性懲りもなく、さらに続きだ

  さらに悪しきことが判明。この間、私が筆まめにも、いちいち長々と返信送付していたメールも、全然どこにも届いていなかったらしい。

 あちゃこちゃから「えーっ、ここのところ、なにも全然届いていませんよーううう」と言うご叱責じゃあ。うううううう。わしゃあ、切腹すべきか?

 どうやら、相手が送ってくれたメールのほうは私には届いているらしい。でも、私が送ったその返信が、相手には届かないらしい。送信トレイには送信記録が残っているだけ。別段、エラー表示も出ていない。
 相手は送ったメールの返信が私から来ないので、…・、最近は相手もあきらめて(あきれて?)、…、それ以降は送付してこなくなる。この悪循環が暗黙の闇の中で勃発していたようだ。ブロバイダのサーバーのせいではない。

 私の放った膨大なメールの数々は宇宙のブラックホールに葬り去られ、宇宙の塵となり虚空を彷徨っているのだ。永遠に誰にも届く言葉ではなく、いや、それはすでに言葉ですらなく、無意味な想念のカオスとなり、永劫の浮遊を続けるのだ。なんて虚しいことよ。

 嗚呼、インターネットはからっぽの空洞。(昔、こんなタイトルの書籍があったような気がする)。嗚呼、耐えられない存在の軽さ。(昔、こんなタイトルの映画があったような気がする)。嗚呼、無情。(昔、こんな歌をあがたもりおが歌っていたような気がする)。
 ご愁傷様です。

めーる問題その続き

  メールの不調と不安定さは、やはり、vistaちゃんのセキュリティーご機嫌斜め性格のせいみたいでした。
 PCの個体として、内部環境が非常に不安定。一貫した対処法がない。メール送受信が可能な相手と不可能な相手がいるようだ。テクニカルサポートにあちこち連絡して、プロバイダにも連絡して、なんとか手を打とうとしたけど。

 しかし。だめだこりゃー。

 やむなく、セキュリティーのあれこれをアンインストールにして、セキュリティー機能を低下させてみた。これしか、もう手段はないかも…と思って。

 みなさま、しばらくyhahooのほうのフリーアドレスのほうにメールをください。そうすれば返信から入り込んで送付できる。そのほうがメール不着の危険性が低いです。セキュリティーの悪影響を受けないから。
 yahooのほうにはフリーアドレスながらも有料のセキュリティーをちゃんとつけていますから。迷惑メールも自動的に振り分けて削除してくれるし。こちらのほうが便利で本当の意味で安全手段です。

 ともかく、厳しすぎるセキュリティーの壁が何よりも一番危険なのだよ。ウィルスよりも迷惑メールよりも、もっと困る。
 春から今まで、私は新パソコン地獄ですよ。

 仕事の連絡が不通だ。重たい原稿も送付できなかった。仕事にならぬ日々。一日中、パソコンのご機嫌うかがいで、機械の相手ばかりしながらの時間が費やされる。死活問題だ。陸の孤島だよ、こりゃあ。返品したいくらいだ。(まだ、カード買いの払いをしていないけど、払いたくないよおお、もおーーーー)。
 まあ、あたりが悪かったと思って、すでにあきらめてはいるけれど。泣きそー。

 リカバリーディスクの領域不足に関してはは設定を変えて、何とか解決しました。これも余計な御世話で勝手にバックアップしてくれちゃうから起きること。突然壊れて、データクラッシュしてくれちゃうパソコンなんか、今じゃ、もう、誰も信用してねーよ。大事な原稿や写真はすぐにCDに焼きつけて自分でバックアップ取ってるよ。余計なことするなって。(チェックはずして、アンインストールにしてやったぜ)。
 勝手にバックアップして自分で自分を容量不足にしておきながら、それを警告してくるんだから。そのたびに、作業画面を邪魔されて、仕事ができなくなっちゃうんだから。
 亡霊のように浮き上がっては消える警告バルーンの数々。仕事に集中できないじゃないか。営業妨害だぜ。画面に鬼神出没する悪霊を振り払うためには、仕事を中断しなければならないのだよ。本の原稿書きなど、集中できゃーしねーよ。(私は本の原稿書きの最中に邪魔されると、ひ孫の代まで祟るほど恨む人間なのだ)。

