ドイツのソーセージパン、ヴルストブロートです。
でも、これじゃ、パン生地の中が判らないじゃないのよー。
撮って、アップしちゃったんだから、しょうがないけど。
中は、ほんのり灰色で、ライ麦が配合されています。キャラウェイがポツポツ入っていて、香り良いアクセント。
言葉で説明しないで、パン、切って写せよなあ…。
気候が、まだ、不安定なこの時期、副材料がほんの少し入るドイツの小麦パンは、救いです。
砂糖と油脂が、ほんの少し入るだけで、てきめん、ラクチンなパン作りになります。
中種150g、ライ麦粉50g、フランス粉250g、塩小さじ2、砂糖小さじ2、水200cc、バター10g、キャラウエイ小さじ2分の1
中種は、熟した古いものと、できたての若いものをブレンドして使っています。
熟した種は、風味とコクが深いのです。が、加え過ぎると酸化生地にしてしまいます。(膨らみと焼き色が悪くなります)。
若い種は、元気よく窯伸びして、腰高のボリュームが出ます。でも、自然発酵種の風味やコクの濃さは、控え目です。
両方の良さを生かすために、6日間寝かせ種と1日寝かせ種を1:2の割合でブレンド。(古種50、若種100)。
ラクチンとは言え、リーンなパン生地づくりには、かなり、種に気を使います。
ライ麦を配合したパンは、焦げを恐れずに、しっかりと焼き込みます。(焼きが浅いと、ライ麦の美味さが引き出せません。)
で、中にはさみましたるソーセージは、この間、載せていたチョリソーちゃんです。写真のものは、羊腸を使って細く仕立てたものです。(羊腸のほうが、パンとのバランスがとれて、写真うつりがいいので。豚腸で作ったものは、パンが見えなくなるくらい太いです。教室生徒用のソーセージは、見栄えを気にしないので、太くて、でかい方です。)
ヴルスロブロートに、熱々ソーセージをはさんで、サルサソースにベチョベチョと浸して食べると美味しいんだよねえ…。え、お下品ですか?
大丈夫。うちの教室では、でっかい口を開けて、ガブリッ!と、豪快に食べましょう。もちろん、ビールと合いますよ!