本日二度目、ベリーぱぱに捧ぐ

 本日、二度目の投稿。

 なーんとなく、意地になってスモーク・ラムをミディアムにしあげました。

 でも、やっぱり、いそぐとよくないね。漬け込み(塩漬け)も、熟成(常温に数時間置く意味)も、なんだか、ぜーんぶ、はしょって短縮しちゃって。ミディアムには仕上がったけど、味は、ただの普通のラムローストに近い感じ。(別な意味で、二度目の失敗)。スモークラムの意味深長な、うまみ深みがぜんぜんないんだよ…。

 そのうち、今度こそ、3度めは、マイペースで成功させます。

 あ、そうそう。私、前に、英国のミントソースを馬鹿にしたけど(今でも、ばかにしているんだけど)、でも、心を入れ替えて(本気で入れ替えるわけねーだろ)、本日はその手抜きレシピをのせます。(静、なみこ、よーく読んでおけよ!)

 出来そこないのスモークラムとか、まずくできちゃったローストラムとかには、ミントソースが良く合います!(…。やはり、心は入れ替わっていないかも)。

レシピ:ドライハーブミント10g、レモン汁と白ワインビネガーを半々くらいに合わせた液を150cc、砂糖大匙1(または蜂蜜大匙2)、塩小さじ1.これを全部ごちゃごちゃに混ぜ合わせておくだけです。(フレッシュミントは、全部、引きむしって、根絶させてしまったのです。今、うちにはフレッシュミントがございません。フレッシュミントのレシピはご自分で作成なさってくだされ。わしゃ、知らんけんね。)

 ミントソースは、あえて言うならば、日本の「きゅうりとわかめの酢の物」みたいな味のミントヴァージョンです。さっぱりした味が、肉のローストものと合う。
 でも、料理への使い方としては、日本の刺身の「薬味」のような使い方かなあ。山葵とか、しょうが、にんにく…みたいなかんじ、…かもね。

 あのーーーー。すごくエゲツナイ話、していいですか?(ダメに決まっているだろ)。
 ラム料理を食べたあとのゲップって、実は、すごく臭いんですよねえ…。「あ、羊食ったな」というくらいのらいの臭いゲップの口の吐息。でも、ミントソースと一緒に食べると、ゲップが臭くならないんだよねえ…。
 で、…で、ですねえ。わ、わたくしが推測いたしまするに、紳士淑女の国では、後々の己が排気臭をもエチケットとして考慮して、羊肉とミントを一緒に食するのではないかと…。まあ、かように考えるわけなのでございます。あくまでも、味覚のためではなく人様への迷惑をも考えて、ミントを共に食するのでは…と。そのように考えるわけなのでございます。
 いかがなものでございましょうか?わたくしの推測は、あながち間違っているとは言い難いとは・・思うのではありますが。ははははは。

 できそこないのスモーク・ラムに、ほんの少しだけ(少しだよ)、ミントソースを添えると、懐かしい英国を思い出します。(不味かったなあ…)。
 ワラジのような虹色に緑光りしている牛の肉も不味かったなあ…。ローストビーフではなく、ワラジウシ…とか、内心思ったりして。ホースラディッシュつーんだっけ、わさびみたいなやつ、日本語に翻訳すれば、なんだい?馬大根かあ?馬蕪かあ?あれ、つけると食えましたね。
 英国ポンドが、また高くなったね。30年前くらいの感じに戻ったね。懐かしくて行きたいけど、もう二度と行くことはないでしょうね。食べ物は不味かったけど、大嫌いで、でも、大好きな地だったなあ…。あの国で、肉と言えば、羊肉だったかもしれないなあ。
 懐かしいなあ……・。嫌いだけど、大好きな、私と娘の桃源郷。そして、試練の地。つらかったなあ…。でも、楽しかったなあ…。

 

コメントのお返事&関係ないけどグウラッシュ

ベリーぱぱさん、コメントありがとうございます。

 ご質問の部位はラムの肩ロースです。(モモでもいいかもしれませんね)。羊肉は本当に燻し香がよく合いますよね。でも、昨日の料理は本格的なスモークではなく、香りづけていどの燻しです。焼くほうがメインの調理でした。実は写真のもの、ちょっと焼きすぎてしまって不本意な出来でした。中をピンク色のミディアムにするつもりだったんですけどね…。ちょいと油断して台所から離れているうちに、ははは!焼き過ぎちゃったんですよー。(でも、ホント、味は最高でしたよ!)てへへへ。

 悔しいので、リベンジ!で、本日またスモークラムのための下ごしらえをしたんですよ。こんどこそ、ちゃんとできたのを近日中に載せますので、どうぞまた訪れてくださいませね。お待ちしておりまーす。

 私の場合、燻製とまでいかないほどにも、料理作りには隠し味としての燻しテクニックはよく使います。(本格的に燻製にすると、スモーク風味が強すぎて、燻製料理になっちゃうから、軽めですけどね)。
 豚肉なども、ちょっと燻したほうが、料理に使っても風味が増しますしね。市販で売られているベーコンやソーセージとかって、あれ、本物の燻し香じゃないですよね?たぶん、煙のヤニみたいなものを水に溶かした液に浸けてるだけなんじゃないですか?ちゃんと燻したら、あんな臭いにはならないもんね。だから、やはり、燻製といえども自分の手で作らなきゃなあーと思うのです。そうそう、ラム肉ソーセージの燻したものも美味しいよ!(この、私の燻し料理は、農文協の雑誌「うかたま」冬号=12月発売・で載せる企画予定なので、先の話ですが、みなさま、ぜひ立ち読みしてください。おっと、農文協よ、ごめんちゃい。みなさま、ど、どうぞ買ってください!)

 はてさて。
 ラム料理レシピの作成も、いよいよ本格的完成の佳境に迫ってまいりました。本日掲載の写真は「グウラッシュ」(=パプリカ煮込み)中東の料理です。野菜とラム肉塊(できれば筋や骨のある部位)と小麦団子とゆで卵をコトコト長時間煮込むものです。シャバトとかハムカなど、家族や友人が集まる祝日に食べることがおおいようです。ラム肉がとろけるように柔らかく、パプリカの風味がエキゾチックです。作り方は、この前渡したレシピの赤ワイン煮込みとほぼ同様で、あれに大匙1,2のパプリカパウダーが入る感じで作れます。うちで試食した赤ワイン煮は色が茶色くて見た目はきれいじゃなかったでしょ?あれにパプリカ入れると、きれいな赤に染まるのよ。