 ところで、vistaの中身を無しにして、もとのxpを入れ直すことって、可能なのでしょうか?写真(ピクチャー)編集機能だけは使えます。これだけは進化した。まるで写真編集ソフトが入っているみたい。キープしておきたいのは、これだけだ。
 でも、ワードとメールをXPの時代に戻したい。そのほうが、ほかの人たちと安心安全に間違いなく交信できる。ワードの変換機能は最低だ。当たり前の普通の単語すら、とんでもないのけぞりものの変換になってしまう。まともな人間が使う単語とは思えないような非日本語的漢字が出てくる。
 何をどうプログラミングしたら、あのような非現実的で摩訶不思議な独創的新漢字を創作できるのか?あまりにもアバンギャルドで個性的すぎる。ある意味、ダダイズムの詩を連想してしまう。あの奇抜な変換のまま、本にしたら、もしかして、売れるかも。今まで例を見ないほど、パンキッシュで斬新な文学になるかもしれん。
 誤変換文学…。
 変換キーをたたきながら、崩壊言語を創作し、新たな新文学の宇宙を創る…。前向きに考えれば何とかなる。

やはり、絶対にメールが機能していないと思う

  やはり、ヤバイような気がする。ここのところ、誰からもメールが入らないし、送信しても返信が来ない。こんなことは初めてだ。

 企業が無差別的に配信する業務的なメールだけは入っている。(たいがいは不要なので削除してしまっているが)。だから、完璧に壊れてしまっているということはないのだろうけれど。

 こちらのメールが届いても、ただ単に無視されて返信が来ないだけならいいけれど、全員が全員、無視するような相手ではない。届いていないとしか考えられない。

 先週土曜日、「8月はやしひろこ教室便り」を、(毎度送信しているかなりの数の人たちに)送った。その最後の一文に「メールが届いているか否かをチェックしたいので、もし無事に届いたら、空メールでもいいので返信ください」と書き記しておいた。2,3日間、待っているのだが、誰からも空メールすら届かない。月に一度、教室便りを送ると、誰彼から何がしかの近況報告のメールが届くのが常なのに、メール筆まめの常連さんからすらも、全くメールが届かない。

 絶対にメール機能の何かがいかれてしまっているに違いない。誰か、物の試しでメールを送ってください。(このブログ画面しか発信手段がないのです)。

お勧め本

 「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット著・講談社

 新聞広告で見かけて読みたかったんだけど、暑くて本屋に行くのが面倒で読んでいなかったの…。でも、ラッキーなことに、豆腐やのたかちゃんが貸してくれた。

 めちゃくちゃ面白いよ。アスペルガー症候群の自閉症の筆者。「普通ではない」彼の表向きの行動とは裏腹に、彼はいたって客観的に自己をみつめ周囲を認知している。
 一般的行動とはギャップがあろうが、内なる自己は並みの人間を超越している。すごいの一言。数学に関しては、いうなれば天才肌。考えなくても分かっちゃう・・という能力がある。「知的障害」という観念でくくられることが多いのだが、いったい何が知的障害なのだか?知的障害と言われるものとうらはらに、実はそれが、隠れた才能であったり、輝く個性である場合も多いはず。え、内容ですか?はい、それはどうぞ、ご自分でお読みくださいませ。私もまだ全部読み終えていないんですもの。

「知的障害」と呼ばれるものの、その内側に何たるかを少しでも知る手がかりになるかもなあ…。
 いやはや、まだ読み終えてはいませんが、いい本なのでお勧めしておきます。

十三夜月

 お教室でした。立川・昭和公園の花火大会の日なので、かえりの電車が地獄のすし詰めのように混むかと心配で、いつもより早めに生徒をけしかけて帰した。たぶん、無事に帰宅しているはず。(大丈夫だったー?)

 まあ、大丈夫に決まってる。

 十三夜月。きれいだったので、もしかして、まだホタルいるかも?とか思って、暗い国分寺跡を探索。

 ホタル、いなかった。人も誰も、いなかった。真っ暗。すごい霊気だけが漂っていた。今まで一度も怖いと思わなかった夜の国分寺跡。真夜中ですら、一人で林の中を彷徨い歩いたものだったけど。

 十三夜月。

 今夜は怖かった。足がすくんだ。それ以上、先へは進めなかった。くるりと後ろ向き、明るい街の方向へ向かって、早足、どんどん、早足で現生へと戻る。怖かった・・。アー怖かった。

 十三夜月。

 公園のベンチで月を眺めていたら、なんだかとても安心した。そして、横たわる。疲れていたみたい。お月さま、きれいだな。ふーーーー。

 眠ってしまったらしい。。。。。はちゃー!。。。ヤベー。。。。あわてて、帰宅。

 本日のジェノベーゼ、好評だった。松の実とかペルメジャーノとか入れないシンプルソース。(入れたきゃ、使う分にだけ、そのつど入れる)。ジェノベーゼは、ペパーミントソースとともに、スモーク・ラムに添えた。

