方、もうしばし、お待ちください。ごめんなさい。すみません。

 寒いので、今日は春らしい料理なんざ、思いつかない本日でしたわ。

 ごぼう、人参、玉ねぎなどの野菜とともに、スペアリブと黒豆を甘酢煮にしてコトコト。お豆さん料理、台所が温まるわ…。煮汁をスープのように、スプーンで口に運べるように、薄味仕立てにしてみたわ。

 お豆さん、コロコロ食べにくいでしょ。お箸ではなく、スプーンでパクリと食べられる方がいいわ。お豆の煮汁はウマいわよね。天気が悪ので写真が撮れないけど。

 トリ肉のササミと胸肉をフードプロセッサーでガーして、チキンナゲットの生地にしておいたわ。私、ナゲットだのフライドポテトだのって、ジャンクフード大好きなの。

 パン生地づくりやマスタードクリームづくりって、卵白だけが残っちゃうのよね。

 こんな時には、ナゲット生地も(卵白入れて)作っても悪くない。チキンのから揚げの漬け込み汁にも、卵白を混ぜておくと、ふんわり柔らかく揚がるわよ。

 甘い菓子パンじゃ料理や酒に合わないと思い、クラシカルな配合でバゲット4本焼いたら、クープがヌボーッと消えて、こげ茶色の細長い棒みたいなパンになった。

 バゲットと言わなきゃバレないわ。「森の木の枝ブレッド」とかなんとかいって誤魔化そう。クープがお間抜けになっただけなので、お味は大丈夫。

 寒い寒いと言っているうちに、時期に5月になりますね。

 爽やかな風が吹き抜けるキラキラお天気の5月になるといいですね〜。

クッキーブレッド・今週のパン

 リッチな菓子パン生地の上に、クレームダマンド生地をかぶせて焼き上げたパンです。

 名づけに事欠いて、「クッキーブレッド」にしたけれど…。正しくは「アーモンドクリーム&フルーツブレッド」かな?

 まあ、ネーミングは、なんとでもテキトーに…。

 このパン、パン生地とクレームダマンドの間に、ちょいと遊びがあるんです。

 粒まんまの苺ジャム、蜂蜜シロップ漬けアプリコット、バナナ、セミドライの黒いちじくコンフィ…。

 パン生地にハサミで十文字クープを入れた中に、好みのフルーツを押し込んでから、クレームダマンドの生地を上に絞り出しました。

 フルーツが見えずに、かくれんぼしているのが、お遊びなのよ。

 いない、いない、ば〜です。

 もちろん、フルーツなしでも美味しい菓子パンですよ。

 昨日の仕込みと発酵、焼成だったのですが、ともかく発酵に異常なまで長い時間がかかったわ。保温して一次発酵8時間、二次発酵4時間…。

 欲張って、極リッチな配合にしたせいです。これでは教室の人たち、翌日の日曜日が丸一日、パン生地に振り回されて終わってしまう。

 急きょ、生地の糖度を下げて、発酵時間を短縮することにしました。クレームダマンドも、フルーツも十分に甘いので、パン生地の糖度を下げても「甘い菓子パン」のままですから。

 生地の糖分を減らした分、カスタードクリームなどを用意してフルーツ+カスタードの「かくれんぼ」にしてみようと思っています。

 まさしくお菓子なパン。上に粉砂糖を茶漉しで振りかけて薄化粧すると、なかなかオシャレですよ〜。