もちこパン、パニーニ風に

 中央線の不通で、仕事の打ち合わせに出かける予定がボツ。

 電話とメールで何度もやり取りをして、なんとか打ち合わせらしきものをやりました。(ちょいと、まどろっこしい気分…。まあ、しょうがないです。何せ、とまるのが名物の中央線ですから。でも、私、中央線沿線が好きなんです。)

 時間ができたので、もちこパンをパニーニ風におしゃれしてみました。(が、手前のベーコンが、べろんとはみ出ているのが、やはり見苦しい。)

 シンプルな具が合いますね〜!あまり欲張らずに。薄いサンドイッチにすると、食べやすいのです。

 でも、やはり、和風の具のほうが合いますなあ…。菜の花の辛子漬けに油揚げとか。キンピラとかひじきの煮物とか…。

 もちこもしょせん、米の粉です。

 小麦粉が値上げするし生産量も減るので、余っているコメの粉をパンに使えないか…と、最近よく言われるんです。悲しいなあ。

 そういう理由では使いたくはないのです。なんというか、安直な対処療法みたいな発想で「ムギがダメならコメ」って、そりゃあ、ないでしょう…。「臭いものにはふた」と、同じ発想みたいじゃないですか。

 根本的な改善策の発想ではないですよねえ。

 コメの消費をもっと伸ばしたかったら、ご飯のことも、米農家のことも、もっと大事にして、そして、ご飯をもっと美味しく食べさせてくれるご飯の周りの品々を大事にすべきですよおおおおおおお。

 ご飯の周りの品々とは、美味しい味噌や醤油、手作りの漬物や梅干しや佃煮や干物などです。日本人の心のふる里みたいな副食があると、本当にご飯が進みますよ。

 小麦がダメなら、米。もっとコメを食え、でも、農家はコメを作りすぎるな…では、思考回路がピーマンでしょう…。

 ということで、私はパン作りに関しては、アンチ米粉派なのです。あしからず。

もちこパン、やっと画像アップじゃー

 今週の教室のパン。

(昨日、焼き上がりが、夕方6時過ぎていたので、光量不足で撮影を断念。今朝の写真撮りとなりました。)

 かつて、糊化生地(小麦粉を熱湯で練って寝かせて甘味を出したもの)をパン生地に配合して、もともちしっとりした食感の「もちもちパン」をアイテムのひとつにしていました。

 つまり、小麦粉の「糊」を入れたパン生地なのですが。

 この糊化生地を作って寝かせるというのが、結構な手間だったのですわ。寝かせすぎると、古くしちゃって酸味がつくし…。寝かせないと甘味が出ないし。

 美味しいんだけど、本音は「めんどくせー…。」

 糊化生地の代わりにモチ性米粉の生地を配合してみたのが、今回の「もちこパン」です。

 で、案の定!わおっ〜!もちもちしっとり。ん?でも、どこかで、いつか食べたことのある食感…。と、思いきや、よくコンビニなどのパンコーナーに並んでいたモチモチパンとそっくりでございました。(糊化生地の方のモチモチパンとは、また、違う食感です)。

 そーか…。あれって、もしかして、餅粉使っていたのかなあ?

 今回は、白玉粉を使いました。白玉粉60g+水60ccを捏ねて=120gの餅生地を用意します。中種150g、小麦粉300g、塩、水200cc、そのほかの副材料(砂糖、粉乳、バター適量)。

 パン生地材料の方を十分捏ねてグルを立ち上げてから、餅生地を捏ね混ぜます。

 それでも、製パン性が下がるので、一次発酵中のパンチ入れ、成形時の十分なベンチタイムの確保が必要になります。(はっきり言って、生地切れしやすい)。

 焼成はイメージ通りの「パニーニのパクり成形、ナンの両面焼きスタイル」で、思い通りに焼き上がりました。

 和風総菜を具にしてサンドイッチにしても合うもちもちの「もちこパン」です。たまには、噛み心地の引きが強いパンもいいものです。