撮影でございます

 本日は終日、雑誌の撮影オシゴトでございます。準備万端。

 昨夜は夜中まで、煮大豆の皮取り。まるで永遠に続く夜店の金魚すくいみたいだった。

 写真は、白醤油二番絞りの液汁、一日置いた状態です。瓶の底に澱がたくさん溜まっているのがみえますでしょう。

 これ、発酵と熟成の残渣です。活動した微生物たちの「オシゴトその後」の姿です。一番絞りの液汁よりも、二番絞りのもののほうが、ずっと澱が多かったです。

 一番絞りのものと2番絞りのものを混ぜ合わせた段階で、とても良い味の白醤油になりました。

 昨夜は真夜中のお夜食に、「白醤油ラーメン」なるものを初めて作り、試食担当部長と試食しました。(もちろん、麺は西山です)。

 讃岐うどんのお汁と同じものに、ごま油、豚肉、ネギ、そして、普通の醤油を数滴たらしただけで、突然お汁はラーメンスープに早変わり。

 どんなもんじゃろねえ…と言いながら、おそるおそる、先ず、ひとすすり。

 ギャオーッ!んんんんむあ〜いいいい、おいちいいい〜〜〜♪

 「す、すごい!すごすぎる。白醤油のおつゆをアレンジしただけで、こんなに美味しいラーメンスープが、あっという間にできるなんて。白醤油って何もの?」

 「クワッカカカカカ!見たか、我が手作り白醤油の威力を!どーだ、まいったか〜。」

 初めて作ったのに、まるで100年くらい作り続けているかのように、エラぶる私。

 白醤油が完成したとたん、急にお料理の幅が広がりました。今まで、知らなかった白醤油の味の世界。小麦の発酵力の未知分野の世界。

 今度は、「海老天丼白醤油仕立て」つーのも作ってみるわ。

 ということで、オシゴトに戻ります。台所では、お豆さんのお鍋、コトコト。