ケータイ干し梅干し

 昨日のシトシト雨降りとは打って変わって晴天の朝。

 庭の草木に残った雨粒がキラキラ光り輝いていて、洗濯物を持ったまましばし見とれてしまいました。

(もちろん、そのあとから真珠のような雨粒をザバッと払いのけ、パンツや靴下を干したんだけど…。)

 夏から、ずーっと乾燥させ続けていた梅干し。カラカラのスッカラカーンに乾きました。乾燥梅干しにしてみたかったのです。ケータイ梅干し。
 取り込んだ後から、念のために低温(100度)オーブンで20分ほど空焼き。(これは殺菌の意味もあるのですが)。飴玉のように締まった梅干しになりました。
 ポケット菓子の乾燥梅干しみたいにはならなかったけど、口に1個放り込んでしゃぶっていると、酸味が爽やかです。山歩きや長時間ドライブにいいでしょ。疲れた時にシャキッとします。

 で、ひとつ気づいたことがある。

 長期間の天日干し乾燥に耐えるのは、無農薬の梅だけだったということ。農薬を使った梅は、どんなに高級な大粒の南高梅でも、種と薄皮だけのシロモノに干からびちゃって、果肉の形が残らないということ。(つまり、何も残らないのも同然でした)。

 ということで、干し梅干し、成功したのは森本さんが送ってくださった無農薬栽培の梅で作った梅干しだけで、そのほかの高価な南高梅の梅干しは全滅しました。夏からのお日様や風に耐えて干し梅として姿が残った梅干しは…エライ!