筑前煮

 今シーズン初搾りのたまり醤油が嬉しくて、昨日の食事のメインディッシュは、たまり醤油でした。

 ちょ、ちょっと、あなた〜。いくら、ビンボでも、メインディッシュが、醤油つー話はないでしょと、おっしゃりたいでしょうが。

 でも、誰がなんと言おうが…・・

 うちの一番贅沢なメインディッシュは、自家製醤油なのだ。

 で、醤油の添え役で、鯵の刺身と、筑前煮もついでに作りました。あくまでも、主役は、たまり醤油です。(昨日はアジが、めちゃ安かった。)

 国分寺野菜には、掘りたての里芋が新登場していました。で、「筑前煮だ」ということに。

 この時期のゴボウ、サトイモ、レンコン、ニンジンは、初々しくて、思わず手が出てしまいます。

 下ゆでなどの下ごしらえなしで、炒め煮にして速攻料理でいただく初々しい根菜の味は格別です。

 鶏肉、こんにゃく、乾しシイタケ、秋の根菜を油で炒め、ひたひたまでのだし汁、酒を注ぎ、火が通るまで煮たら、みりん、砂糖、醤油を加え、照りが出るまで調味料をからめます。

 30分程度で出来上がる速攻料理の炒め煮・筑前煮は、長い時間かけて煮含めるうま煮とは、また別の味わいがあります。

 最後に加える醤油とみりんのかぐわしい香り。できたてホヤホヤの熱々を鍋半分以上も、二人で食べてしまいました。

 で、(残り物の…)撮影が、今朝になってしまった…。作りたてのピカピカしたものも美味しいけれど、味のしみた翌日のものも、落ち着いた味でイケます。

 今週の教室でも、国分寺秋野菜で、筑前煮を作ろう。予定しているアイテムは、フランスパンです。

 フランスパンには筑前煮がよく似合う。フランスパンには、たまり醤油料理だ。醤油は世界に誇れる最高のソースです。醤油は、フレンチのソースよりも、うまい!

(はちゃめちゃな身勝手論理で、パンに合う料理を無理に、こじつける教室です)。