夏になると、作り置きの「煮豚」が、日々暗躍するのです。
まず、煮豚と一緒に、トリ手羽先も鍋に入れてしまいます。
大鍋で、肉類を酒(か、紹興酒)、みりん、塩、醤油、ショウガ・長ねぎなどの薬味と共に、ひたひたより多めの精進ダシ(昆布、乾ししいための戻し汁)で1時間ほどコトコト煮ます。(ここまでは比較的薄味です)。
この段階で、一度火を止めて、薬味類は取り除きます。そして、小さめサイズの鍋2個に豚肉と鶏肉を別々に入れ分けます。二つの鍋に、煮汁をひたひたくらいまで入れます。
煮汁は、大鍋の中に、かなりの量が残ります。
1・この残りの煮汁をラーメンスープのベースブロスに回します。とても旨味出しのきいた力強い味の濃厚ラーメンスープになります。
さて、鍋ふたつに分けたポークブロックと鶏手羽先。ポークの方には、みりん、醤油、赤トウガラシ(好みに応じて砂糖など)を適量補充し、味付けをたしかなものにし、鶏手羽先の方には、好みで黒酢、ニンニクなどを補充します。
2・ふたつの鍋を弱火でコトコト30分ほど煮ます。はい、これで、煮豚と鶏手羽先のトロトロ煮、2品の出来上がりです。
煮豚は溶きカラシなどを添えて、おかずにどーぞ。手羽先の煮込みは、コラーゲンたっぷりの元気食。酒のつまみにもなります。
3・残った煮豚は、後日に「ゴーヤと揚げ豆腐のチャンプルー」になります。(味付けの出汁代わりに、煮豚の残り汁も炒める際に混ぜ加えます)。これが、写真です。
煮豚は一口サイズに切り分けます。ゴーヤは薄切りの軽い塩ゆで。木綿豆腐は水切りを軽くしてから、あぶらで揚げます。揚げた方が、水っぽい味にならず、形崩れしないからです。玉ねぎ適量を薄切りにして加えます。炒り卵を作り、他の材料をおおかた炒めたら、煮豚の残り汁を回し入れ、塩コショウで味を整えて炒め上げます。(煮汁を加えるのが、美味しさのポイントです)。
はい、これで、ゴーヤチャンプルーのできあがり。
4・ちなみに、薄切りしてから塩ゆでしたゴーヤは、千切り大根、千切りミョウガと混ぜ合わせ、ごま油をまぶしておきます。これは、チャンプルーに全て使わずに、半分を取り残しておき、ポン酢などをかけて、ゴーヤと大根のサラダにします。
揚げた木綿豆腐は、当日なら、そのまま揚げだし豆腐にも。翌日以降なら、甘辛く煮つけて、豆腐料理へと転用。それが、メンドーでしたら、味噌汁の具にしても美味しいです。
はい。ここまで、四段活用でした。1・ラーメンスープ、2・煮豚と手羽先の煮物、3・チャンプルー、4・サラダと揚げ豆腐。(実質的には、すでに6、7品の料理に使い回していますが)。
さて!では…。
5段活用の5・とは何でありましょうか?これは、昨日の教室ではお出ししていないものです。
五つ目の活用法は、トロトロに煮溶けた手羽先で作るミートローフなのです!「コラーゲンローフ」(!?)。っても、まあ、パテみたいな感じですがね…。
これ、作るの、これからなんです。まだ、なの。だから、画像がないのよ。
ということで、五段活用の5・は、後日…ということで、ごめんちゃいませ。