麹カビ自家採取 その3

 花粉を採取した後は豆味噌麹の欠片の山をザルなどに入れて揺すります。白い紙の上には、花粉混じりの大豆の小さい欠片がたくさん落ちてきます。この顆粒状の花粉はだいづという栄養源が混じっているので、たぶん長期保存には向かないと考えました。ですから、顆粒状の花粉は今シーズンの(次回の発酵食教室での)種麹にしようと思っています。

 写真左側が短期保存用の顆粒状の自家採取種。
 写真木々側が花粉だけを集めてはったい粉で増量した来年用の自家採取種です。

 ということで、今シーズン最後の豆味噌仕込みは自家採取した種菌を使用して仕込んでみます。

麹カビの菌 自家採取その2

 これは麹カビの花粉を集めているところ。粉煙のような花粉が落ちてきます。耳かき1杯分ほどが集まったら、はったい粉大さじ1くらいと混ぜ合わせて増量して小袋に詰めて保存します。この花粉を長期保存に持ち込んで、来年用の種にしてみようという魂胆。花粉なら腐敗や他のカビに取り付かれることもないでしょうし、たぶん半年〜1年くらいは持ってくれるのではないだろうか?と、考えました。この結果はず〜っと先にしか分かりません。

 細い絵筆でカビをはらうと、白い紙の上にウグイス色の粉が落ちます。絵筆をほうきのようにして花粉をかき集めます。全部で5袋作りました。

豆味噌麹の種菌を自家採取。連続3連発でいきます!

 三連ちゃん<その1>

 豆味噌仕込みのシーズンも本仕込み(塩漬け)に入り、そろそろ来年用の種になる菌を自家採取して保存してみようという段階。これは初めての実験です。購入した種(菌)を使うより、自家採取したものをつなぎならら使うほうが、自然の流れに叶っているような気がしたもので。

 先ず、盛大にカビを生やした味噌玉を細かく崩して、さらに全体にカビを繁殖させました。このくらいになると、熱を持ち始めるので、温度が上がり過ぎないように、空気を送り込んだり、涼しい場所に移したりします。