今、刺身用のスルメイカが、安価で、しかも最高に美味しいですよねー。
エンペラとゲソは、甘辛く焼き、そして、胴は刺身ですね。
胴の中に入っている一番大きな内臓が、レバーです。これが、また、美味しいのですよ〜ん。
北海道人は、このイカの肝臓を愛着こめて「ゴロ」と呼びます。(東京じゃ、たぶん通じない方言だと思います。)
で、このゴロちゃんを塩漬けにすると、まるで、塩ウニのような、とろけるウマさになるのです。
つまり、イカのわただけの塩辛みたいなものです。ゴロ丸ごとに、酒を少しぶっかけて、多めの塩をふり、(もし、あれば、イカの塩辛の汁か、ナンプラーなんかも、少し、したたらせ)、好みで赤唐辛子だの、コチュジャンだの、柚子の皮だのを適当に。
あとは、冷蔵庫で数日、放っておくだけ。
ほどよく塩漬けされたゴロをほぐして、イカゲソ焼きなどのソースにしてディップしていただきます。もー、メチャクチャ美味くて、酒がガンガン進みます。
このゴロの塩辛を味付け調味料にして、イカの輪切りを炒めても美味しいよ。イカの醤油の「いしる」よりも、ゴロの塩辛をイカ醤油として使う方が、私は好きです。
で、前ふりが長くなりました。
すんません。本当は、イカは、どーでもいいんです。タイトル・画像と、本題が全然別々の分裂症的本文の本日です(いつもそうか)。真実の本題は、以下です!
(無理やり、何か強引に、タイトル=本題に結び付けようとしている)
たった今、私は「白醤油」の仕込み中です。色の淡い小麦醤油です。さらに、もう一つ、とんでもないものを仕込もうとしております。
酵母パン(フランスパン)に豆味噌用のコウジカビを培養して、「パンで白醤油!」を同時に仕込もうとしているのです。
早い話が、白醤油は味噌用のコウジカビで種付けします。このコウジカビは、うちのパンに自然発生しやすく、どうやら、とてもパンが好きなカビのようです。パンに生えたコウジカビを増殖させて、豆味噌だのたまり醤油だのを作っている近年です。
小麦粒の精白は、精麦機がないと、なかなか難しいです。それなら、いっそのこと、パンと大豆を豆味噌麹にしちゃって仕込めば、醤油ができるのではないかという仮説を立てているのです。だって、パンは、もともと小麦ですもの。原材料的には、矛盾はないのです。
そして、フランスパン(元・小麦)に豆味噌用のコウジカビを生やして、麹にしちゃうことなんか、いとも簡単です。
古代人は、パンから、ビールを作っていました。それならば、パンから醤油が作れないわけがありません。どちらとも、麹と酵母による発酵液体ですから。
もし、酵母パンから、自家製の白醤油が作れるのなら、私たちの教室にとって、これほど画期的なオリジナル調味料はありませんよ!
全ては、先ず、「実験」です。しかも、私の仮説に基づいた心もとない推測から始まります。でも、今後の実験報告をお見逃しなく。失敗して泣いているかもしれない。(笑っていいとも)。
やるぞ!わしは、やる。パンから、白醤油を作るのだ。アホと笑われようが、やるんだもーん。