夕方に

 本日も、ライ麦パン、良い子で焼き上がりました。

 ライ麦パンづくりは、最近やっと落ち着いてきたようです。

 4,5日寝かせて古くして(酸味が着いて)から、いただきまーす!(酵母パンは古いほうが、…ある意味で、うまい…。)

 (残る問題児は、バゲットだけだな。こいつは、気難しい。パンクチャリティーが要求される。)

 ホイロの中には2斤食パンが控えていて、焼成を待っています。

 一次発酵の間、まじめに雑誌の原稿書き。ちゃーんと書きあげて、もう、ちゃーんと送ったもんね。おりこうさん。締切よりも1週間近くも早い!

 昨日、今日と、不眠症の悪癖が出て、この二日間、1,2時間しか眠れていない。すごく、ハイな気分で、やけくそのダッシュ力が出る。馬鹿力とか、クソ元気とでもいうのだろうか。

 さすがにヤバイと思って、ドラッグストアーに行って、入眠剤を買ってきたわん。このままじゃ、ゾンビーです。(こうなっては、三種の神器の酒もダメなのよ。こんな時、お酒を飲むと、逆に熟睡できなくなるのよね。一晩中、アラ〜エッサッツサー♪とかさあ…。だから、薬は必要悪です。)

 不安定な状態の教室が、心底の気がかりみたいです。(信じられないでしょうけど、実は、私はすごく真面目で、ピリピリカリカリした、神経質でイヤな人間です。何とかそれを隠そうとしているんです。父親の性質にそっくりですわん。無愛想で神経質で気難しいくせに、動物や植物や子供だけは可愛がる偏屈者。年取ったら、ますます、そんな父に似て来ちゃったよ…。どーしよう。顔も似てるんだけどさあ…。困ったなあ。)

 まあ、そんなことは、どうでもいいとしましょう。

 前から言っていたパンの試食会、近日中に具体的に決定させます。5月中旬、場所はJR中野の貸しスタジオ。
 水曜日にでも現場を見て、申し込みを決定させてくるつもりです。きちんと決まったら、後日、ここで告知いたします。

 その際は、みなさま、ヨロシクー!(来てね!)

花冷え

 シトシトと冷たい雨の降る花冷えの日です。気温、かなり低め。

 朝一番で、初めて使う銘柄のパン用粉の試作・食パンと、ライ麦粉50%全粒粉20%フランス粉30%の重めのライ麦パン2種類を各2斤ずつ仕込みました。

 このくらいの時期って、なんだか、ライ麦パンとか全粒粉のパンとかが、やけに美味しく感じられて、白い普通のパンをあまり食べたくないの。

 ここのところ、リーンなパンが続いたから、今週のパンは思いっきりぶっちゃけて、クリームパン(!)でもやろうかなあ…と思っています。

 春は卵が美味しい季節。卵にも旬があるんですね。

 カスタードクリーム物は、春っぽいアイテムです。菓子パン生地とカスタード。うん、なかなか乙女チックだなあ〜。うふっ!たまには、いいか。

(おメメには、お星様キラキラ。バックには、バラの花キラキラ)

 国分寺、ハケの道付近の農家の美味しい自然卵。ここの卵、私の自慢なんです。(自分で産んだわけではないけれどな)。

 茶わん蒸しもいいなあ…。いや、青菜とベーコンのキッシュでもいいか。茶わん蒸しのほうが好きだけど、パン教室には、やはりキッシュか。

 まあ、なるようになる。

 写真は国分寺跡のドングリ山に群生しているショカツサイ。

 まるで、北海道のラベンダー畑みたいに、一面のショカツサイ。

 いちめんのショカツサイ、いちめんのショカツサイ、いちめんのショカツサイ

 かすかなる麦笛

 いつめんのショカツサイ

(山村暮鳥より盗作)

満開

 レンタルキッチンを探して、ネット検索に没頭している最中に、何やら怪しげな臭い。

 ああ、またやっちゃった。鍋を焦がしてしまった…。

 常習犯なので、さすがにテクニシャン。ブツは焦がさずに、鍋底のみの焦げにとどまった。(ここまで居直ると立派です。)

 おかげさまで、JR中央線・中野駅近辺に、よさそうなレンタルスペースを見つけました。料金も安いし、スペースは広い。
(カフェバーのようなスタイル。基本的には音響設備を備えたイベントスペースみたいです。カウンターもあるし、テーブル席数も十分。ムードも大人っぽい。子供づれは無理だな。ほとんど、夜のムードのバーだもん。)

