梅ジャムから、美味しいソースへと

 で、先ほどの続きです。(本日も、二度目の更新じゃ)。

 「蒸し梅の蜂蜜漬けシロップから引き上げた梅のジャム」(名前が長すぎる)から、さらに転用の梅調味料2種。

 左は先ほども書いた「梅醤油タレ」です。梅ジャム、調味醤油(醤油、みりん、だし汁を同量で煮詰めた醤油)をほぼ同量くらい、ごま油、ナンプラー、オイスターソース、すりおろしにんにく、赤トウガラシ粉は各少々。混ぜ合わせるだけ。
(薬味類の副材料は、お好みでどうぞ)。

 これは、マジとろ〜んとして、カジキマグロの照り焼きだの、手羽先のあぶり焼きだの、ポークソテーだのに、最高すっ!(今夜のうちの晩飯、手羽先のこれだ)。

 右側は「梅ドレッシング・クリーミー」。普通のドレッシング(酢・油・玉ねぎみじん切り・塩コショウ)に、すきなだけ梅ジャムを混ぜ合わせるだけ。で、で、で、これがメチャすぐれもんなんですわあ〜。

 ともかく「乳化剤添加したの?」「増粘剤使ったの?」と言うくらい、とろ〜り濃厚で、クリーミ〜な、野菜絡みのよいドレッシングになるんですよー。(こんなほめ方あるのか?)

 梅の持つ天然ペクチンのおかげなんですよ。このクリーミーな濃厚さ!梅ちゃん、ありがとう!!

 これにマヨネーズ混ぜても、ヨーグルト混ぜても、水っぽくならないよ。とろーり濃厚で、クリーミーな口当たりのままなんだよ。

 タルタルソースに混ぜても、最高!タルタルソースが、もったりと料理にのっかるのです。その上、あの薄ボケた味が、ピシッと締まり、バッチリ決まるんだなー。

 トマトソースに梅ジャム適量を潜ませても、まったり〜した美味しさ。これは、パスタと絡みがいい。

 ともかく、これからの季節の私の料理や調味料には、梅の酸味や天然ペクチンが、暗躍するのです。(企業秘密なみの暗躍です)。

 言わなきゃ、誰も梅を活用しているなんて気づかないのよね。

 ほらほらほらー。なんだか、ムズムズと、梅ジャムを作りたくなってきたでしょー。まだ、間に合いますよ。東京・国分寺の梅は今が真っ盛りの販売中です。関東、今が作りどきですわよ。

 お料理の試食は、明後日、お教室にて。

梅シロップから転用のジャム出来

 例の「蒸してから蜂蜜漬けにして、シロップから引き上げた梅」をジャムに作り替えた梅ジャムです。

 まだ、1週間すら経っていないので、引き上げるのは早すぎるんですけどね。でも、明後日、土曜日の教室までには作っておきたかったので、やむを得ず。

 まだ、熱いので、フードプロセッサーでガーして滑らかにできないんです。このあと、冷めたら、ガーします。

 でっかい鍋に、ドカーンとできちゃった。みんなの分もあるよ。冷めたら、ビン詰めしておきますね。

 蒸し梅シロップを作ったみなさんは、まだ、引き上げないでね。漬けてから1週間くらいは我慢してください。

 あ、そうそう、梅の頭が水分から顔を出していると、そこにカビ(酵母系の白いやつ)が来ちゃう場合があるので、紙ふたか、皿などをかぶせて沈めておいてね。

 あと、ジンジャーシロップも、ショウガが水分から顔を出していると、(常温では)同様の酵母系のカビが着床しちゃうことがありますよ。もし、ショウガちゃんが頭をのぞかせていつようなら、それも沈めておいてください。

 カビちゃんたちが、一番元気な季節ですから!

 さて、梅ジャムの作り方。

 シロップから引き上げた梅を鍋に入れて、かき混ぜながら煮詰めるだけです。煮ているうちに、種が実から離れてきます。そうなったら、左手に木べら、右手に箸を持って、「梅の種すくい」。これが、なかなか手間取る作業。

 まあ、夜店の金魚すくいよりは、簡単なので…。なんとか全部、種を取り除いてください。最後の一粒をすくい取ったあたりで、梅ジャムはほどよく煮詰まっているはずです。

 この梅ジャム、ジャムとしてそのままいただいても十分に美味しいのですが。

 同量くらいの醤油、ごま油少々(他に好みで、トウガラシやショウガなどの薬味や、黒コショウなどのスパイスなど)を混ぜ加えると…。

 チョー素敵な梅調味料になるんですよ〜〜♪甘じょっぱくて、酸っぱくて、とろみが濃厚な!

 あぶり焼きチキン(手羽先など)や、ポークソテーなどに添えるとピッタリな爽やか〜なお味です。酸味が、梅雨時や夏に嬉しいソースです。

 焼き上がり間際に、表面に塗りつけて焼き上げてもよいです。甘酢あんかけのようなツヤがでて、まるでテリヤキチキンみたいなお顔に仕上がりますよ〜。

 梅って、梅干しだけではなく、調味料づくりにホントによく役立てくれるんです。梅シロップづくりの梅、無駄にしないでくださいよ〜〜〜。

 教室も、これからは夏の料理、夏の調味料。国分寺農家の夏野菜も、たんまり食ってなー。ビールもジャカスカ飲んで〜。

 ついでに、酵母パンも作ってーな〜。(ついでかよっ)。