味噌すり

 今月2日に仕込んだ白味噌。1週間目に1パックだけ(右側)味噌すりしました。(ほかの2パックは、すらずに2週間ほど放っておくことにしました)。

 すった方の1パックは、1週間後から試作料理のシュミレーションに使用するつもりです。

 できあがっている自家製の白味噌が尽きはてていたので、やむを得ず市販品を使っていたのです。

 市販品は、甘みや粘り出しのための水飴、保存のための酒粕、発色のためのビタミンB2などが入っているので、何も入れない自家製のものとは使い勝手が異なり、シュミレーションにならないのです。

 味噌は、やはり自分手作りの「てめー勝手みそ」が、一番おいしい。どんな味噌でも、我が家の手作りが最高です。

 明日は単行本(酵母焼き菓子の本)企画の打ち合わせを編集者や編集長と。明日作る予定だったサンプルパンを本日午前、一日早く仕込んでおきました。

 明日がとても楽しみなんです。明日来る編集長氏、実は私の処女作本の初代!編集者なんです。

 最後に会ったのが、十年以上も前です。久々の再会となります。

 読んでくださった方も多いと思いますが、農文協「国産小麦のお菓子とパン」が、初めて上梓した単行本です。大昔の話です。

 まだ、お店をやっていたころですね〜〜、長いおかっぱ髪を振り乱しながら。(今はシニョンに丸めています。白髪も生えてきました。)

 当時、生まれて初めて会う編集者氏が、ばっちり私好みのハンサム兄ちゃんだったもので、目からハートがびろろろろ〜ん。

 「農村漁村文化協会なんつーダサイ名前の出版社で出すのなんかイヤだ!」と、ほざいていた私ですが、ハンサム兄ちゃんの顔をみたとたん、「や、やっぱ、農村漁村文化協会でしょー、やはー、やー、ははははは。いい会社名ですねえー、やっぱ、農文協でしょ〜、やっぱ、編集者は顔でしょ〜〜!」ということで、あっさり降参。スケベ心の一心で、農文協から処女作を出しました。

 動機は不純ながらも、本書きの突破口を切り開けたのは、ひとえに我がスケベ心のお陰です。以降、本書きのモティベーションに、スケベ心を忘れぬようにしております。

 お陰さまで、10冊もあちこちで出せたもんね。よほどのスケベなんだわ。スケベ心は文学性よりも強し。

 はてさて、かつての美青年、はたしてどんな中年のオヤジになっていることでしょうか…。今じゃ管理職、エライ人になったと伝え聞いています。
 かつては、しょっちゅう一緒に飲んで、食って、騒いで、笑い転げ合っていた、とても懐かしい編集者です。

 楽しみだな…。ということで、本日は、これよりパン焼きです。