 ただし、キッチンはIH。オーブンも無い。でも、試食会スペース程度なら使えそう(全部持ち込みで。調理は不可能に近いかも。)まだ、予約も可能そうです。

 以前からマークしていたコラボカフェは、来月は、もう予約で満杯。一応、ひとまず、あきらめました。(5月なら大丈夫かも)。

 パン教室用のレンタルキッチンも探したけれど、オーブンはオーブンレンジのところが多いですね。却下。(コラボカフェもオーブンレンジだった…)。

 よし!と思うところは、レンタル料金が想定外…。身分不相応のお値段です。

 おお、これぞ、まさしく、よし!と思ったところは、席数最大8席…とか。こんなに狭ければ、うちの台所と変わらないじゃないのよ。

 レンタルキッチン、数はあっても、こちらの条件と合うところは「微小」です。酵母パン教室のスペース・レンタルは難しいんですねえ…。

 お菓子や料理なら大丈夫なんですけどねえ。しかし、酵母パンとなると、時間的にも設備的にも料金的にも、限りなく不可能に近いですね。

 唯一、かろうじて、イタリア料理系のレンタルキッチンに、若干の望みあり。

 ピザのために、ホイロ(発酵機)やオーブンが備わっているのです。おお、確かに「パン教室も可能」と銘打っているぞよ。

 が、しかし。なんだか分かりにくそうな場所だな…。生徒以前に、私の方がたどり着けずに、迷子になりそうな場所。電話をかけてもだれも出ないし。不安がよぎる。

 中央線沿線、駅のそばに、どこかいいところないかなあ。席数もある程度あって、ホイロとガスオーブンがあるところ。(私の調べた範囲ではなかった。)

 いよいよとなれば、公共機関の調理室にでも闖入すべきか。悩める婆羊である。

母子草

 国分寺跡の水かさが少なくなった流れの土手脇で、盛大に伸びた母子草(ハハコグサ)です。

 こんなに大きく伸びるんですねー!すごい、すごい!えらいなー。こんな、崖っぷちみたいな酷い地場で。すごいなー〜〜!雑草って強いなーーーー。

  今日は、友達の引っ越しの日でした。

 60代後半の70歳近くなってから、初めて経験する「一人暮らし」の引っ越しです。

 女手ひとつで、4人の子供を育て上げてね。(会社の社長やっていたから、経済的には、さほど悲惨ではなかっけれど。)

 いろいろあって、やっと子供も「ばあちゃん」の手が必要なくなったみたいだから。

 子供のために、自分の家を出て、一人暮らし始めます。強い!でも、私は、涙が出そうになった。

 ブログでは人様の個人的なことは書けません(ゴメンナサイ)。涙が出るだけです。

 あまったものとかね、うちに持ってきてくださった。

 ただでさえ、ごちゃごちゃのうちは、もっとごちゃごちゃなんだけどね。

 彼女の、今までの、あまりにも優しくて大変な「母の心づくし」の山だった。子供のために、こんなにも。…。干しシイタケ、昆布、豆、玄米、・・。子供たちの健康を気遣う母親のため込みそうなものばかり。ははは!

 うちで、パン作りを習っていたからなあ〜。パン用の小麦粉(国産小麦)も、たくさん。

 泣きソー。

 うん。でも、大丈夫。人間、生きている間は、死ぬまで長生きだ!生きろ!

 長生きしてくれー!

 わしゃ、泣きべそでも、祈る気持ちは、弱くないよ。

 がんばれー!!!
 

本日はお教室でございます

 早朝、大音響のウグイスの鳴き声に起こされました。ベランダのすぐそばの紅葉の木にとまって鳴いていたようです。

 あんなに小さな流線型のスリムボディーのいったいどこに、あれほどの声量があるのでしょうかねえ…。

 ホーホケキョの長閑な鳴き声は、ほかの鳥への威嚇にも使っているようです。

 この前は、鳴き声をあげながら、ほかの鳥を追いかけまわしている姿を目前にしました。ウグイスは、意外に気性の激しい鳥なんですねえ。

 庭の杉の木にマイホーム建築中のキジバトの福太郎(あ、もう、名前もつけたのよ、フクちゃんです)も、建設作業三日目です。

 明け方の早朝から、昼くらいまでの建設現場作業。必ず午後にはどこかへ行ってしまいます。実労7,8時間くらいかな。

 昨日から、♀らしきキジバトもフクちゃんの傍らに参上しています。女房にするつもりかな?

