酵母パン駄菓子屋横丁・焼きまんじゅうバター醤油味バージョン

 これでも、酵母パン。

 群馬のおやつ「焼きまんじゅう(甘味噌味)」のバター醤油版です。

 レシピは、蒸しパン「花巻」と同じでOK。3cm直径ほどの細いワンローフに巻き上げた生地を2cm幅ほどに断ち切って、小型パンに蒸し上げます。

 はい、ここまでは普通のプチ蒸しパン。(当然、このままでも十分美味しい)。

 このあとが、ひどい。

 フライパンに、バターと醤油を入れて煮溶かし、その中にプチ蒸しパンを投入し、加熱しながら、炒めちゃう。(砂糖やみりんなどの甘みは入れません)。

 バター醤油が、キャラメル色になって、糸引いて、水分がなくなるまで。この段階で「何、これ?」。パンには見えなくなります。

 串にさして、海苔を張り付けて出来上がり。(食べ残して、冷めちゃった蒸しパンでも作れます。)どこからどうみても、「みたらし団子」。食べると、まんじゅう。風味は酵母パン。

 裏切りに次ぐ、裏切りの連鎖。

 バター醤油は、蒸しパンの酵母風味にも合いますが、お餅や、お団子(白玉や上新粉などの)、挙句の果ては焼きおにぎり、焼きトウモロコシ、スパゲッティーなどにも合いますよねー。

 酵母パンを和風アレンジにして、おやつにするのも楽しいものです。そして、この焼きまんじゅうバター醤油味に、赤トウガラシを振りかけてから海苔で巻くと、酒の肴にもなります。

 焼き鳥や、つくねののった皿に、一緒に並べるのもありですよ。ちなみに、昨日の焼き飯のガレット(ワッフル型焼き)は、ステーキ類や、ポワレなど、洋風のお料理の付け合わせとして添えると合います。

 会食の多いご馳走シーズン。いつもの材料をひと工夫して、少し目先を変えるだけで、楽しい一品になります。