シュウパウローからの転用料理でエスニックうどん

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 暑いのに、ここまでやるか…。やるんです。
やってしまう自分がいる。
すんません。

先に作ったシュウパウローを500ccほど取り分けて(スープの塩気が強いので)昆布と鰹だし汁300cc、酒50cc、みりん大匙2ほどを加えて一煮立ちさせ、味を調える。ニンジン、玉ネギ、ジャガイモなど(かなり適当に、いい加減に、残り物の)野菜を加えて、さっと火通し。エスニックうどんの「スープ」のできあがり。この間、約10分。

かたや(用意周到なまでに、恐ろしい事に)前日から捏ねて寝かせておいたウドンの生地を麺棒でのして折りたたみ、3mm幅に切って沸騰した湯で数分でゆで上げる。(薄力粉180g、強力粉20g、塩小さじ1、水100ccを捏ねて寝かせておいたもの)。「うどん」のゆで上がり。この間、約20分。

スープとゆで上がった麺を合わせ、でかい器にどかーんとよそい、コリアンダーのぶつ切りと長ネギの薄切りを散らす。(これで、二人分のエスニックうどんのできあがり)。

青唐辛子入りのナンプラーを適当にふりかけて、暑い昼下がりの昼飯を汗を流しつつすすりこむ。あ、あー、あ・・熱い、暑い、暑いよー。

当たり前だ。この暑い時に、熱々のウドンなどをすすりこみ、汗が噴出しないわけがないでしょうに…。青唐辛子の清涼感が救いだが、それでも、やはり熱くて、暑い。滝のように、失恋の涙のごとくに、滴り落ちる汗。まるでシャワーを浴びたよう。
お味はタイの麺料理に似ています。手打ちうどんではなく、市販のビーフンにしておけばラクだったのになあ。
と、まあ、シュウパウロー転用料理の熱々うどんが、暑い盛りに胃の腑になだれこみました。(かなり無理やり)。
小麦食と羊肉料理を意地でも、強引にでも、くっつけたい私としては強行突破。コリアンダーを散らしたから、少しは夏っぽい味になったんですけどねえ…。涼しくなったら、春菊とか白菜とか小松菜などを使うと合いますよねえ…。

暑いときにはやはり、冷たいザル蕎麦とかのほうがいいです。

我慢大会のような料理が続く。(羊肉料理の撮影を済ませて、なるべく早く原稿を仕上げてしまいたいという自らの野望のせいである)。明日のパン教室は「ナス味噌のパオズ」です。さすがに「ヤンローパオズ(羊肉包子)」にするのは生徒に気の毒である。うちは羊教室ではない。ただし、ビールのお供は、案の定の「シュウパウロー」です。(しずかちゃんよ、君の願いは叶った!わし、暑くても頑張ったけんね。なんだか、あまり意味を見いだせぬ頑張りだけど…・。)