今週のパン ライサワーブレッド

 今週のパンは全粒粉とライ麦粉を配合したリーンなもの。ヨーグルトで捏ねて少し酸味を出すのが合います。

 写真のパンはガスオーブンで焼いたもの。当日はアースオーブンを使い、薪と炭の直火で焼いてみます。さーて、どのように焼きあがるでしょうか。天気予報では一応晴れです。開始は変則的に夕方4時より。つまり、お二階さんが洗濯物を取り込んだ後。これが、パンよりも料理よりも、薪よりも、何よりも最大の懸案課題です。

 今、みやせこ千鶴さんの「かぼちゃの生活」(立風書房)を読んでいるのだけれど。その中で「アメリカのサンタフェの家々の庭には土でできた丸いパン焼きオーブンが設置されている。きっと美味しいパンが焼けるんだろうなあ。」というのがでてきた。ウチの窯と同じものです。
 サンタフェはアメリカンネイティブの多いところ。ウチのこのアースオーブンはアメリカンインディアン仕様のものなのです。火、木、土という自然エネルギーで食べ物を焼く原初的なオーブンです。さあ〜て、みやせこ千鶴さんが思うスピリチュアルなパンや料理ができるか否か?真っ黒焦げなんてならないように頑張らなければ…。パン教室もなかなか大変だ。あの手この手で…。アメリカンインディアンの精神世界のパン焼きまでやらなきゃいけないんだから。自然界の猛威より、わたしゃあお二階さんの煙の苦情のほうが怖いんだけど…。