ぎょえっ。。。今度は若すぎだべ。ミッシュブロート

 巨大なウジ虫出現か!?

 いえいえ、違いますねんでえ。

 心を入れ直して、作りなおしたミッシュブロートです。

 で、でも、今回は残念ながら、全ステージで、少し若すぎたようで、全体的に(今回は逆に)詰まりすぎのご様子です。

 あははははははははは!!!!はあ〜。

 種40%、一次発酵・保温30度3時間半、二次発酵1時間半、総計5時間後の焼成。

 はちゃー、ライ麦パンは季節の変換期には気難しいねえ…・。パン底のあたりが(見えにくいでしょうが)身裂けしているのが、見えますでしょうか?

 これ、若すぎる発酵状態ね。

 まねしてはあきまへん。

 いま、焼き上がったばかりなので、まだ、切れません。たぶん、かなり緻密に、内層がつまっておられるご様子。ははははは。。。。。

 まあ、こんな試行錯誤を毎年繰り返しながら、季節変換時期のお教室のワンアイテムに持ち込むわけです。

 単純にマニュアル化できないからなあ…。

 でもなあ、、、、、。この、毎度毎度の試行錯誤が、(失敗が)、実は楽しいんだよなあ、、、、、…・。。。。。

 ふたつと同じ日はないし、ふたつと同じ季節もないし、ふたつと同じ教室もないし、ふたつと同じ人間も生徒もいないしなあ。

 そして、ふたつと同じパンやお菓子が作れることもないしなあ。

 永劫の自然とともに流れていくっつーことは、ふたつとない、たった今ひとつの刹那のことなんだべなあ…。

 今、って、人間一個一のいのちみたいで、すげえ、大切なことなんだべなあ…。

 笑うな!

 ははははは!

発酵オーバーしちゃったライ麦パン

 ウグイスが歌のお稽古に余念のないこの時期。毎年、必ずやってしまう失敗、発酵過多。

 ライ麦粉50%ブレンドのミッシュブロートです。安定している季節なら難しくはないパンなのですが、温かくなり始める季節の変わり目には、毎年恒例のように、生地を吹かせてしまいます。

 クラムの気泡が粗くなっているのが見えますでしょうか?クラストの張りが失われているのが分かりますか?

 まねしてはあきまへん。

 こういう状態が、いうなれば、イキ過ぎです。リーンなパンは、この時期から、若いめ、若いめに発酵を切り上げることをしなければいけません。

 食べられないというほどの失敗ではないのですが、今まで通りのやり方では、ちょいと別物が出来上がってしまう。

 以降、種減らし気味に、温度低めに、時間短めにすべき季節。

 特に、ライ麦粉や全粒粉など、発酵しやすい粉を使ったものは、要注意の季節になります。

 分かっちゃいるけど、やっちまう!毎年、一度はしくじらないと、気が済まないのよね。

 春は酵母菌の活性が非常に高まる季節です。ある意味では、とても酵母パンが作りやすい季節の到来です。

 活性ある季節に変換するので、一次的に戸惑うでしょうが、桜の花便りのころになると、温かいモードも安定します。

 変換モードに慣れるため、ここのところ、いろいろなパンを仕込みます。昨日の教室では、トレイに多種多様、さまざまなパンが並び、みんな「ワオーッ!まるで、パン教室みたいだ〜!!」と、大喜び。は?

 で、…。いつもは、何教室でしたっけ…??へいっ!らっしゃい!

 「塩たれ、どちらで?」

 来週のパンは、ミッシュブロート(50%ライ麦)です。酸っぱくなっちゃった漬けもの(糠漬け等)をザワクラウトに見立てて作るシュークルート料理と一緒かな?
 ライ麦パンのサンドイッチも美味しいよねえ。生チーズや生ハムや野菜をはさんで。

 そろそろ、外で、ピクニックランチをいただきたくなる季節ですものね!