白米麹の四日目

 順調に進んでいれば、四日目の本日あたりに「絶頂期」を迎えるはずなんですが。

 でも、昨日と比べて飛躍的な進展はありません。

 菌糸の伸びと絡みが不足。

 これは、「湿度が足りない」せいでしょう。

 この画像を撮った後、パン生地を一次発酵させている最中のホイロの中に入れました。湿度、温度共に十分ありますから。

 でも、酵母パン生地との同居は、酵母も着けちゃう可能性があります。そんな麹で甘酒なんざあ作ろうものなら、ドッピューンと発酵してどぶろくになっちゃいますわ。

 保温ビンのふたを緩めたとたん、スプリンクラーのように噴出してくるあのおぞましさを…。君は知っているだろうか。

 甘酒だけは絶対に作らないでおこう。あれが噴出したら、せっかく元旦返上でやった台所の大掃除をまたすぐさま、やらなくてはいけなくなるのだ。

 ということで、「友麹法による白米麹づくり第四日目」は、菌糸の伸びが遅いので、業を煮やしてパン生地一次発酵中のホイロにぶちこむ・・でした〜。

 まあ、こんな風に、あーなればこーする、こーなればあーする…というように、臨機応変に相手に対応して、なんとか麹の完成へと持ち込むわけです。

 間違った方向へは進んでいずに、単に成長が遅滞しているだけの状態です。これは、どんな生き物にもありうることです。

 1日2日の遅れなどものともせずに、大らかに構えていきましょう。とかなんとか言っちゃって、私、明日、美容院に白髪染めの予約を入れちゃっているんですけど〜。

 明日、絶頂期を迎えてくれちゃ、こまるんですけどおおおお〜。(意地でも今夜中にイカせるつもりだ。温度も湿度もガンガンかけてやるっ!)→(あのー。ぜ〜んぜん大らかじゃないんですけどお…。)

 さて。本日は成長遅滞の米麹の傍らで、今シーズン初の豆味噌第一回目の仕込みをしました。

 今回は愛知県の生徒がわざわざ送ってくれた「豆こうじ」(兵藤こうじ店)を友麹の種にしてみました。いただいたこの豆麹に生えている麹菌は、我が家に自然発生する(ウグイス色の胞子の)たまり系のコウジカビと(毛の長さや色が)同じものです。

 たぶん、私んちと、とても相性が良い菌だと思います。うまくいっておくれよ〜と、祈る気持ちで味噌玉を作りました。

 去年の豆味噌連敗のせいで、この冬は自家製の美味しい溜まり醤油が当たりませんでした。自家製のコクと旨味の強い溜まり醤油でいただく刺身や握り寿司は最高のぜいたくなんですけどね…。刺身や寿司がぜいたくなんじゃなくて、自家製醤油がぜいたくな味なんですよ。

 雪辱戦の勝利なるか?溜まり醤油チャンピオンベルトの再獲得なるか?

 闘魂輪廻。