熟したパン種

 熟しすぎたパン種を嫌うリーンなパンですが、はたして、どこまでの熟し加減(寝かせ日数)と、種の量の関係があるのかなーと。

 遅ればせながら、実験。

        (いつもは安全路線) 

 でも、今回は、失敗覚悟の上で。

 いずれも1週間以上寝かせた上での中種。

 30〜35%ほどの種付け。(300g本配合粉;100gの種)

 当然、発酵早いですわ。3時間半から4時間くらい。

 要注意。

 ダメモト覚悟ですと、いつもずさんにしちゃうからね。

 (今回だけは、慎重に。ちゃんと、データ取らなきゃな)。

 これからの季節は、種減らして、ガンガン直に行かせるべき季節。少しでも具体的にマニュアル化せねば…・。

 1週間以上の熟した種でも、30〜35%どまりなら(発酵は早いけど)、うまいこと、行きますわ。

 そーか。これで、リーンなパン作りも、温かい季節に、熟し種でも、量次第で、大丈夫にいけちゃうことが、具体的に分かったね、これで、また、少しラクになるわ。

 種は若いものを多めにつけると、ガンガンすだつけど、あまり良い発酵ではないです。逆に古い熟成したものを多めにつけると、風味がよくて、発酵状態良好。

 でも、少しでも行かせすぎると、即、発酵過多だな。

 安全路線を踏み外して、ギリギリセーフの許容範囲の狭さで、短時間にタイミングよく行かせるのと、どちらがいいんだろうか。

 ギャンブルだな。

 リスキーにやると、ある意味、ラクだ。

 でも、失敗の確率も上がるんだわ。

 で、土曜日に渡した全粒粉&ライ麦の種で、みんな、うまくできましたか?

続・曇り空

 おひさまの雲隠れが本日も続いています。

 先日、国分寺跡の原っぱで見つけた野生のラン科と思われる雑草の群生。小さいけれど、よくよく見ると、蘭らしい派手なお顔立ち。ちびだけど、美人だね、素敵です。

 あさって、火曜日の変則お教室は、バームクーヘンづくり。当然、これだけで収まるヤワな場ではなく、やれ酵母ワッフルだのスコーンだの。

 ついでに、時節柄、温かい季節のものも。糠漬けと、梅干しことを。梅干しこのとは、昨年仕込みの梅干しが、たくさんあるので、これ使いましょう。土曜日の教室で、ニンニクの梅肉漬けが、とても好評でした。

 ニンニク風味の梅肉で作ったドレッシングをカツオのカルパッチョに。

 梅漬けニンニクも、ついに皆様、丸かじり。「皆で食えば臭くない」。

 梅干しや梅酢は、ニンニク保存だけではなく、生姜、茗荷などを保存するのにも便利です。
 国分寺産の美味しい生姜をたっぷりと、梅酢漬けにして保存しています。生姜も常備しておきたい薬味です。

 これからの季節は抗菌性の高い梅干しが、大活躍する季節です。梅を縦横無尽に使いこなしましょう。梅のことを「酢」「漬物床」「調味料」と思って使いこなせばよいのです。