お勧め本

 「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット著・講談社

 新聞広告で見かけて読みたかったんだけど、暑くて本屋に行くのが面倒で読んでいなかったの…。でも、ラッキーなことに、豆腐やのたかちゃんが貸してくれた。

 めちゃくちゃ面白いよ。アスペルガー症候群の自閉症の筆者。「普通ではない」彼の表向きの行動とは裏腹に、彼はいたって客観的に自己をみつめ周囲を認知している。
 一般的行動とはギャップがあろうが、内なる自己は並みの人間を超越している。すごいの一言。数学に関しては、いうなれば天才肌。考えなくても分かっちゃう・・という能力がある。「知的障害」という観念でくくられることが多いのだが、いったい何が知的障害なのだか?知的障害と言われるものとうらはらに、実はそれが、隠れた才能であったり、輝く個性である場合も多いはず。え、内容ですか?はい、それはどうぞ、ご自分でお読みくださいませ。私もまだ全部読み終えていないんですもの。

「知的障害」と呼ばれるものの、その内側に何たるかを少しでも知る手がかりになるかもなあ…。
 いやはや、まだ読み終えてはいませんが、いい本なのでお勧めしておきます。