 バジルの葉50g、塩小さじ1、オリーブオイル200cc、にんにく15g。これをフードプロセッサーでガーッするだけ。あとは瓶に詰める。すぐに使わない分は、瓶ごと冷凍庫の中へ。これ、うちのシンプルバジルソースのレシピです。

 十三夜月。見上げると、窓の外にぽっかりと、今、出現しました。公園のベンチで会ったお月さま。また、会えたね。もうすぐ満月だ。

明日はお教室でございます

 明日は酵母パン教室です。今回は「失敗なしの、そこそこ配合のパン」(コッペパン)を行います。
 前々回から、この時期恒例の「発酵過多」失敗を起こす生徒が続出しております。

 初体験出席者が相次いだときなのに、たまたまリーンな塩パンをやってしまったせいで、ほぼ全滅状態でした。ぞくぞくと寄せられる失敗報告…。挙句の果てには、在籍生徒までもが崩壊生地を作成。「ひろこさん、家に着いたらパン生地がバックの中で爆発していました」。…。爆笑。

 塩と粉だけを材料にするリーンな塩パンは、ほんの少しでもタイミングを遅らせると、発酵過多を起こし、まともなパンとしては焼き上がらなくなります。
 しかし、ほどほどの副材料(適量の砂糖、卵、油脂などの立地な素材)を加えると、このような失敗がとたんに激減。

 写真を見てください。

 写真左側の茶色く色づいたコッペパンは、少量の砂糖、卵、バターが加わったものです。右側の白っぽい大型のパンペイザンは、塩と粉(ライ麦粉と全粒粉も少し加わっている前回と同様のリーンな配合)のものです。
 このふたつの生地は、昨夜7時に、30%種量で、同時に仕込みました。就寝する直前まで冷蔵庫で冷やし、12時半に丸めてボウルに入れて常温(30度)で放置。翌朝の7時半ー8時より成形を開始して、二次発酵、午前10時に焼き上がったものです。種量や仕込み時間、発酵時間は両方とも同じです。

 しかし、リーンな塩パンのパンペイザンのほうは完璧に発酵過多を起こし、焼き縮みして形もいびつになり白焼けの状態になっていますね。明らかに大失敗のパンです。(みなさんが前回焼き上げたものと同様のものを再現してみました)。
 かたや、コッペパンのほうは、焼き色も豊かで、やきあがりのボリューム(フワフワ感)もあり、良好な状態です。

 同じ条件で作ったパンでも、配合する少量の副材料によって、こんなにも違いが出ます。初心者はリーンな塩パンを作りたがるのですが、作りなれないうちは失敗の少ない「そこそこ配合」のものを練習して作りなれる方が、よいかもしれませんね。特にこの時期の塩パンは、絶対に(たとえ30分でも!)タイミングを外せないので、とても難しいのです。
 粉300g、塩小さじ2、砂糖大匙2、粉乳大匙1、卵半分、バター15g。この程度の配合のものを作ってみてください。多少、発酵タイミングを外しても、大きな失敗にはつながらないはずです。

お暑うございましたねえ

 ほいほい、これが、ドライミントで作る(保存性高い)ミントソースでございます。生よりも香りがいいかも…、というシロモノなのですが、ドライだけあって、口当たりは劣りますね。もし、口当たりの悪さがいやだったら、抽出液だけ使えばいいのです。(しずかちゃん、生ミントで作っているんだよねえ?)

 ミントソースは味というよりは、やはり(お口やお腹の)臭い消しとか、消化促進とかの薬効が目的なんじゃないでしょうか。まあ、薬味ですからねえ。

 ラム料理だけではなく、ほかの肉料理や魚料理にも使えます。もっと使えるのは、甘いもの(デザート)に。
 シャーベットやアイスクリームやヨーグルトに、少しトッピングしてもいいのです。また、アップルパイにも合う。
 りんご、いちじく、桃などのコンポートやジャム作りの仕上げ間際に、少し抽出液をくわえると、清涼感のある爽やかな風味になります。
 つまり、肉料理だけではなく、甘いもの、酸っぱいもの、乳臭いものに合うわけです。日持ちする状態で作っておけば、1本あっても悪くはないソースですが、でも、いずれ忘れて、冷蔵庫の邪魔者にするのが私のパターンですなあ。

