恥の上のせ

 先ほどの画面では、大ドジさらしの画像を載せてしまい、失礼いたしやんした〜!

 栗の渋皮煮をディスプレーしたお菓子を作りたかったのに、肝心要の栗の渋皮煮をのせ忘れるなんて…。

 恥の上塗りならぬ栗の上のせで、無事に栗の渋皮煮がのっかったところで、Kちゃん登場。(ケーキではなく、別件の用事でのご訪問ですが)。

 肝心の本件をよそに、試食モニター第一号にさせられるKちゃん。二人で、あーでもない、こーでもないと、しばしお菓子デザインを討議。

 若干、台の配合が重すぎたかもしれない。上にのせるものの重さに見合う台にすると、食べ口がヘビーかも。いちじく、枝つきレーズン、くるみ、そして、忘れてはいけない栗の渋皮煮。マスカロポーネと白樺チョコ。重い重い。

 見た目の彩りは、秋っぽくてシックなんですけどね。

 やはり、台の配合を再考すべきだな。

 昨日から娘が来ていて、やっと広めで条件の良い部屋が見つかり、引っ越しを決めたらしいのよ。今までの自活一人暮らしで、初めて「二連のガス台」のキッチンをゲット。(それまでは、火口ひとつで、料理が不自由だったわけよ。ワンルームマンションの台所条件はひどすぎるよねえ。)

 我が娘、あこがれの火口二つのガス台に、「夢と希望がパッと大きく広がった」と大はしゃぎ。寝る前まで、朝起きがけまでも、大はしゃぎ…。

 普通のガス台をあんなにも大喜びする人間なんざ、生まれて初めて見たわ…。ガス台も、さぞかしガス台冥利に尽きるでしょうよ。

「ああ、自分はガス台に生まれて良かった!ガス台として生きていて良かった!」と、二連ガス台の使命に生き甲斐を感じることでしょう。

 ♪ケーキもパンも作りたい、オーブンも買わなきゃ、鍋ももっと買わなきゃ、フライパンも大きいのが欲しい、サンマも焼けるんだわ〜、だって、だって、ガス口ふたつなんだもの!♪

 二連ガス台に、目には星、頭の周りには大中小ハートのまたたき。

 人間、喜ぼうと思ったら、どんなものにも喜べるものなんですねえ…。幸せになれるものなんですねえ…・。

 私も、ガス台ひとつで感激できる人間になりたいです。

 

第一回目の試作デザイン

 お誕生ケーキの試作デザイン第一号。

 台はココア入りのアーモンド生地(クレームダマンド)にしてみました。これ、作り置きしておくほうが、しっとりして美味しくなるキャトルカールの配合。

 中には白ワイン煮の洋ナシ。名前忘れたわ、山形の「ナニヤラカニヤラドートヤラ」。ラ・フランスがでっかくなったようなナシ。

 秋の産物のっけ、ちょいと欲張りすぎ。神輿みたいにゴチャゴチャだ〜。

 やり直してみます。

 あ、ああーっ!肝心要の「栗の渋皮煮」をのせ忘れたー!!!

 ア、アホーッ!!!!(何のために作ったんだ?)

 切腹すべきじゃーーーー!!!!

(わしの頭って、こんな程度です)