ピータンの寄せ豆腐

 豆腐を作って固めるときに、その中にピータンの角切を混ぜ込み、布巾で茶巾に絞って放っておきます。冷めてから取り出すと、豆腐がピータンンを抱き込んでモザイク模様の豆腐になっています。適当に切り分けて、千切りきゅうりをあしらうと、中華風のお豆腐サラダのできあがりです。豆腐とピータンの組み合わせはなぜか美味しい。美味しいならひとつにして、ピータン寄せ豆腐にしてしまえばいいのだ…と。で、どこかの国に似たようなものがあったような気もします。

 乾燥味噌玉の外側に麹カビを生やす実験は順調に進行中。うっとりするほど素晴らしいカビが外側にもどんどん繁殖中。その生えっぷりのよさに気分をよくして、豆本の原稿へ加筆中。豆味噌作りは、もうこれに決定ですね。種を混ぜ込んだ味噌玉を乾燥させて、それを今度は保温保湿して外側にもカビを生やす。こうすると、熟成も早くなり1年で豆味噌が完成する。乾燥させた味噌玉には時間はかかるけれど確実に正常な豆糀のカビが生えてくる。失敗なしです。乾燥させない味噌玉の外側にカビを生やすのは失敗の確率が高いですから。いや〜、よかったよかった。めでたしめでたし。