道産子フード特集

 「北海道の食」特集の撮影時、あまりにもタイミングよく、北海道から摘みたてのクレソンが届きました。

 撮影被写体は全て北海道産の素材でした。

 ハスカップと蜂蜜を発酵させたハスカップビネガーのサラダドレッシングが、中央。クレソンは、ドレッシングを添えた生のサラダでも美味しいけれど、お浸しにして鉄火味噌とゴマ油で和える和風料理も美味しいものです。

 北の大地、自然の恵み。塩漬け山菜の保存食は、ワラビ、フキ、キノコ。(yuukoさん、感謝どすえ。)

 ワラビは油揚げと一緒にふんわり柔らかく炊いて煮含め、フキは身欠きニシンと共に濃い味の佃煮に。キノコは大好物の甘酸っぱいみぞれ和え。トラ豆は、田舎風の煮豆に。(このに豆を入れて蒸しパンを作り撮影)。

 北海道大豆で作った豆味噌。その豆味噌から作った甘味噌、鉄火味噌。

 北海道米で作った麹、みりん、精米時に出た糠で作った糠漬け。

 北海道小麦で作った酵母パン、焼き菓子。

 雑誌の誌面には限りがあるので、全ては写真に載りませんけれど、すごい品数でした。
 コメ、ムギ、マメ。この三つの三大穀物の産地、北海道。この素材があるだけで、食生活の土台のすべてが作り出せてしまうのです。
 かてて加えて野山の自然産物、そして、豊かな海の資源。食材宝庫、食材王国の北海道です。

 世界的な穀物食糧が危機に瀕した今、自国の食材を大切にして、限りあるシンプルな素材から、ありとあらゆるものを作りだす知恵と努力が、一番必要なのでは…と、かんじた瞬間です。北海道の地産力は、これから、もっと見直されてゆくと思っています。

 え、冷蔵庫?・・。ちゃんと掃除したわよ。