嘗め味噌づくりはロックだぜ!タンポポ味噌

 早春の野の草摘みが大好きな森本さんから仰せつかったレシピ課題であります。

「あのな〜、センセー、低カロリーのタンポポ料理、思いつかんかあー?いつも、ベーコンと炒めるだけじゃなあ、ますます太ってしまうけん。」

 あ、あのなあー、べ、ベーコン炒めじゃなあ…。

 彼女の方が、ホンマにベーコンになってしまうわあ。せめて500gだけでもいいから痩せたいと言っていたくせに、「150gすら、痩せないんよー」だと。当たり前じゃわいっ。

 和風じゃ、わ、和じゃ、和食にせんかいっ!

 ということで、第一弾。ゴマ和えと甘味噌に仕立ててみました。ゴマ和えの方は、まあ、月並みな味。ほろ苦さと、甘じょっぱい和え地が合うね。

 お勧めは「タンポポ味噌」!(笑うな)

 ふき味噌ってあるでしょ。ふきのとうの甘味噌。あのほろ苦さって、春にぴったりの味覚だよね。あれをタンポポでやってみた。

 おいしーのよー、これが。タンポポのほろ苦さと豆味噌のこってりしたコクが、メチャ合うんですねー。
 アク抜きしたタンポポを刻んでゴマ油少々で炒めて、醤油、出し汁、みりんを少し加えてタンポポに下味をつけておきます。同量くらいの味噌、半分量の砂糖、みりんを鍋に入れて加熱し、ツヤよく練りあげて、下ごしらえの済んだタンポポを加えて、一煮立ちさせて出来上がり。チョー簡単。

 ご飯にも合うけど、豆腐とかでもいいね。タンポポ味噌の焼きおにぎりなんかもいいねえ。酒にも合いそうだ。

 タンポポを酒のつまみに、一杯いかが、…なんて。

 でも、美味しいと、ご飯がバンバン進み、森本さん、もっと太ってしまうかなあ…。痩せたきゃ、食わないのが一番なんだけどねえ。私も飲まないのが一番なんだけどねえ。

 まあ、いいかっ。はちゃめちゃで。だいたいにしてさあ、タンポポをまじめに和風料理する私が、イカレてんだよな。イェーッーイっ。ロックだぜ。

ダイダイ

 ポン酢や柚子味噌づくりで、徳島の柚子を使い果たしたころです。

 あまりにもタイミングよく、昨夜、今度はダイダイが送られてきました。(森本さん、いつもえろうすんまへん。ありがとうごぜーますだ…。)

 完熟ダイダイは、でっかくって橙色で、迫力ありますなあー。おへその周りのポコポコイボッコロがめんこいです。

 ダイダイの果汁も、ポン酢やドレッシングにぴったり、最高に美味いですよね。

 ダイダイと一緒に早春の摘み草が同封されていました。

 セリ、ミツバ、タンポポ…。まだ、どれも生まれたての柔らかい野生の葉っぱ。

 タンポポはアクが強いので、夕べのうちにすぐ湯がいてアク抜きし、下味をつけておきました。(油も少し回しておくと苦味が緩和されます)。
 春は南からやってくるんですねえ。もう摘み草ですか…。(北海道は、まだ雪にうずもれているというのに。)
 以前、高知から「白花タンポポ」を根っこごと送ってもらって、庭に移植したのです。何年間か、白いタンポポが庭にポツポツと咲いていましたが、いつの間にか絶滅しました。やはり、西側でしか生息しない植物だったのかな…。

 本日は、ちょっとゆくっりモードで、ダイダイ気分。果汁を絞り採って合わせ酢を作り置きしておきます。