例のピザだよーん

 杉山さんの地粉を触ったとたん「この粉、絶対に平パンにすると旨いよ!」と叫んだ私。一人でせこせこ生地をのしながら発酵させてオリジナルスタイルの薄生地ピザに仕上げました。(グルテンが低いせいでとても素直に薄く丸く成形できちゃう)。あれよあれよと言う間に発酵。(もっとゆっくりしておくれよ)。

 モツアレラ、ゴルゴンゾーラ、あと名前は忘れたけど何とかという青カビチーズの三種混合をトッピングして焼成。チーズだけのシンプルピザのできあがり。

 側面をピラピラの薄皮にしてキツネ色に焼きあげると、側がカリカリしてクリスピーな味わいも添えられます。耳が香ばしくて、ピザの美味しさ2倍です。(こういう食い意地の張った作り方のアイディアだけは、すぐに思いつく私でございます)。

 ピザの冷めない距離に住んでいるのなら、杉山さんに「おーい!焼けたぞー!」と、持って行ってあげたいほど美味しいんだけど。(わたしゃ、ピザハットか?)ああ、うらみの遠距離。茨城じゃなく国分寺で農業やればいいのにね。国分寺、いいとこだよ。

 静からも、なみこちゃんからも「発酵過多」コメント。ご愁傷様。

杉山小麦で種実験

 前回までは本配合粉に使っていた杉山農園の小麦粉を今度は種継ぎに使ってパン種にしてパン作り実験開始。

 本配合(パン作り本体の粉)にしても発酵が早かったが、種(中種)にしても、やはり早かった。…・。早すぎる。

 種を思いきり減らすという手段もあるが、減らすと味が淡白になるのは以前の少量種配合で実験済み。最低でも30%は種付けしたい。
 で、50%でも30%でも6時間もたなかった。写真のパンは発酵過多の失敗作。焼き色が白茶けて悪い。生地の張りも失われている。(4,5時間目で終了すべきだったのだが、途中で居眠りをしてしまい、きっかり6時間目に目が覚めた。自分の惰眠のせいにするのではなく、杉山さんの小麦のせいにするところなんざあ、私もなかなかいい根性だと思う)。
 杉山小麦種のほうは案の定、水が上がりベチャベチャした状態になっている。ひたすら粉を足して水気を吸収させて種生地を持ち上げるしかない。活性の激しい麦で種継ぎすると、なかなか忙しいパン作りになってしまうだろうなあ…。

 なにやかにやと実験を繰り返してきて、久々に懐かしい一本挽き粉の個性に振り回されて楽しかった。杉山お父さん(ダンナのほう)と電話で話をできたのも嬉しかったし。(物静かな口調の優しそうな感じの方でした。)

 夕べは残り少ない杉山粉で、ピザ生地も数枚作ったよ。冷凍もしておいたので、土曜日の教室のときにでもシンプルピザを作って、平パン生地のほうもみんなで試食しようね。