玄米麹できましたか?

(本日二度目の更新です。今週の教室パンのアイテム告知は、「パン・ド・ミ」のタイトルをクリックしてご覧ください)。

 昨日は丸一日、マカロン失敗作の続出に振り回されました。

 お歳暮代わりのクリスマス菓子プレゼントに、シュトレーンとコンビでパックしたマカロンが大好評でしたのよー。

 で、調子に乗る悪い癖が出てしまい…。催促されてもいないのに、またまた大量生産!

 でも、製菓製パン材料専門店まで行って「純・粉砂糖」を買うヒマがなかったのです。失敗は、近所のスーパーでコーンスターチの混じっている粉砂糖を買って使ったのが原因でした。

 みなさ〜ん、マカロンを作るときは、「純・粉砂糖」を使う方が得策ですよ。100個近くものマカロンをことごとくひび割れさせて、使えそうなもの極わずか…では残念すぎますです、はい。

 かろうじて使えそうなものも、かなりもろくて壊れやすい代物ですわ。しくしく。

 ところで、教室のみなさーん。玄米麹は完成したでしょうか?ここ数日、そればかりが気になっておりやんしたわ。

 今回はSOSヘルプミー・メールも、さほどたくさん来なかったし。たぶん、うまくいっているのだとは思いますが。土・日は温かかったけど、うまい具合に昨日、今日あたりから、気温も下がってくれたしね。

 玄米麹を使ったいろいろな料理を告知しなければいけないのですが、まだ時間的に余裕がなくて。(すんまへんな。そのうち、ボチボチと…。麹を使った美味しい保存食や漬物は、もっと本格的に寒くなってからの方が安全です。)

 たとえば、買った市販品の味噌の味が、今一つ美味しくなければ、その味噌に麹を混ぜて温かい場所に1か月ほど置いておくだけで、お味噌の味がぐんと上がりますよ。

 麹は、じみーな食材ですが、使い方次第でとても役立ちます。とりあえず先ずは、友麹法で自由自在に麹を生み出せるようになってください。

 ちなみに。

 フードプロセッサーで、30秒ほどガーして、表面に傷をつけた玄米。この「キズもの玄米」も、最高に便利なお米に早変わり。

 普通、玄米は圧力釜で炊かなければ、なかなかふっくら柔らかくなりませんけれど…。

 しかし、キズもの玄米なら、普通のお米と同じ炊き方でも、(吸水が良いので)ふっくらモチモチ柔らかく炊けて、本当に美味しい玄米ごはんになるんです!

 前の日に炊いた玄米ごはんを翌日温め返さずに、そのままいただけるほど、ふっくらモチモチなんですよ〜。ボロボロにはなりません。

 洗った米の浸水時間だけは、長め、半日ほどしています。それ以外には、水加減も炊飯時間も、普通の白米と同様に炊いています。(私は電気炊飯器ではなく、鍋や土鍋でご飯を炊いています。弱火に近い中火にかけて、沸騰したら、9〜10分ほど極弱火にし、火を消して10分蒸らしています)。

 お鍋で炊いたふっくら柔らか玄米ごはんも、今週の教室試食時間でお出しいたしますわ。

 

パン・ド・ミ

 バゲットなどパンのクラスト(焼き皮)が重要なものに対し、皮よりもクラム(中身)の方が大事な「身」のパンがパン・ド・ミです。

 だじゃれのようにも聞こえますが…。

 早い話が、食パンのことです。今週のパン。

 蓋をかぶせて焼いたり(プルマン)、かぶせずに焼いたり(山形食パン)。

 基本パン中の基本パン。一番オーソドックスな大衆パンですね。

 軽い食べ口と豊かな窯伸びが必要になるので、捏ねが長くなります。大衆的なパンと言っても、決してハードルの低いパンではありません。製パン性の高い作業が要求されます。

 ある意味。軽さの中にも味わい深さのある美味しい食パンが作れるようになったら、酵母パンづくりは及第ということです。