料理に使い残したほんの少しの生クリームと、プレーンヨーグルト。
どちらも、もはや、お菓子づくりにも、料理にも、使えないほど、少しずつ残っていたわ。
わたくしって、とてもダラシナイ人間で、このようなものは、たいがい腐らせてダメにしてしまうタイプなんです。
このようなものは、冷蔵庫の奥に追いやられて、他の物で姿が見えなくなって。出てきたときにはカビだらけなよ。
かわいそうでしょ。
…。まあ、自分が悪いんだけどね。
ですから、そうなっちゃう前に、(自分のだらしなさを知っているからね)「発酵食」にしちゃうのよっ。
今回は、生クリームが100cc残っていた。
これじゃ、ケーキ作りには不足です。しかも、その上、10%オフの見切り品でしたしね。
日持ちはしない。
で、残った生クリームに、ヨーグルトをスプーンで1,2杯くらい混ぜ込んで(=乳酸菌の種付け)、パン生地のホイロの中に一緒に入れて置いちゃうわけよ。
パン生地と同じくらいの時間と温度で、OK。
生クリームは、「サワークリーム」になっちゃいますうううう。ははははは。
乳酸菌の種付けのせいで、暖かい場所に置くと、発酵して固まるのよね。これが、サワークリーム。乳酸発酵のクリームです。
(このあと、2,3日冷蔵庫に入れて、熟成させます)。
ハンドミキサーで、ガーして、油脂とホエーに分離させると、固形物は「発酵バター」です。
サワークリームや、発酵バターは、市販品でも入手が簡単なので、あえて作る必要はないのですが…。
でも、もし、半端に生クリームが残ったら、「自家製サワークリーム」や「発酵バター」も手作り(…つーか、残り物活用なんですけどね)も、悪くないかもよ。
まあ、腐らせて、ゴミ箱行きよりは、マシでしょ?ましてや、そのまま食って、「食中毒」なんて、サイテーなんだわさ。
まだまだ、残暑のぶり返しが、ありますよね。
冷蔵庫の中の食べ物、まだまだ、油断しちゃダメですよ〜。
こんな時節は、発酵食の開始。「腐敗」じゃなくて「発酵」に持ち込ませて、食材を持たせるのよっ!!
食中毒が一番多い時期って、知ってる?
秋なのよ。今よ。
梅雨時でも、夏でもないわ。
涼しくなって、油断して、その上、夏バテの疲れが出る秋に、一番、食中毒が多いの。
だから、今が、一番、注意すべき時期。
風邪とか、インフルエンザとかも、流行っているからね。
せめて、手あらい、うがい、食べ物くらいで、気をつけるしかないでしょ。(それでも、罹患するときは、するんだけどさあ…。)
サワークリームも、発酵バターも、ブドウパンに合うわ〜。あらまあ、今週の教室に、ピッタリじゃ〜ん。
もし、使い残している生クリームがあったら、作ってみてね。
ホイロに入れず、今の常温放置なら、半日〜1日くらいで、サワークリームに固まるはずです。(衛生上、雑菌による腐敗には、気をつけてね。自己責任で作ってください)。