こちらが、教室の試食で出した「甘いピロシキ」。
左は「小豆の餡」、中が「栗とサツマイモの餡」、右側奥が「リンゴの甘煮」です。
リンゴに至っては、ピロシキというよりは、アップルパイです。で、挽肉を入れると、ミートパイ。
練り込みパイは、折り込みパイとは違う素朴な美味しさがありますね。折り込みパイは、バターの風味が優先しますが、寝り込みパイは小麦粉の風味が際立ちます。
私は、薄力粉半分、パン用の強力粉半分のブレンドで作りますが、薄力粉だけでも、強力粉だけでも、中力粉でも、好みの粉でOKです。
ちょっと重ためのロシアの小麦粉の味、嫌いではないのです。煉り込みパイに向く風味です。強力粉と薄力粉をブレンドしたからと言って、その風味が出るわけではないのですが…。
たぶん、フランス産の粉(テロワールとか)を使ったら、もっと「っぽい」風味になるかもしれません。そのうち、やってみようとは思っているのですが、今は本のゲラで手一杯。立川の伊勢丹まで買い出しに行く時間がありません。およよよよ。
ピロシキは、昨年出した酵母パンの本から外しちゃったので、今度出す酵母焼き菓子の本では、絶対に載せたいです。
酵母パンとは呼びにくいものもあるので(むしろ、料理でしょ)、教室でもほとんどやりませんでしたし。でも、今回は、やるのだ〜〜。
はい。つーことで、私は発酵食本改訂版のゲラ仕事に戻ります。空が、白々と明けてきました。(早寝早起き元気な子。徹夜じゃないよ。早起きだよ。)