はーい!今、シュー皮だけは、焼き上がったよ〜

 先ほどの画面、「焼き栗・銃撃爆破事件・栗の自爆…」では、失礼いたしました。

 本来なら1kほどある栗は、(先のブログ)一身上の理由により、400gほどに、減っておりました。(馬鹿にしていいぞよ…。)

 で、只今、シュー皮が、焼き上がりました。

 親指と小指をリングにしたくらいの小型・一口サイズのものと、5,6cmほどある普通サイズのものです。(めんどくせーので、まだ、個数は数えていません)。

 この皮の中に、マロンと生クリームのホイップを詰め込もうという魂胆です。

 ゆでた栗の中身400g、砂糖大さじ4、無塩バター40g、ラム酒小さじ4

 これをフードプロセッサーの中に入れて、30秒くらい、ガーします。

 これが、うちのマロンシャンテリーのマロン生地です。

 マロンシャンテリーの裏ごし栗に加えるのは、たぶん、普通は、砂糖だけ?

 でも、それでは、粉っぽくて、マロンだけ食べると、むせかって、窒息死しそうになります。

 ですから、マロンだけ口にしても、滑らかに喉を通るように、私は少しだけ、工夫しています。

 しっとりしたマロンの裏ごしペースト。これならば、むせかえって、窒息死することはありません。バターを細かくちぎって加えるのが、ポイントです。

 裏ごしは、面倒くさいので、フードプロセッサーで、ガーです。

 「窒息死しないマロンペースト」は、冷凍保存もできます。

 あとは、いただく前に、シュー生地に、フィリング(マロンペーストと生クリーム)を中に詰めて、召し上がってくださる方に、お出しするだけです。

 完成品の撮影は、明日。

 そして、ご試食品は、教室の日…となっておりやんす。ヘトヘト…。

 今週のお教室は、久々のフランスパン(つまり、中種作りの論理)と、ご自慢の国分寺秋野菜の筑前煮と、デザートは、オリジナル・マロンシャンテリーのシュー・アラクレーム仕立てと相成っておりやんす。

 朝の涼しさが、とても気持ちよい東京です。
 

焼き栗自爆

 栗を使ったお菓子のレシピを作ろうと思い、初物の栗をゆであげました。

 まあ、そこまでは、まともな人間のやることなのですが、あらぬことを思いついたのです。

「そうだ!これを焼けば、天津甘栗みたいに、皮離れがよくなって、簡単にむけるんじゃないの?」

 やらなきゃいいのに、ゆで栗をわざわざオーブンで焼いてしまったのです。

 高温のオーブンで加熱された栗は(今、思うと、当然のことながら)、ものすごい音をたてながら、爆発を連発し、炸裂しはじめました。

 オーブンの中は、まるで最前線の激しい銃撃戦みたいでした。

 あわてて加熱をストップし、事態が修まるのを待って、恐る恐る扉を開けました。

 栗の中身は木端微塵に飛び散り、自爆して殻だけになった皮が、たくさん散乱していました。

 こりゃ、確かに皮離れいいです。きれいさっぱり、皮だけになっている。でも、中身は使い物になりません。凄絶な惨状です。

 かろうじて、自爆を免れた栗だけを取り出し、中身をスプーンでえぐり出しました。別段、皮離れがよくなったわけでも何でもありませんでした。
 自爆栗だけが、気前よく中身を全部、飛沫させていました。しかも、使いようないほどに。

 さて、無事な栗の実を使って、マロンシャンテリーを作り、シュー・アラ・クレームに仕立ててみようと思っています。

 モンブランのように甘い栗のお菓子は嫌い。栗の味そのもののお菓子にしたいのです。裏ごし栗と生クリームを中に詰めたシュークリーム。絶対に美味しいはず!

 が、しかし。栗の銃撃戦の後始末のせいで、お菓子の完成と撮影とレシピは、後日に延期となります。

 世界に平和を、そして、我が家にも平和を…。