お砂糖つかわないジャムにもなる

 先日の画面「フルーツバスケット」で、ちらりと書いた「低温乾燥焼き」のいちじく。(100度で1時間以上)

 画像は冷凍状態のものです。(写真がへたっぴで、実際の色が出ていませんが、実物はルビー色を濃くしたような深紅で、とてもきれいなんです)。

 焼くというよりは、果肉が煮詰まって凝縮された状態なので、とても甘くて味が濃いのです。(地元・国分寺産のいちじくです。スーパーのものより、ずっと美味しい)。

 凍ったものをそのままいただくと、フィグのシャーベット。解凍すると、ノンシュガーのジャム状態になります。(レモン汁やカボス汁をかけて酸味を添えます)。

 濃縮すると、果物が持ている本来の甘さ(果糖)だけで、十分糖度が高くなります。

 無水調理の一種ですが、砂糖が不要なのは助かるね〜。オーブンに入れたら、あとは放っておけるのも助かる。(普通のコンフィでは、こんなわけにはいかないよ)。

 只今、ラ・フランスを実験的に低温乾燥焼きしている最中です。ラ・フランスは煮るとますます柔らかくなっちゃって、どうも心もとないです。

 レモン汁と白ワイン少々を振りかけて、100度のオーブンの中にぶちこんでみた。

 うまく濃縮ジャム化できるかな?

 名残惜しみの秋の産物。大慌てで保存作戦、最前線です。濃縮ジャム化したものは、瓶詰めにして脱気か、さもなければ冷凍で保存。

 しかるのちに、パンづくり、お菓子づくりに活用いたしましょう。ともかく、いちじくは、OK、お試しあれ。(ラ・フランスはまだ、待っててね。このあと、リンゴもやってみるね)。

 あ、そうそう。先のフルーツバスケットは、大好評でした!果物の下には(つまり、ペストリー生地の上には)ケーキクランチと、カリカリに焼きあげて砕いたアーモンドヌガーを詰めて、その上にフルーツを置いたんです。

 ペストリー生地に、ケーキスポンジ味、キャラメル味が加わって、フルーツの味がますます冴えていましたよ。

 ということで、図に乗って、果物加工にせいをだしているわけよ。