感謝の連絡

 おきょ〜しつのみなさあ〜ん

 今さっき、晶文社より連絡あり。2月頭に上梓された拙著「スローな手作り調味料」の増刷りが決定したそーですう〜。初版ですら、多かったんだよね。でも、出版から3ヶ月ちょっとで、あのようなジミ〜な本が増版になるなんて、本人ですら思いもよらなかったのだよ。(増版になって初めて出版社に儲けを出してあげられるんだよ。私の晶文社の4冊の本はこれで全て増版本になたあー!)。何はともあれ、かげながら支えていてくれてるみんなのお陰です。ありがとうございます。たぶん、楽天などで書評ブログを書いてくれた方のお陰かもしれないし、通信生活で書いてくださった見知らぬ投稿者のお陰かもしれないし。列挙すればきりが無くて…不義理しかできないけど、ともかく、みんな、どうもありがとう!ささいな話ですけれど…。感謝の表現場所が、ここしかなくて。
 わたし、通販生活の読者層の広さも、多大に貢献してくれてると思っているんだよね。(実はあれに出ているのは知らなくて、渚ちゃんから教えられて初めて知ったんだけど。ちゃんと全部ページを読む時間がなくてねえ)。これを読むわけないでしょうが、通販生活の皆様、どうもありがとうございます。
 が…。ところで。私の生活そのものは、ぜーんぜんラクにはならないのではありますが……・。

今週のパン ブリオッシュ

 おきょーしつのみなさ〜ん

 お今週のパン、おブリオッシュでございます。が、前ページのとおり、私本日はねぼーして、出遅れました。
 前日,発酵させた生地を一晩、オーバーナイト(8時間〜12時間ほど)で保冷します。(生地は平らにつぶしてガス抜きします)。
 翌朝、生地を分割、成形。で、ここで、生地は冷え冷えとしていて、かたまっているわけよ。バターの配合が多いので、生地が温まってしまっては溶け出すのです。ある程度、生地が室温に馴染み、そこそこに柔らかくなった状態で成形するのがポイント。ここが一番、ビミョーで難しい。
 さて、寝坊した弘子ちゃん。何をやったか?心中は焦っているわけよ。何とか、午前中に焼き上げて、朝日と呼べるうちの光の中で写真を撮らなければ…と。生地がまだ充分に室温に馴染まないうちに、ストーブなんかをつけちゃって慌てて生地が馴染んだような気分をでっち上げて、さっさと成形に入ったわけなんだわさ。
 二次発酵、2時間。30度以下でゆっくりじっくり仕上げ発酵させます。高い温度ではバターが溶け出しちゃうからね。湿度は低めにね。

 焼成はリッチな配合の割には高温(220度〜その後200度)で行います。低い温度(180度)では、生地が身を持ち崩すので。

 焼き上げてみて、ガーン!!冷たすぎる(つまり、固すぎる)生地を慌てて成形したときに現れるフンワリ伸びない固まった形態(つまり、生地が寒そうな顔のまま)で、焼きあがってしまった!やべー。つい先日、ツヨシに「つよしパンのお顔はいつも寒そうだから、もっと温かいお顔のパンを作ってね。」などと、偉そうに言った矢先に私が寒そうな顔のパン作っちゃったよ。
 バターたっぷりの生地は普段のパン生地とは手触りも温度も性質もずいぶんと違います。焦ってもダメ。でも、のんびりしすぎててコテコテ触りすぎて緩めてもダメ。 私はいつもこのように、悪い見本やいけない手本を生徒のみなさんのために、身を挺してご指導いたしております。

日はまた昇った

 日はまた…昇った。そして…。

寝坊をしてしまったーっ!

 目覚めると、5時半。太陽はすでに昇り、燦然と輝いていた。逃した。また、今日も逃した…・。本日、掲載予定のブリオッシュ…。え〜っ、それって、なんだっけえ〜?もしかして、明日って教室〜?わはははは!
 寝坊しちゃ撮れないじゃないのよー。ダメねえ、しっかりしなさいよ。

 夕べは夜中まで、撮影用三脚を作っていた。三脚というよりはカメラ固定器具。百円屋のまな板立てを逆さまにして、フルーツくり貫き器を針金で固定して、くり貫き器の真ん中の穴にビスを差し込んで固定した。ピアノの椅子の背もたれにはめ込んで、本の厚さで角度を調整。宮沢賢治の「ポラーノの広場」で90度。風の又三郎が75度。また、これは椅子ではなく、卓上型として立てた本に差し込んでも固定三脚として使える。卓上型用土台書籍は「小麦粉辞典」。机の上でも固定したアングルで撮影可能になった。なんて、素晴らしいんだ!これで、明日早朝の撮影は完璧だ!我が能力に感動し、満足し切って眠りについた。

 寝坊して、とーぜんだろ。どこまで、アホなんだ。

明日からまた数日間は曇りと雨が続きますよ〜ん。当分、オレンジ色に輝く朝日のシャッターチャンスは望めない。

 人間、絶望してはいけない。日はまたいつか必ず昇る。