ずぼらこきの7日目の古種のカンパーニュ

 ううっ…二日酔いなのよ。

 昨日の教室、みんな全員、フランスパンの出来が良くって、もー、わしゃ一人で、ご機嫌になちゃって。

 みんなが帰ったあとも、一人で、おおはしゃぎで、ガバガバお酒を飲んでしまったのよ。朝、起きると、まだ酔っていて、酒臭かった…。ううっ、サイテーだ。

 十数年間、パン教室をやっているんだけど、今まで、フランスパンが、パーフェクトだったためしがなかったのです。中の一人、二人は、必ず「塩かけナメクジ」みたいにしちゃう人がいる。さもなければ、私の差し替え生地が、タイミングはずして、発酵過多にしちゃたり、未然だったりして。

 昨日の出来は、すごく良かった。誰一人も塩かけナメクジにしなかった。私もドジ差し替え生地にはしなかった。年の功か、たまたまの偶然か。

 二日酔いにもめげず(この不快感には慣れていますからね)、「7日目の古種」で、カンパーニュと、クロワッサンと、山形食パンを仕込みました。1週間前の中種が、まだ、残っていたので、やむを得ず…。

 この極限的な古種と新しい種をブレンドして、なんとか、古種を無駄なく消費。

 カンパーニュは、今回、水分75%のゆるい生地にしました。さすが、古種。水分が多いせいもあり、たった3時間半で、一次発酵が完了してしまった…。二次発酵のスピードも早かろうと思い、遠慮がちに短めに切り上げたら、若干、若過ぎたね。

 7日目の古種は、マネしないほうがいいです。せいぜい、5日目か、最長老でも6日目種くらいまでにしておいてください。

 のんびりお休みの日曜日。図らずも、二日酔いとの攻防になってしまった。パンの仕込み以外は、なーんもする気にならん。

 ご機嫌でも、飲み過ぎには、気をつけましょう。