 福太郎のツレの名前は「そめこ」。ソメちゃんです。(いちいち、勝手に名前をつけるなつーの)。

 ハトもまぐわり春爛漫。国分寺跡の桜は8,9分咲きで見頃でした。茶花に使うミツマタが、とても美しかった。こちらは満開咲きです。

 福太郎のマイホームの完成と、孫の誕生(!?)を心待ちにしています。

 本日はお教室でございます。お気をつけていらしてください。(あやうく、これを書き忘れるところだったぜ…。最近の物忘れの良さは、他者の追随を許さぬものがある)。

叫ぶフランスパン

 明日の教室のプランスパン生地をパーフェクトに持ち込もうと思って、使い慣れていない粉を手なずけている最中です。

 リスドールって、ソレドールよりも、かなり吸水が低いんですねえ。

 水を減らして、何とかフランスパンを焼成「まずまず」の出来でした。

 丸二日間、寝かせた中種、50%配合。種は、もう少し減らした方がいいみたいです。一次発酵を6時間まで伸ばしたい。50%では4時間半から5時間でした。

 昨日の夕方に写真を撮りました。ワオーッと叫んでいるような姿に写ってしまった。

 明日、教室なので、今日は遊んでいる場合ではないのですが、弁当作ってお昼ごはんは国分寺跡で。

 国分寺跡、たくさんたくさん桜の木があるんですよー。

 どのくらい開いたか「偵察」に行ってきます。

 本日の花見お外ご飯は、海苔巻作った。では、いってまいりまーす!

(食べて帰ってきたら、ちゃんと真面目に仕事するもんねーだ。)

森のフルーツソース

 古びた森のパン屋の屋根裏に、蜂が巣を作ってしまってのう…。

最初は気づかなんだあよ。

ある日、丸太の柱を伝わり、タラーリ、タラーリと、粘り気のあるものが流れ落ちてきた。

なめてみたら、蜂蜜じゃった。

もしやと思い屋根裏をのぞくと、やはり、そこには蜂の巣があったというわけじゃ。

原材料ゲット。経費削減。使えるものは使うのが魔法使いの性なのじゃ。

アメリカ製・割賦払い36か月+ボーナス払い毎年2回・その上、毎度毎度の「残高不足警告」の督促状着き!で購入した水フィルター強力吸引掃除機に乗り、南の森まで飛んで行った。
(三十数万円もしたな…。ともかく、最近のほうきは飛びが悪いので、この世界でも乗り物はほとんど掃除機になっておるのじゃよ。近年、効率性よく、高性能、高速化の波が、魔女世界でも普及しておる。実に嘆かわしいことである。)

初夏を迎えたの森で、ストロベリー、ラスベリー、ブルーベリーを摘み取った。

北の森のパン屋へ戻り、みっつのベリーを蜂蜜に漬け込んで数日間。

みっつのベリーから芳醇な香りの汁が蜂蜜ににじみ出し、非加熱の香り高いフルーツソースが(てめーかってに)出来上がってしまうというわけさ。

シフォンケーキに添えてよし、チーズケーキにかけてよし、ヨーグルトに混ぜてよし。
せっかくの新鮮なフルーツの香りを煮詰めてジャムにしてしまう人間のセンスが、わしゃ分からんのう。

非加熱の放っておきっぱなしなら、こんなにも美しい香りなのにのう。

名づけて「フリュイ・デ・ボア」(森のフルーツ)じゃ。

(はい。ということで。ここで森のパン屋・魔法使いのババアから、国分寺在住の人間に戻ります。

苺が美味しい季節ですね。でも、食べ残したものは傷みやすいです。

この生のフルーツソース、生のベリー類を蜂蜜に浸けて、冷蔵庫で数日間、放っておくだけで出来ちゃうんですよー。煮ないのです。チョー簡単すぎる。

酸味が欲しければ、少しレモン汁も加えてね。キルッシュワッサーなど、好みのお酒を加えても最高ですよ。

常温に置くと、発酵してお酒(=ミード)になってしまうので、冷蔵庫に入れておいてね。食べ飽きたら、2,30分加熱すると、ベリーのジャムになります。

昨日の撮影隊に出したら、すごく好評なフルーツソースだったので、アップしておきます。簡単なので、ぜひ作ってみて。ついでに、シフォンケーキなどを焼いておけば最高です。
添えるクリームは、」マスカロポーネかサワークリームがいいです。甘くないクリームを添えるほうが、フルーツのフレッシュな風味が生きます。)

