それは、かぜのせい・第二弾;醤油しぼっちゃった

 風邪だったのか…と、やっと自覚したとたんに、ビョー人モードです。(この2,3日間、自覚がないうちは元気だった)。(もはや、後半戦の治りかけに向かっているはずですが。)

 な〜〜〜んもやる気がおきん。寒い外にも出たくはない。

 でも、ダラダラしていてもしょうがないのです。年明けまで待とうと思っていた白醤油の一番搾りをやってみることにしました。

 ざるにもろみをあけて、滴り落ちた醤油をさらにフィルターで漉してみました。

 ありゃりゃんりゃん。フィルター通しても、濁っているぞ…。置いておけば、ワインみたいに澱が下がるかな〜?静置しているときの上澄みは透明だったのです。

 ですから、たぶん、澱が下がるはず。それまで、静置しておきます。この濁りは、たぶん、酵母の濁りでしょうね。

 1ℓほど採れました。(ビンは、市販の醤油瓶500mlを再利用して入れています。フンドーキンの木樽仕込みの醤油、市販品ではお気に入りです。空きビンをたくさん取っておき、自分で作った醤油を入れるの)。

 もろみには、まだたくさん美味しい醤油が含まれています。もう一度、塩水で漬け込んで、次に二番絞りを採ります。

 本日、粟国の塩が届いたので、もろみ(元は1200g)に300gの塩と900ccの水を混ぜ込んでみました。これも2ヶ月間ほど寝かせておけばいいのかな?

 一番目のものと二番目のものを混ぜ合わせて、白醤油の完成。

 さて、このあと、いよいよ懸案中の「酵母パン麹の白醤油」を搾ってみます。

 と、まあ、このようなことをやっている時だけ、風邪も頭痛も忘れ、元気になるわけです。

なぜならば<それはかぜのせい>・・だったらしい

 白醤油の塩気のききが悪い…と、つぶやいていた私。

 それでも、自作の白醤油の使い初めで、茶碗蒸しにも、グラタンにも、炊き込みご飯にも、カルパッチョにも白醤油を使ってみました。

 「味がしないでしょ?塩気が足りないでしょ?」と、問いましたところ、「え、えっ!?ちゃーんと、味しているよ。しっかり塩気もついているし。美味しいよ。」と言われてしまいました。

 私、風邪を引いているみたいなの。そのせいで、味を感じられなかったようなのです。自分がイカレているとは思わずに、白醤油の出来が悪いとばかり思っていた。

 どうりでここのところ、めちゃくちゃ鼻水が出て、耳の奥(のど?)が痛痒く、鼻息が荒くて熱いなあ〜〜と思っていたんだ。

 味がしないと思っていたら、料理のせいではなく、私の鼻穴のせいだった。繊細な白醤油の風味がわからなくなっていたようです。

 せっかく作った料理も、ほとんど食べられなかった。(麻衣ちゃんやマー君はパクパク食べていたけれど。)

 庭の風仕事に「下ごしらえ」してもらったチキンやキノコは好評でした。「このキノコ、すごく美味しいね。何ていう名前?」

 「なんとかとか言う名前のキノコ」。…。(答えになっていない)。

 キノコも風とお日様に当てると、味が濃くなって美味しくなるんです。別の栄養も合成されるしね。味も健康効用も上がる。日持ちも良くなります。

 その他、大根や白菜なども、風さらし。水分が飛んで、甘みも旨味も増します。この季節、野菜の保存はもっぱら外気の「天然冷蔵庫」です。

 お肉や野菜が美味しいのは、かぜのせい。

 私の頭が痛いのも、かぜのせい。