梅コンポートのフルフルゼリー

 昨日は真夏日だったんですってね。どうりで暑いと思いました。昨日は一日中、本屋と図書館で本探し。(新著の書評コラムの連載仕事。書くより本探しのほうがずっと大変。本屋や図書館に行くと頭がぐわんぐわんします。)疲れ果てた一日でした。マジメに本を読んで書評を書かなければいけないのに、またサボり。そして、また梅レシピ。

 梅をさっと水煮して(すぐ柔らかくなるから煮すぎに注意)、それを梅シロップに漬け込んでおくぜいたくなコンポートです。脱気しておくといくらでも持ちます。そして、これも1年物の梅コンポート。種からも素晴らしい香りが出ていて、梅の美味しさてんこ盛りです。そのままヨーグルトなどと一緒にいただいてもいいのですが、今回はゼリーです。
 ゼリーはスプーンですくって食べられるくらいの、フルフルに緩めが美味しい。プリプリにはせず、ゼラチン使用量の半分程度のゼラチンで固めます。喉ごしもとろ〜んつる〜ん…でして、初夏のデザートにぴったりですよ。

 ゼラチン小さじ1と2分の1を大さじ1の白ワインでふやかし、100ccの熱湯を注ぎいれて静かにかき混ぜます。(乱暴にかき混ぜると泡だらけになっちゃうよ。)そこに大さじ1〜2(シロップの甘さにより加減してね)の砂糖を溶き混ぜて、梅シロップを100cc注ぎいれて静かに混ぜます。このとき、熱湯の代わりにミントティーを使っても爽やかさが増します。
 グラス2個の中に梅コンポートを1個ずつ沈め、上記のゼリー液を2等分に注ぎいれます。冷蔵庫で冷やし固めてできあがり。
 ゼラチンはメーカーにより、固まる力がそれぞれ違うので、使用書を必ず読んで、規定量より少なめに使うのがポイント。グラスを倒すと、崩れてこぼれ出てくるくらい緩く作ります。そのほうが、梅コンポートのふんわり柔らかい食感とバランスがいいからです。

 わたし、このゼリーに梅だけではなくバナナのぶつ切りも入れるのが本当は好きなのです。ゼリーにバナナを入れると、ゼリーそのものに砂糖を加えなくても、バナナの甘味で美味しくいただけるのです。写真を撮るために、今回は敢えてバナナを加えなかった。食べるときにバナナをグチャグチャ混ぜちゃおーっと!(一応、写真はみえを張るのね。)