先日のお菓子本撮影の折り。
キャラメルがけして焼きこんだアーモンドクッキーが、編集者のA子ちゃんやカメラマン氏に、大好評でした〜。エヘン!
焼きキャラメル(カリカリのヌガー)onクッキーに、さらにクッキー部分にチョコレートコーティング。
(なってこったない、スイス菓子のパクリなんだけどね。てへへへへ。)
若い娘っ子のA子ちゃんは、例の流行りものの「生キャラメル」の話をひとしきり。
売れ筋にも流行りものにも、まったくうとい私は、アホのように(つーか、そのものなんですがね)、ポカ〜ンでした。
なにやら、すごく高いらしい。その上、入手困難なほど売れまくっているらしい。その上の上、さらに、すごいすごい売上の高所得らしい。北海道で牧場をやっている俳優さんらしい。歯にくっつかないらしい。柔らかいらしい。
以上が私の得た「生キャラメル」情報でした。
食ったこともないのに、何やら対抗心が沸き上がってきた。んなもん、わしが作ったろうじゃないの。キャラメルクリーム煮詰めりゃ出来上がるんだから。
ということで。
先ずは、フツーにキャラメルを煮詰めます。生クリーム200cc、砂糖200g、蜂蜜30g。グツグツ〜〜〜♪(10分くらいかな)。ここまでが、普通のキャラメルづくり。
で、このあとが「生キャラメルもどき」のキャラメルクリームづくり。
鍋の中が、キャラメル色になったら(地獄谷の泥沼のように湧き上がっています)、生クリーム100cc、牛乳200cc、蜂蜜20gをさらに加えて、加熱します。キャラメルは一度かなり薄まりますが、かき混ぜながら再加熱を15分ほど続けます。
(鍋の側が茶色くなるので、そのカラメル色を混ぜ込むようにして、地獄谷泥沼の泡ボコボコをキャラメル色にしていきましょう)。
好みの色になったら火を止めて、粗熱を冷まし、型に流し入れます。冷やし固めて切り分けて出来上がり。ちょーカンタンです。(こんなもので儲かるなら、私だって生活ラクになるんだけどねえ…・。)
温め返すと溶けるので、溶かしてカスタードクリームと混ぜて「キャラメル風味のカスタード」にしたり、チョコレートムースやアイスクリーム作りに使ったり。
固まったままのキャラメルをガレットのクッキー生地にはさんで焼き上げてもいいです。ブラウニーと共に焼き込んでも美味しそう。(ブラウニー生地との組み合わせは、まだやったことがないので、このあと作ってみますね)。
キャラメルクリームは、お菓子作りにいろいろと使えるので、とても楽しい素材です。
もちろん、そのまま食べても美味しいのですが、差し歯や入れ歯の方は、注意しましょう。また、詰め物の銀歯も、キャラメルと共に外れることがあるので、注意が必要です。
でも、ともかく、生キャラメルは、歯にくっつかずに、柔らかいらしいです。