トマトのチーズ焼き;今週のパン

 夕方に、やっと焼きあげて、ギリギリ写真撮りOKでした。

 今週のパン、トマトで捏ねたパンです。去年の夏もやりましたね。

 同じことは繰り返さないのですが、今回は同じアイテム。でも、初めての試みの部分があります。

 この季節、地元野菜の新鮮なトマトを煮詰めて使うのですが、今回はあえて、缶詰のトマト煮を使ってみました。イタリアの輸入品で、安価です。1缶105円。

 生トマトを使うより、格段に安くつきます。6分の1くらいのコスト。

 色も味も濃いですね。どこか、くどい。トマトの質が違うためでしょう。その上、繊維が緻密なようで、生トマトを煮詰めたものなら200ccしか入らないものが、缶詰トマトでは250ccちかくも入りました。

 去年も言及しましたが、同じ生地の同じ分割量でも、チーズをかぶせて焼いたものと、かぶせなかったものとでは、焼き上がりのボリューム(膨らみ)が違います。

 スライスチーズをかぶせて焼いたものの方が、ドピャーンと大きく膨らむのですね。画像でも、一目瞭然です。

 で、大きく膨らめばいいかと言うと、まあ、それは、また別問題でしょう。

 関係ない話なのですが。

 今、うち、コバエが、たくさん繁殖しています。ショウジョウバエでしょうか?

 これ、お酒につく小さなハエなんですけど…。うっとうしいくらい飛び交っています。いろいろなものが、発酵しているので、それによって来ているとは思うのですが…。

 でも、頭に来るのが、一番私に、たかってくることです。私にまとわりついて、離れないのです。

 今や私は、沸き立つ蚊柱のように、コバエでけむっております。私が、最大最強のアルコール発酵誘引物質なのでしょうか?

 そこんとろ、どーなよっ?と、コバエに聞きたい。

 迷惑なんです。

カビ便り

  湿度の高い梅雨の季節。

 ちらほらと、カビ便りが届いています。

 数日しか経っていないのに、ショウガの蜂蜜レモン漬けの表面に、白いカビがきちゃいました〜、どうしたいいんでしょうか?とか、梅シロップが、数日で発酵しちゃいました〜とか。

 はい、はい。

 先ず、ショウガシロップの白いカビの件はですね〜。もし、カマンベールチーズの表面のような、白い綿毛のカビがポツポツと生えているようでしたら、怖がらなくてもいいんですよ。

 酵母系のカビで、味噌の種水や醤油の表面などにも生えてくる私のお友達です。天使の羽の綿毛みたいで、とてもキレイな可愛らしいカビです。

 酵母も「カビ」なんです。ですから、温度25度前後で湿度の高い状態になると、元気いっぱいに、活動を始めます。「こんにちは〜♪」みたいに、ご登場です。

 お友達部分を取り除き、シロップからショウガを引きあげて、冷蔵庫に移動させてください。放っておくと、お酒になっちゃいますから。

 カビや発酵が来る原因は、他にもあります。1・ゆでこぼしたショウガの水切りが十分でなかった場合、2・蜂蜜やレモン汁が少なかった場合、3・非加熱の生蜂蜜を使った場合、などです。

 1・と2・は、ともかくとして。3・の生蜂蜜使用の場合には、とても発酵しやすくなります。市販の蜂蜜は加熱殺菌処理されているので、発酵に傾くのはスローですが、生蜂蜜は、天然酵母が生きているので発酵が早いのです。

(生蜂蜜でパン種を簡単に起こすことができるほど、酵母が多いんです)。

 生蜂蜜を使った場合は、早々に冷蔵庫に入れるほうが、発酵を抑制できます。(車を運転する方は気をつけてね。発酵すると、お酒になっちゃうんですから)。これは、ジンジャーシロップだけではなく、梅シロップも然り、です。

 もし、酵母菌の活動をストップさせたいのでしたら、65〜70℃くらいに加熱すると、殺菌できます。