五目ちらし寿司を入れてみた

 今月の物欲取得物の朱の木椀。

 使うのがもったいないなんて、腑抜けたアホなこと言っている場合じゃなかったわ。

 撮影のシュミレーションしとかなきゃな。

 仕事だっ!

 ということで、朝の残りごはんで酢飯をチャチャっと作り、冷凍保存してある具材料を混ぜ、冷蔵庫のあり合せの飾り物をのっけて、5分間で五目ちらし寿司完成。

(寿司飯が大好きな私は、合わせ酢も、炊き上げた具材料も、稲荷寿司の皮の甘辛煮も、ぜーんぶ常備しているのよ。酢飯料理は、私にとっては超簡単スピード料理だわさ)。

 ううっ…とわななく手で新品の椀を取り出し、恐る恐る寿司飯をよそいましたよ〜。

 お日様光線、ばっちり射光。ウルトラ・ビームだっ!

 輝け、朱の木椀!(中の寿司なんか、どうでもいい)。

 ちょっとー、ええじゃ〜ありませんか〜。

 朱の椀は、ちらし寿司も似合いますことよ〜。

 残り飯でちゃちゃっと5分で作ったようには、到底見えませんことよ〜。

 はい。シュミレーション完了。

 あとは、お腹がすいたので、食べるだけです。

今月の物欲

 ずーっと前から、大ぶりでぽってり丸い朱塗りの木椀が欲しかったんじゃ〜。

 やっとめっけた。

 「木の器」の特設販売場で、たまたま偶然に。

 「雑煮椀」という名前だったけど。なんで正月終わってから雑煮椀なのかしらね。昨年末の売れ残り販売なのかなあ。

 まあ、ええわい、名前なんぞは…。残り物には福がある。

 具たくさん汁物料理に似合う和風器が欲しかっただけ。塗りがマットではなくテカっているのが、ちょいと気に入らなかったんだけどね(写真撮るときに反射しちゃうからさあ)。まあ、多少の難には目をつぶり。

 白みそ仕立ても、塩仕立てでも、朱の椀の色に絶対映えるわねえ〜。赤や白や緑の野菜の彩りも、さぞかし引き立つだろうなあー。

 ブリ大根なんぞをよそっても、ウマそうに見えるだろうなあ〜。アラ料理が、高級料理に見えてくるほどに。うな丼だの、牛丼だの、天丼だのといった丼ものにも使えそうだし。これで手抜き丼も、木椀で格上げだっ!

 手持ちの器と共に並べて器サイズのバランスを眺めてみたり。何を作ってよそおうか考えてみたり。こんな時が最高に楽しい。

 もったいなくて、まだ、使っていないのよ。

 来週の撮影仕事に使えるものなら使って、あっさり減価償却しちゃうぜ。(当然、それを考慮の上での買い物でした)。

 その前に、私用に何か作って使い勝手をたしかめてみなくては。

 今月の物欲取得物は、朱塗りの木椀2個でした!