 あ、そうそう。例のラム肉料理レシピ、2倍くらいのページ数まで増えて、そして、トリは(最後のページは)、ミントソースで締めたよ。ラム料理書いたら、最後の最後に避けて通れないソースだからねえ…。ラム料理が臭いのではなく、食べた後が臭うだけです。北海道には「ジンギスカン、皆で食べれば臭くない」という標語があるほどですから。

本日二度目、ベリーぱぱに捧ぐ

 本日、二度目の投稿。

 なーんとなく、意地になってスモーク・ラムをミディアムにしあげました。

 でも、やっぱり、いそぐとよくないね。漬け込み(塩漬け)も、熟成(常温に数時間置く意味)も、なんだか、ぜーんぶ、はしょって短縮しちゃって。ミディアムには仕上がったけど、味は、ただの普通のラムローストに近い感じ。(別な意味で、二度目の失敗)。スモークラムの意味深長な、うまみ深みがぜんぜんないんだよ…。

 そのうち、今度こそ、3度めは、マイペースで成功させます。

 あ、そうそう。私、前に、英国のミントソースを馬鹿にしたけど(今でも、ばかにしているんだけど)、でも、心を入れ替えて(本気で入れ替えるわけねーだろ)、本日はその手抜きレシピをのせます。(静、なみこ、よーく読んでおけよ!)

 出来そこないのスモークラムとか、まずくできちゃったローストラムとかには、ミントソースが良く合います!(…。やはり、心は入れ替わっていないかも)。

レシピ:ドライハーブミント10g、レモン汁と白ワインビネガーを半々くらいに合わせた液を150cc、砂糖大匙1(または蜂蜜大匙2)、塩小さじ1.これを全部ごちゃごちゃに混ぜ合わせておくだけです。(フレッシュミントは、全部、引きむしって、根絶させてしまったのです。今、うちにはフレッシュミントがございません。フレッシュミントのレシピはご自分で作成なさってくだされ。わしゃ、知らんけんね。)

 ミントソースは、あえて言うならば、日本の「きゅうりとわかめの酢の物」みたいな味のミントヴァージョンです。さっぱりした味が、肉のローストものと合う。
 でも、料理への使い方としては、日本の刺身の「薬味」のような使い方かなあ。山葵とか、しょうが、にんにく…みたいなかんじ、…かもね。

 あのーーーー。すごくエゲツナイ話、していいですか?(ダメに決まっているだろ)。
 ラム料理を食べたあとのゲップって、実は、すごく臭いんですよねえ…。「あ、羊食ったな」というくらいのらいの臭いゲップの口の吐息。でも、ミントソースと一緒に食べると、ゲップが臭くならないんだよねえ…。
 で、…で、ですねえ。わ、わたくしが推測いたしまするに、紳士淑女の国では、後々の己が排気臭をもエチケットとして考慮して、羊肉とミントを一緒に食するのではないかと…。まあ、かように考えるわけなのでございます。あくまでも、味覚のためではなく人様への迷惑をも考えて、ミントを共に食するのでは…と。そのように考えるわけなのでございます。
 いかがなものでございましょうか?わたくしの推測は、あながち間違っているとは言い難いとは・・思うのではありますが。ははははは。

 できそこないのスモーク・ラムに、ほんの少しだけ(少しだよ)、ミントソースを添えると、懐かしい英国を思い出します。(不味かったなあ…)。
 ワラジのような虹色に緑光りしている牛の肉も不味かったなあ…。ローストビーフではなく、ワラジウシ…とか、内心思ったりして。ホースラディッシュつーんだっけ、わさびみたいなやつ、日本語に翻訳すれば、なんだい?馬大根かあ?馬蕪かあ?あれ、つけると食えましたね。
 英国ポンドが、また高くなったね。30年前くらいの感じに戻ったね。懐かしくて行きたいけど、もう二度と行くことはないでしょうね。食べ物は不味かったけど、大嫌いで、でも、大好きな地だったなあ…。あの国で、肉と言えば、羊肉だったかもしれないなあ。
 懐かしいなあ……・。嫌いだけど、大好きな、私と娘の桃源郷。そして、試練の地。つらかったなあ…。でも、楽しかったなあ…。

 

コメントのお返事&関係ないけどグウラッシュ

ベリーぱぱさん、コメントありがとうございます。

 ご質問の部位はラムの肩ロースです。(モモでもいいかもしれませんね)。羊肉は本当に燻し香がよく合いますよね。でも、昨日の料理は本格的なスモークではなく、香りづけていどの燻しです。焼くほうがメインの調理でした。実は写真のもの、ちょっと焼きすぎてしまって不本意な出来でした。中をピンク色のミディアムにするつもりだったんですけどね…。ちょいと油断して台所から離れているうちに、ははは!焼き過ぎちゃったんですよー。(でも、ホント、味は最高でしたよ!)てへへへ。

