甘酸っぱいピールができたよ!

 たーくさんあったダイダイの皮。やっとピールに仕上がりました。

 なにせ、大量だったもので、煮詰めるのに結構時間がかかりました。

 でも、そのおかげで、ふう〜んわりと柔らかく炊きあがりました。日持ちが良いように、糖分は高くしておきました。果汁を加えたので、酸味も香りも、きちんとあって、そのまま食べても美味しいピールに仕上がりました。

 あさっての教室のみんなのお土産の分も袋詰め済ませました。(もし、私が渡し忘れたら、誰か、言ってください。物忘れ、得意技ですから)。当麻のY子さんに送る分も1kくらい袋詰め済ませました。(物忘れしないうちに、これからヤマトに出しに行く。)

 ダイダイもペクチンが多い果物です。煮た大鍋の底には、プリンプリンの天然ペクチンの果汁ゼリーがたまりましたよ〜。(もちろん、これも使えます)。

 かんきつ類は、袋の皮や、種や、白いモニャモニャに、ペクチンが多いのです。天然ペクチンを採取したい場合は、そのような残渣を鍋に入れ、ひたひた以上の水で煮詰めて、濃縮された液を搾り採ってください。

 合成添加物ではない、自然の恵みの天然ペクチンが得られます。

 これをマーマレードやジャム作りのときなどに加えると、濃度のあるジャムが作れます。

 ヨーロッパ風の果実ゼリー(ペクチンやゼラチンを添加していない本物のゼリー)を作りたい場合にも、この抽出液を加えます。

 これからの季節、温かくて爽やかな春や初夏は、ジャムづくりが楽しいものです。

 自然丸ごとの果実の力って、すごいですねー。自分の皮の苦味を美味しさに換えるその果汁、自分の果肉をゼリーに固めるその残渣。

 無駄な部分なんて、どこもないんですねえ〜〜。自然って、すごいんですね。

 ドリアってあるでしょ。あのンコ臭い果物。あの果物の殻に水を入れて、その水で手や口を洗うと、不思議とンコ臭さが取れるんです。
 バナナに巣食う害虫は、バナナから作ったバナナ酢で洗うと、駆除できるんです。

 丸ごと1個の果物の中に、何かを完結させる何かが、自然に備わっているようですね。鍋の底に勝手にできちゃった天然ゼリーを見て、嬉しくなった。

 ピールづくりの「オマケ」だ〜!