ぽてとのリュス

 イモのくせして、アバンギャルドなポーズをとっていますね。

 ポテトのリュスティックが、今、焼き上がりましたよ〜。

 ともかく、始末に負えない緩さです。べたべたを通り越して、ドロドロ。これじゃ、新人さん多数&初出席者がいる今週のパンにはできないと思いました。

 ギョッとされちゃうこと、間違いなしです。

 このリュスは、居直ってオリーブオイルなども混ぜて、チャパタ(=イタリアのスリッパみたいなサンドイッチ用のパン)にしてしまうほうが良いような気がしました。あと、もう少し工夫と改善の余地ありですね。

 もし、イモをやるにしても、ポテトのフランスパンのほうが、初心者の方たちには扱いやすいです。

 このレシピ、わけあって書けないんです。別に企業秘密というわけではないんですけどね。

 小麦粉300g、マッシュポテト300g、塩小さじ2、水200ccを考えていたのですが…。

 わざわざ、隣の市の小金井のいなげやまで行って、お国自慢の「真狩産のニセコ男爵」を買ってきました。真狩村は、我が田舎ニセコ町のお隣の村です。

 マッシュポテトにするために、蒸したら、ホックホク ♡ ♪ ♡

 あまりにも美味しそうなので、つい、お味見。バターをつけて食べてみました。

 ウルウル感涙もののウマさなのです。やっぱ、うちの田舎のイモは違うわ!甘さが違うわ!ホクホクさが違うさ!香りが違うべさー!ウメ〜〜〜!

 やめられない、とまらない♪

 さて、ポテトのリュスを仕込もうとした時です。…・。惨事はその時に発覚したのです。

 蒸したジャガイモが、230gしか残っていなかった。

 食い過ぎたのです。どうしよう、オロオロ。レシピが書けません。

 やむなく、重量不足のイモと、水を多め(260cc)で生地を捏ねました。

 所詮、相手はイモパンです。何をどうやっても、やってもイモパンにはなるのです。その上、リュスティック(=いい加減、粗雑、簡素、自由なという意味で、私のためにあるような言葉)ですよ。レシピなんかも、リュス系でいいわけよ。

 まあ、無事に(?)、ぽてとのリュスはできあがりました。