 悔しいので、リベンジ!で、本日またスモークラムのための下ごしらえをしたんですよ。こんどこそ、ちゃんとできたのを近日中に載せますので、どうぞまた訪れてくださいませね。お待ちしておりまーす。

 私の場合、燻製とまでいかないほどにも、料理作りには隠し味としての燻しテクニックはよく使います。(本格的に燻製にすると、スモーク風味が強すぎて、燻製料理になっちゃうから、軽めですけどね)。
 豚肉なども、ちょっと燻したほうが、料理に使っても風味が増しますしね。市販で売られているベーコンやソーセージとかって、あれ、本物の燻し香じゃないですよね?たぶん、煙のヤニみたいなものを水に溶かした液に浸けてるだけなんじゃないですか?ちゃんと燻したら、あんな臭いにはならないもんね。だから、やはり、燻製といえども自分の手で作らなきゃなあーと思うのです。そうそう、ラム肉ソーセージの燻したものも美味しいよ!(この、私の燻し料理は、農文協の雑誌「うかたま」冬号=12月発売・で載せる企画予定なので、先の話ですが、みなさま、ぜひ立ち読みしてください。おっと、農文協よ、ごめんちゃい。みなさま、ど、どうぞ買ってください!)

 はてさて。
 ラム料理レシピの作成も、いよいよ本格的完成の佳境に迫ってまいりました。本日掲載の写真は「グウラッシュ」(=パプリカ煮込み)中東の料理です。野菜とラム肉塊(できれば筋や骨のある部位)と小麦団子とゆで卵をコトコト長時間煮込むものです。シャバトとかハムカなど、家族や友人が集まる祝日に食べることがおおいようです。ラム肉がとろけるように柔らかく、パプリカの風味がエキゾチックです。作り方は、この前渡したレシピの赤ワイン煮込みとほぼ同様で、あれに大匙1,2のパプリカパウダーが入る感じで作れます。うちで試食した赤ワイン煮は色が茶色くて見た目はきれいじゃなかったでしょ?あれにパプリカ入れると、きれいな赤に染まるのよ。

久々にギンギンに晴れ渡ったね

 いやはや、やっと晴れましたねー!太陽の光と熱で、我が、かよわき肉体は溶けて流れてしまいそうだ。ドロドロデローン。(ピザの上の糸引きチーズを連想してくださいませ)。

 写真はスモーク・ラム(ラムの燻製)です。20分くらい低温で軽く燻して(表面だけが黄ばむ程度で、火は通さない)、そのあとは20分くらいオーブンでローストして仕上げます。
 こうすると炭火焼きみたいな風味が出るんだよね。普通のローストラムとは、一味も二味も違う別の味になる。燻すという一手間だけでね。
 まさしく、燻製の旨さ。ラム肉にはスモークの風味が実によく合いますね。ジンギスカンや焼き肉を炭火焼きや薪焼きにすると最高に美味しいのは、炭火や薪に滴り落ちた脂が燃えて、煙を立ち昇らせて、上の肉や野菜を燻すから美味しくなるんだよね。ホットプレートやフライパンなんかでは、絶対に出ない風味ですよ。煙を気にせず、うまい炭火焼きや薪火焼きを食える田舎が懐かしい。
 そして、羊肉料理には、だだっぴろい高原と、乾いた空気と、吹き抜ける涼風が一番のソースだね。まあ、これは現在住の東京では望むのは無理だな。

 煙を気にせざるを得ない都会人の皆さま。炭火焼き(風味)の羊肉を食べたければ、あちきのごとく「燻しローストラム」にしなはれ。別に羊肉だけじゃなくてもいいですよ。ビーフでもチキンでもOKだよ。ちょっと燻すだけ。(この場合、本格的な燻製ではないです)。私は蒸し器をひとつ、燻し鍋専用に使っています。(この蒸し器は、もう二度と普通の蒸しもの料理には使えないほど、ヤニ臭くて、ヤニ色に染まっている。それはまるで煙草を一度に100本くらい吸ったかのような、酷い色と臭いである)。

 本日も燻し鍋のふたを開けたとたん、ゲホゲホとせき込んで、目が痛くなった。禁煙家にはお勧めできない一品でございます。しかし、うまい。スモークングブギですな。