練りこみパイ生地に粉チーズとスパイスを混ぜ込み、細切りツイストにして焼き上げたパイです。
サクサクで、香ばしくって、んまかーっ。お茶にも酒にも合いますわ〜。
もっとたくさん粉チーズを入れてもよかったな。入れすぎると、塩辛くなっちゃうかもと思い、控えめだった、んにゃ、控えめすぎたわ。
強力粉100g、薄力粉100g、無塩バター100g、塩小さじ1、水100cc
粉とバターをフードプロセッサーで、ガー!で、水をちゃちゃっと混ぜ加えて冷蔵庫でおねんね。平たく伸して細切り、ツイスト成形。200度で20分、焼成。
今週はW8号ウィークで、ねこたま粉ばかりで遊んでいるわ。教室の分を使いこまないうち、いい加減にしておかなければ…。
とか言いつつも、クロワッサン生地まで仕込んでしもうたわ…。焼きあがりは明日の午前。
satoさんの加水のご質問の件。
まず、何を作りたいかにもよるのですが。例えば、パン生地だけであるならば、通常のパン生地のかたさに持ち込むわけですが。
粉と水だけを先に混ぜ合わせ、「パン生地らしい」かたさの加水量をチェックします。内麦は全般的に吸水が低いので、まずは50%くらいからチェックし始めます。なにせ、60%すら吸水しない粉もありますから…。
自分が思い描くパン通りにしたければ、内麦1種だけに依存するのは無謀ですね。思い通りの生地にするためには、複数の性質の違う粉をうまくブレンドして使うべきです。
ただし、その内麦を完全消費することだけが目的であれば、それのみを使うしかないでしょう。
私自身は、完全消費も地産地消も考えないので、自分が作りたいものの一助を担う一部分でればいいのです。
粉のために作るのではなく、自分の作りたいもののために、粉の特質部分だけを働かせる…という使い方です。
自力で加水チェックやグルチャックができない粉は、内麦であろうが外麦であろうが、使いませんね。モノに対する信奉心は、まったく持っていませんので。銘柄にも品種にも産地にもこだわりません。
美味しく作れれば、それでいいだけ。それ以外のポリシーやイズムは、持っていません。
味も質も悪い内麦粉は、たくさん存在します。そして、味も質もよいものも、たくさん存在します。これといって、決めているものは何もないです。
ウマければ使う、本当に使いこなしたければ、その粉とマジタイマン張って向きあうと、粉が使い方を教えてくれます。加水量も捏ね方もブレンド方法も、その粉に聞くのが一番正確です。
そのためには、触って(作って)触って(作って)触り(作り)まくらなければ、自分の手でね。人に聞いても分からないわけです。
「この材料で作らなければいけない」という感覚で作っても、あまり美味しいものは出来上がらないと思います。使いたくて使わなければ、息苦しい食べ物になってしまいます。
私はラク〜なものが好き。
はい、ということで。
クロワッサンの成形のため、台所へと戻ります。