土曜日は、お教室でございます

 土曜日は、お教室でございます。

(定員オーバーの教室で、当日の準備が大変になるので、金曜の夕方の更新です。毎度ながら、窮屈な思いをさせてしまいます。どうぞ、おゆるしください)。

 クリスマス菓子のシュトレーンをやります。

 今年のものは、スパイスをあまり使わず(シナモン少々だけ)、「バニラ・ラム酒」ていどの香料で、優しい香りです。

 これは、ラム酒(私、マイヤーズが好き)に、バニラビーンズのさやを漬け込んでおき、バニラの香りをラム酒に移したものです。

 この「バニラ酒」をドライフルーツの漬け込みとか、生地づくりとか、焼き上がったものに塗るとかに、まいど使います。

 酒が減ったら、またラム酒を足して、バニラ風味の酒にして、(バニラ鞘は)何度か使い回しています。

 ホンモノのバニラ鞘って、高いからさあ…。

 こんなふうにして使いでもしなきゃ、破産しちゃうよね。てへへへへ。

 フルーツは、長い期間漬け込んでおいたものに、新しいフルーツを足して、熟成ものと新ものの同居。

 漬け込みが長いものと、新しいものを同時に使うと、同じドライフルーツでも風味が違い、美味しさの幅がでます。

 十数年ぶりのメレンゲ焼き菓子の試運転、練習に作ったマカロンをお持ち帰り土産用に袋詰めしておきました。お帰り時に、お忘れなきよう、お持ち帰りくださいませ。

 おせーぼかわりでんがな。毎度、おおきに。

 みなはんのおかげさんで、わし生きていかれますわ。

 いつも、ありがとね。

 

不揃いなマカロンたち

 久々のお天気。ごきげんよう、お日様〜!眩しいよ〜〜。

 着色料、買いましたわ。赤、緑。

 さよなら、雑巾色のブルーベリー果汁よ!

 しゃーないからつくっちゃえラングドシャーとも、これで、おさらばさ。

 昔の色粉と違い、今は天然着色料なんですねー。昔の色粉は、ほんの少し入れるだけでも、バカ殿様の口紅みたいな色に染まったものだけど。

 天然着色料って、意外にたくさん入れないと、色が出ないものなんですね・・。ふだん、使わないので少し戸惑いましたわ。

 天然なんていっても、原液はかなり毒々しい色です。ビビりましたよ、ホントは。

 白雪姫の毒りんごを作っているような気分だったわ。

 中にはさんだのはホワイトガナッシュ+ピーナツバターの薄茶色のクリーム。

 この作業、子供のころの「まゆ玉飾り」を思い出させる懐かしさです。このあたりでは、まゆ玉飾りを見かけないけれど…。あれって、北海道だけの飾りなのかな?

 まあ、ともかく、クリスマスケーキの飾りらしきものを作りました。まゆ玉飾りと呼びたい気分。めでたし、めでたし。

 どいつもこいつもサイズがテキトーなんですよ〜。同じ大きさの生地を見つけて合わせる作業は、貝殻合わせ遊びのごときじゃった。

 マカロンの甘さは私の口には合わないけれど、作るのだけは本当に楽しいですね。

 メレンゲ菓子づくりは、卵黄をたくさん使うケーキ(たとえば、クラミックなどのブリオッシュ生地)と同時に行うと、卵白も卵黄も持て余すことなく、同時に有効活用できます。

 同時に作る余裕がない時には、短い期間なら冷凍やチルド保存も可能です。(長期保存のものは質が下がるので、お菓子作りには向きません。1,2週間以内には使いきってくださいね。え、去年のもの?ダメに決まっているでしょ、捨てちゃいなさいよ。博物館のマンモスじゃあるまいし…。)

 一応、マカロンのレシピ。

メレンゲ(小さい卵2個の卵白=50gくらい+粉砂糖大さじ2)
粉(アーモンド粉60g+粉砂糖100g)

1・アーモンド粉と粉砂糖を混ぜ合わせ、ストレーナーに入れふるっておきます。

2・メレンゲを硬く立てます。

3・2に1を入れて、混ぜ合わせます。均一に混じったら、泡をつぶすような気持ちで混ぜ、生地を殺し加減にして、リボン状にします。(ゴムべらから、途切れずタラタラと帯状に流れる状態)。→ここ大事。

4・絞り袋に詰めて、2cm直径くらいに、丸く絞り出します。(天板にはオーブンペーパーを敷いて置いてね)。

5・室温に置き、1時間前後、乾かします。(指で触れて、生地がくっつかなくなるまで)。→ここ大事

6・180〜190度に余熱したオーブンに入れて、2分半くらい焼きます。(丸の側の部分がカサカサになって生地が少し持ち上がるくらいまで)。

7・オーブンを止めて、そのまま4,5分放置しておきます。(これは余熱を使って低温での加熱を続けている状態)

8・(オーブン内の温度が130〜140度くらいに下がっているので)オーブンを140度に設定して、4,5分ほど再度、低温加熱します。つまり、最初の短時間だけ高温で、あとの低温焼成は合わせて10分くらいの感じ。

 気温(温度や湿度)の影響を受けるお菓子作りなので、やはり、カンみたいなもの大事ですね。