マイホーム建築中(キジバトですが…)

  画像左手中央に小さく見えますのは、キジバトさんでございます。

 画像右手に見えますのは、私の仕事部屋の窓目前に生えている杉の木でございます。

 只今、キジバトさんは、うちの杉の木の中に巣を作っている最中なんですよ〜♪

 庭から木の小枝を拾ってはくわえて木の中に運んで、かいがいしくハイホーム建築中。なかなかの働き者です。

 ときどき、別の木の上にとまって、周囲の安全をうかがっています。キジバトさんのとまっているこの木は「何の役にも立たない木」という名前の木です。

 以前、植木屋さんが来た時に「この木は何という木ですか?」と尋ねましたところ「何の役にも立たない木だ」と教えてくれました。

 でも、キジバトさんの見張り台くらいの役には立っているようです。落葉樹なので、今なら見晴らしがいいことでしょう。

 身を隠すことのできる常緑樹の方に巣を作るのは知恵がありますなあ。

 しばらく庭を歩き回らないようにして、キジバトさんを安心させておこうと思います。

 そろそろ、ハスの鉢の中のメダカすくいと、ハスの根の植え替えをしなくてはいけない時期なのですが、巣作りが終わってからにします。

 楽しみだなあ…。巣ができるの。(自分のマイホームなど、一生ありえないけれど。)子供も生まれるんだろうなあ♪楽しみだなあー!

ラムレーズン・くるみ・クリームチーズをフランスパン生地で包むパン

 今週のお教室のパンでございます。

 かなり早めのアップなのですが、明日は雑誌の撮影で、本日はその準備に時間がとられるので、今のうちから載せておきます。

(今日、明日とパンを作ったり撮影したりする余裕がなくなっちゃうので)。昨日の夕方、大あわてで作って取った写真なので、不出来でございます、すんません。(=全体的に生地が若めすぎます)。

 名前もまだ決めていません。要するに、まだリーンな生地をやっていたい時期なのです。素直に「また、フランスパン生地でーす」と言うべきか…。

 ラムレーズン、ローストクルミ、クリームチーズのフィリングをフランスパン生地で包むパンです。(本当は、少しライ麦粉もブレンドしたいです)。

 今日は温かくなりそうな良い天気。桜の花も陽気に誘われて本格的に開き始めることでしょう。

 週末くらいには見頃を迎えるのかな?

 この時期、ちょっと不安定になるリーンな塩パンづくりも、今週中のうちにはパーフェクトにしておきたいです。

 

72時間種で、バゲット

 日が長くなってきましたねえ…。

 午後5時半過ぎでも、自然光で写真が撮れるようになりました。アップ、ギリギリセーフです。

 午前10時30分の仕込みのフランスパン。中種は72時間種40%使用。一次発酵;30度で4時間半、ベンチ、30分以上、二次発酵1時間半。

 5時30分撮影、露出をかなりプラスにした。雨のち曇り、お天気が悪い寒い一日。冬に戻ったように、また石油ストーブをつけています。でも、日は伸びました。

 丸二日間、中種を寝かせたけれど、一次がまだ、短すぎみたいですね。思い通りにならないクラスト。どこか、発酵未然的な気泡の動きを示すクラム。中種の寝かせは、この程度で十分なはずなんですけどね。

 明日、丸三日間寝かせの100時間中種40%で、再々度やってみる。

 え、味?

 美味しいよ。美味しいに決まっているじゃ〜ん。

 クラム、クラストの状態が、100%理想的ではないだけのこと。

 少し(15%くらい)、ライ麦粉をブレンドすると、この若さは防げるんですけどね。

 今回の粉は、初めて使ったリスドール。いつもはソレドールかパリジェンヌ。粉によっても全然変わるよね。吸水も違うし。挽きも違う。

 で、その違いだけで、微妙に思い通りにいかなくなる。あと、もう少しだ。

 パーフェクト気分を目指そう。